case11

 お客さんと俺は存在しないはずの女の声の正体を突き務める事にしたんだ。怖さはあるものの、心霊現象なんてのが本当にあるのかな?とも内心思ってたし、華岡さんにさっきも話した通り、気になる事は即解消するて性分だからよ。俺はお客さんを部屋へと入れ検証をする事にしたんだよ。


 「心霊現象?そんな事あるわけないだろ!!お客さんよ、世の中は科学が全てなんだよ、科学で認められてない事なんてのはほとんど嘘ぱちなんだよ!!じゃ、お客さんも部屋に入って具体的に確かめようか?2人でこの声の主の正体をさ」


「運転手さん、そんなに怒らないでよ。何も幽霊の仕業だって断定してないじゃん。でも、俺は怖いけどな。あの声はこの世のものじゃない感じがするんだよ・・運転手さんだってさっきビビりまくってたろよ」

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