第3話 宿題

クウロは少し考えると、口を開いた。



クウロ「二人ともさ、何か興味ある事は?ワルぶる事以外でね。」



ジクウ「ねぇよアホ!」



ミユウ「アホはアンタよ…。」



バウト「あ!俺はあるよ!」



クウロ「一応聞こうか…。」



バウト「なんで俺はこんなに人気者かってのに興味アリアリ!」



ホノミ「イスじゃなくて黒板で殴るわよ?」



クウロ「こっ…黒板っ!?」



ミユウ「クウロがビビってどうすんのよ…。」



ジクウ「もう帰ってもイイ?」



バウト「今日は5時から『おとうさんといっしょ』見ないと。」



ミユウ「…。」



ジクウ「俺はタバコ切らしたから買いに行かないと。」



クウロ「チョコねチョコ。」



ジクウ「ウッサイぞ!魔王の手下のぶんざいで!」



ホノミ「誰が魔王だ…。」



ミユウ「じゃあ宿題ね。明日の昼休みまでに、自分が一生懸命になれそうな事を考えてきなさい。」



ジクウ「ヲイヲイ。こんな不良少年に宿題だぁ?」



ホノミ「やるの?やらないの?」



バウト「やりますとも!」



ジクウ「ハイ喜んで!」



クウロ「イイ加減…この二人の未来が心配になってきた…。」



ジクウ「…。帰るぜ相棒!」



バウト「おぅよ!」



そして二人は再び走り去って行った。

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