8:32 Time is Money ─時は金なり─


「……なるほど。それがお前の奇術か」

「あぁそうなんだ。まだすべてが分かったわけじゃないけどさ……。とにかくこれからは誰かに迷惑を掛けなくて済むんだよ」


 アダールランバの城内にある客室。私とキリサメはエレナの部下に引率された後、クレスから客室で待機するよう指示を出され、その間にキリサメの『主人公補正』とやらについて説明を受けていた。


「利便性の高い奇術だ。まさか人間まで収納できるとはな」

「あれは魔女の壺って呼ばれてた異世界転生者の奇術なんだ。これだけでもちょっとは皆の役に立てるだろ?」

「……どうだろうな」


 キリサメはアダールランバへ帰還すると『暴食の手』という名称の奇術で右手から気を失ったエリンと騎士団長のラファエル、そして手負いのベッキー、花月騎士団の生存者をその場で出してみせた。

 その光景にミールとヤミはポカンと口を開いていたが、クレスは分かっていたように微笑み、ロックは欠伸をしながら鼻で笑っていた。


「……あのさ、お前はアレクシアだよな?」

「……? 何が言いたい?」

「ほら、あれだ、黒薔薇の模様だよ! カムパナと同じ呪印に見えたから、お前が自分から黒薔薇の使徒になったのかって聞きてぇの!」


 自ら黒薔薇の使徒となったのではないか。やや声を荒げながらそう尋ねてきたキリサメに対し、私は左脚に手を触れながら首を振って否定する。


「最期の足掻きで刻まれただけだ。呪印を行使したのもメデューサを始末するために過ぎん」

「そ、そうだよな……! ほんと良かったよ、お前がいつも通りでさ!」


 胸を撫で下ろして安堵するキリサメ。窓から差し込む日光は私とキリサメの間にある客室用の机を照らす。


「……もしもの話だ」

「ん?」

「もし私が心身共に黒薔薇の使徒となったら……お前はどうする?」


 特に深い理由はないがふと思い付いた問いかけ。青空に浮かぶ太陽が雲に隠れたのか、机上を照らしていた温かい日の光は薄れていく。キリサメはそんな机上を見つめてしばらく考え込むと、


「止めてみせるよ」

「──!」


 たった一言だけそう答えた。こちらに向けられる眼差しから感じ取れるのは、キリサメらしからぬ死への覚悟と強い意志。私は少しだけ目を見開く。


「……止めるだと? 殺すの間違いだろう」

「いや、俺はお前を殺さないよ。お前をどうにか説得して元のアレクシアに戻してみせる。絶対に、何があっても」

「お前の中では私が説得に応じるのか。随分とかけ離れた偶像だな」


 太陽を覆っていた雲が通り過ぎ、再び陽の光は目の前の机上を照らす。私は「調子のいい男だ」と心の底で鼻で笑った後にそう吐き捨てれば、客室の扉がノックされラミが顔を覗かせた。私とキリサメの視線はラミへと向けられる。

  

「ワンコたち、ちょっといいかしら」

「あぁいいけど……。何かあったのか?」

「アダールランバの正門に変なのが来て困ってるの」


 ラミは扉の隙間から真顔を覗かせながら簡潔すぎる事情を説明してきた。キリサメは「あー」と説明不足な箇所を指摘しようと一瞬考えたが、口答えをされるだろうとすぐに諦める。


「そのさ、変なのっていうのは?」

「十戒を名乗る変なシスターよ。『我が主我が主』って事あるごとにぼやいている。きっと頭の中に思想の怪物を飼っているのね」

「は? 十戒を名乗るシスター?」

「バカ皇子たちは忙しいし、ラミには本物と偽物の区別がつかないでしょ。だからワンコたちの出番なの」


 要はその人物が本物か偽物なのかを見極めてほしいのだろう。私とキリサメは用件を理解すると、ラミと共に入国するために通らねばならない正門まで向かった。

 未だ国全体に告げられていないのか、街中は相も変わらず和やかな雰囲気。とてもじゃないが明日に吸血鬼共との夜戦が始まるとは思えない。


「……礼を言うわ、あなたたち」

「えっ?」

「あなたたちがいなかったら雪月花はきっと崩壊していたわ。多分ラミの大切な妹だって助けられなかったもの。ラミにとっても雪月花にとっても、あなたたちは恩人よ」


 先頭を歩きながら私たちへ感謝の言葉を伝えてくるラミ。『ワンコたち』と呼ばず『あなたたち』と呼んでいる変化。ラミが本心で感謝の意を伝えようとしてるのだろうと察する。


「それと、悪かったわねサメサメ・・・・。おば様のことであなたを殺そうとして」

「いいっていいって。ずっと変われなかった俺も悪いんだしさ。……けど」

「けど?」

「ラミ、俺の名前はキリサメだからな?」


 苦笑交じりにそう指摘するキリサメの反応にラミは思わずくすっと笑う。その笑みは使用人としてではなく、一人の少女として心を開いているようにも見える。そんな二人の会話を傍観していればいつの間にか正門まで辿り着いていた。


「着いたわよサメサメとシクシク・・・・

「な、直ってねぇし……何かアレクシ・・アにも変な名前付いたし……」


 飛び火を受けて妙なあだ名で呼ばれながらも、正門の向こう側にいるであろう十戒のシスターの様子を窺ってみる。


「本当に十戒なんですっ! どうして私の話を信用してくれないんですか……?!」

「信用とは言ってもなぁ……。この国はロザリア大陸の十戒についての情報がないんだ。せめて紹介状とか持ってきてくれないと……」

「あれ、あのシスターの人……どこかで見たような……」


 男の門番と口論するのは茶色の長髪に、白を基調とした修道女の衣服を身に纏う若い女性。片手には聖書らしきものを抱え、巨大な背嚢はいのうを背負っていた。


「そ、それではドレイク家の領土が吸血鬼に支配されてた話は知っていますか? この話は機密なんですが、実はその後始末として私が森林ごと食屍鬼を焼き払って──」

「機密を俺が知ってるわけないだろ……」

「うっ……我が主、もうダメみたいです……」


 脳裏を過るのはシメナ海峡を渡る前にジェイニーに招かれた茶会。私がジェイニーに決闘を申し込まれ、完膚なきまでに叩きのめした際に、

 

『私は五ノ戒Floraフローラ Abelアベル。貴方が虐げていたこの子のお姉ちゃんです』


 間に割り込んできた十戒の一人。前方で門番を必死に説得しようとする修道女は間違いなくフローラ。私とキリサメは顔を合わせると正門を潜って、フローラのそばまで歩み寄る。


「あのぉ、すいません……? もしかしてフローラさんですか?」

「あぁ我が主……ついに幻聴までもが……」

「まずは前を見ろ」

「……へっ?」 


 両肩を落とし負の思考に囚われているフローラ。私は呆れながらも俯いているフローラの顎に手を置き、無理矢理顔を上げさせた。


「あっ、あっあぁあぁああぁあーーっ!? 貴方たちは茶会で私の大切な妹をぼっこんぼっこんにしてた……!」

「いや、あの、俺はしてないです」

「よ、よかったですっ……! この方が私を十戒だと信用してくれないんですよっ! どうにか説得してくださいっ!」


 こちらの返答を待つ門番の男。私はラミと視線を交わしながら小さく頷く。


「この女は確かに十戒だ。嘘はついていない」 

「えへんっ、ほら言ったでしょう?」

「しかしラミ様、証言をするこの者の話こそ信用しても良いのですか……?」


 堂々と胸を張っているフローラを無視し、門番の男は私の言葉に対する信憑性をラミへ確かめる。


「心配する必要はないわ。ラミとバカ皇子が彼女が信頼におけることを保証するわ」

「わ、分かりました。……十戒様、ようこそアダールランバへ。先ほどの無礼の数々、どうかご容赦ください」

「いいですよ。我が主貴方を許します」

「それ、フローラさん自身は許してないような……?」

 

 キリサメの小声による指摘を耳にしながら私たちは再び正門を通り抜ける。やっとのことで入国できたフローラは正門の隅で荷物を置いてその場に座り込んだ。


「じゃあそのシスターワンコのお世話は任せたわよ」

「ん? 用事でもあるのか?」

「……ええ、ラミは大切な約束を果たさないといけないの」


 ラミは少しばかり寂しい表情を浮かべるとそのまま街中へと消えていく。私とキリサメがその後ろ姿を見送っていると、フローラがこちらに聞こえるほど大きな溜息をつく。


「疲れ、疲れましたっ……。クルースニクからここまでずっと野宿して、ずっと歩いてたので、もうへとへとですっ……」

「そもそもお前は何の用件でこの国へ来た?」

「それがですね……」


 私の問いに返答しようとフローラはぐったりとした様子で自身の旅路に付いてこう説明する。


『我が主……や、やっとネクロポリスに付きましたぁ……』


 当初フローラがティアから与えられた指令は『ネクロポリスへ向かうこと』だった。その指令を果たすためにネクロポリスへいざ訪れれば、


『はへっ? 誰もいない……?』

 

 そこはもぬけの殻だった。それもそのはずでネクロポリスの一件は全て解決済み。十戒のルーナとエリゼが後処理をしている。しかしそのような情報をフローラは知らなかった。


『も、もしかして、ネクロポリスの場所が変わったのでは……?』


 色々と考えた結果、フローラはネクロポリスの町が別の場所に変わったのだと思い込み、北を目指して雪月花の領土へと足を踏み入れたのだが、


『我が主、ど、どど、どうしましょう? ネクロポリスってどこにあるんですか?』


 大蛇の風穴の影響で廃村が増えている現状、ネクロポリスの所在を誰かに尋ねることができず、雪月花の領土をひたすらに歩き回ったらしい。だが一向に見つからず、食糧や水も消費し切ってしまい、最終的にアダールランバへ行き着いたと。


「ほんとに大変だったんですよ……。大きな蛇に追いかけられて、空から鉄の槍とか鉄の剣とか飛んできて、我が主に見放されたと思いました──」

「ネクロポリスはお前が最初に訪れた場所で間違いない」

「へっ……?」

「町の人間がいないのは面倒事に巻き込まれたからだ。だがすべて片は付いた。その後のことは知らんが……恐らくルーナとやらが後処理をしたのだろう」


 私が淡々と真実を述べるとフローラは地面に両膝と両手を付いて四つん這いの体勢になる。


「わ、我が主……船酔いの時から、見放していたのですね……」

「ま、まぁまぁ! ほら『人生は山あり谷あり』って言うじゃないですか!」

「山と谷を歩くのは……どちらも辛いです……」

「あぁ確かに……って、そうじゃなくてですね──」

「フローラ? シスターフローラではないか!」


 キリサメの言葉を遮るように遠方から聞こえてくる甲高い声。その方角を視認してみれば駆け寄ってくるのはエレナ。


「エ、エレナさん……我が主と妹に見放されてしまったんです……」

「うむ? 話が唐突過ぎるぞ貴様……? きちんと起承転結をなぞって説明をしてくれ」

「船酔いが辛くて、一人が辛くて、野宿が辛くて、とにかく辛くて……」

「余計に伝わらんのだが……」

 

 意気消沈したままのフローラ。困り果てるエレナを見兼ねたキリサメは先ほど聞いたフローラの経緯を説明する。その隣で私は青く澄んだ空を見上げ、


(……第二次終末しゅうまつ聖戦せいせんか)


 相も変わらず空気が読めないと嫌気が差した。



────────────────────



 ロザリア大陸、栄光の国グローリア。

 グローリアの東側に位置するEastイースト Thesisテーゼから港町シメナへ向かおうと歩を進める皇女が一人。


「出発するか」


 血染めの皇女ヘレン・アーネット。

 手持ちは愛用の大型リボルバー銃、ヘレン用に製作された白いルクスα、金剛石で作られた杭。食糧も水も持たず、馬も用意せず、それだけの手持ちで東門を抜けて外へと足を踏み出した。


「初めてだな。野生のキツネに狙われるのは」


 シメナへ向かおうとする道中、ヘレンは足を止めると周囲に聞こえるよう独り言を呟く。しばしの沈黙の末、一枚の青葉が地面へ触れると後方の木陰からキツネの面を覗かせる人物。


「私も初めてですよヘレン。勝ち筋のない狩りに挑むのは」


 四ノ戒ティア・トレヴァー。

 誰にでも支給される黒のルクスαを腰に携え、ヘレンの前に姿を現した。ヘレンはその場で振り返るとティアのキツネの面を見つめる。


「ティア、私の足止めを行動に起こせるのは君しかいない。実際のところ、いつ止めてくれるのかと私は心配していたんだ」 

「でしたらヘレン、止まれと言えば止まってくれますか?」

「残念だが、今の私は自分の意志で歩を止めることすら許されない。……ただし歩を止められたとなれば話は変わってくる」


 ティアはその場から静かに飛び立つと無音のままヘレンの進行先へと立ち塞がった。向けるのはルクスαの矛先。


「ティア、それは模擬刀か?」

「いいえ、刃が研がれた本物のルクスαですよ」

「安心したよ。殺すつもりで来てくれないと私は止まれない」


 ヘレンは鞘から刀剣を抜くことはしない。武装の状態は素手のまま。しかし彼女は『不死』という人知を超えた加護を与えられている。たったそれだけで勝敗は既に決まっているようなものだった。


「適度に殺してくれ。私も可能な範囲で手加減はする──」

「ヘレン、もし私が十回でも貴方の首を飛ばすことができた暁には……約束してほしいことがあります」

「……約束?」

異世界転生者トリックスターへの執念を捨てる約束です。貴方は未だ過去に囚われているでしょう。カイト・キリサメ、彼がグローリアに姿を見せてからは……その執念が更に強くなっています」


 ティアが交渉を持ちかけるとヘレンは目を閉じながら何度も小さく頷き、


「すまないティア──」


 ゆっくりと瞼を開きつつ顔を上げると、


「──手加減はできなくなりそうだ」


 紅の瞳を真っ赤に輝かせながら口の端を吊り上げて不気味に微笑んだ。



────────────────────



 アダールランバのとある食材店。

 古い建築なのか木製の床がぎしぎしと音を立てる。そこに顔を出していたのは雪月花の三人と使用人の三人。


「兄様、懐かしいですね。カルメラ叔母様のお店に来るのは……何年ぶりでしょうか?」

「俺にも分からない。けど長いこと顔を出せていなかったのは事実だろうな」

「あっ、見てください兄様! この落書き、雪月花で描いた似顔絵です!」


 ミールが見つけたのは棚に飾られた一枚の画用紙。そこに描かれていたのは左からスノウ、クレス、ミールの似顔絵。クレスとスノウは自然とその棚の前に集まる。


「……懐かしいな。確か姉さんが俺の似顔絵、俺がミールの似顔絵、ミールが姉さんの似顔絵を描いたんだよな」

「ふふっ、やっぱり兄様の絵は素敵ですね♪ 私たちの中で一番上手です♪」

「まぁそれは前世で──って、俺の似顔絵はどうなってるんだ姉さん? 実の弟を描くのが大変苦手なようだが」


 スノウがクレスの似顔絵を、クレスがミールの似顔絵を、ミールがスノウの似顔絵を描いた幼少期の時代。ミールに褒められたクレスは自身の似顔絵を確認し、スノウを半目で見つめる。


「不敬者、芸術に正解はありません」

「弟の顔に正解はあるんじゃないか?」

「ありますか?」

「あるだろ」


 雪月花の三人が似顔絵の画用紙を眺め他愛もない会話をしている他所で、ルミとヤミは箱に入った粘土の人形を手に取っていた。


「この人形、覚えていますかヤミ?」

「お、覚えてるよ。私たちが仕えたい理想のご主人様を想像して作ったよね?」

「ええそうです。これが私で、これがラミで、これがヤミのです」


 ルミの人形から彷彿とさせるのは清く美しく何事にも動じない主人。ラミの人形から想像させるのは頭脳明晰で道理の筋を通し可も不可もない主人。そしてヤミの人形からイメージさせるのは朗らかで優しく笑顔の素敵な主人。


「ヤミ、あなたはミール様に仕えて後悔していませんか?」

「うん、後悔してないよ。ミール様に会えて本当に良かった。……お姉ちゃんは?」

「私もヤミと同じです。私は最期を迎えるまでスノウ様と共にこの道を歩むつもりですから」


 ルミとヤミが姉妹で微笑ましく会話をしている光景。雪月花が似顔絵の画用紙を見て談笑している様子。ラミは交互に見つめた後、カルメラが座っていた椅子を静かに見下ろす。


「……おば様、またみんなで来たわよ」

 

 そして寂し気な表情でボソッと呟くと少し埃の被った椅子に手を触れた。少し動かすだけでギシギシと鳴り響く音。けれどラミはその音を聞いてカルメラがそこにいるのではないかと錯覚し、少しだけ安堵してしまう。


「ラミ、急かして申し訳ないがもう行かないといけない。明日の夜はすぐそこまで迫ってきてる」


 数分か、数十分か。時間はあっという間に過ぎ去り、店の入り口に立つクレスに声を掛けられる。


「クレス」

「……どうした?」


 ラミは背を向けたままいつものあだ名ではなく『クレス』という名で呼ぶ。クレスはやや驚きつつも返答を返す。


「あいつらに負けたくないわ」

「ラミ……」

「おば様だけじゃなくておば様の居場所も失うなんて嫌。絶対に、嫌なの」


 両拳を強く握りしめ肩を震わせるラミ。クレスは無言でそばまで歩み寄ると右手をラミの頭に乗せた。


「安心しろ。勝ってみせるさ」

「……」

「だから行こう。カルメラ叔母さんの為にも、俺たち自身の為にも」


 クレスに優しく諭されたラミは静かに頷いた後、二人で店の出口へと向かう。ラミが手に掛けた古びた扉。先に店の外へ出たクレスに続こうとした瞬間、


 ギシッ──


「……おば様?」


 一人でに木の椅子が傷んだ音を立てる。まるで「いってらっしゃい」と見送るように音を立てた。ラミはしばしポカンとした様子で店内を眺めていたが、


「ラミ? どうしたんだ?」

「……何でもないわ」


 クレスに呼びかけられゆっくりと椅子へ背を向けると、


「ありがとうおば様。また来るわね」


 古びた扉をガタンッと閉めた。



 8:Beauty of The Nature ─雪月花─_END

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