第7話 結月と夜空

 ■side結月~放課後~


 「ああ~まさか千夜と蓮司たちが決闘することになるとわね~」


 「ほんとにビックリした。でも少しうれしいかも」


 「……うん!たしかに!」


千夜が決闘するのはおそらく私たちに格好いいところを見せたいからじゃあないかな~っと思っているんだ~。


 「それにしても夜空はどっちが勝つと思う?」


 「千夜に決まってる。蓮司たちも強いけど千夜には勝てないよ」


 「まあそうだね~。可能性があるのは

黒鋼学園の【覇王】か、聖鋼学園の【勇者】くらいかな~」


 「あとは、【災禍の魔女】とか?」


 「ああ~黒崎静香か~」


 黒崎静香はこの国の超越者の一人で【災禍の魔女】という異名をもっている絶世の美女だ。


 「私あの人のことあんまり好きじゃあないかな~」


 「そうなの?私はけっこう好きだよ」


 「でもな~あの人千夜のこと絶対に狙っているよね~」


 「まあしょうがないよ。だって千夜も超越者だし、強い男に女が集まるのは当然のことだと思うよ?」


 「まあ、それもそうなんだけど~」


 そう千夜はこの国の超越者の一人だ。

しかも露骨にアピールしているし、千夜も千夜でまんざらでもなさそうだし


 「でもあんまり気にしすぎると千夜に嫌われるかも?」


 「うう~、たしかにそうなんだけど~」

 千夜は嫉妬しすぎたり、自分のことを束縛してくる人のことを蛇蝎のごとく嫌っているからだ


 「ああ!そういえば最近白金女学園の

イドラもあやしいよね」


 「うう~、たしかに」


 イドラ・ルクセンブルグは白金女学園の三年生で序列一位。【聖雷の美姫】という異名をもっているこれまた絶世の美女だ!


 「千夜ってすごいモテてるよね~」


 「フフフ。たしかに」

 

 「そろそろ始まるから行こう?」


 「ええ!」


 ~決闘場~


 「うわ~すごい観客!」


 「なんかこの決闘のことは口コミで広がったみたい」


 「ああ!そろそろ始まるよ!」


 ドッカァァァァンンン!

っとぶつかった衝撃で周りが吹き飛んでいく


 「うひょ~すごいね~」


 「うん、たしかにそうだね」


 ズガガガガン!!!!っと音が衝撃とともにやってくる


 「なんか蓮司前よりすごく強くなってない?」


 「うんそうだね。前だったらもう終わっていたからね。相当訓練したんだよ」


 バッゴォォォォンン!!!


 「へぇー頑張ったんだね~」


 「たぶん何回か死にかけたんだと思う」


 「ふ~ん、そういえば蓮司の能力強度って今どれくらいなのな~?」


 「そうだね。たぶん第八くらいかな」


 「へぇ~、けっこうすごいね~」


 「うん。……ああ勝負にでるみたいだよ」


 「おお!必殺スキルか~」


 「うん、でもやばくない?」


 「うわ~たしかにやばそうだね~」


 「うん。だから姉さんの出番だよ。」


 「じゃあいくよ~!《全ての時空よ我に従え》〈ヨグ=ソトース〉!!!!」


 決闘場にいた全ての人間が消えた



 

 


 

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