13話 睦月型の戦い
睦月型の戦い
「よし、敵の基地が見えてきたよ。けど大丈夫? 本当に船を変えただけで、本当に守れるのかな?」
『大丈夫よ。戦艦武蔵なら約30発までなら耐えられるわ』
「ええー……」
本当かな? でも今は信じるしかないかな? とりあえずあたしこと雛は、敵を潰す!
敵基地には、少し人影が見える。治療している人たち、補給物資の確認している人等々、ならとりあえず、監視塔を攻撃だね!
『皐月、君には海上で、12の駆逐艦による対潜行動をお願いするわ。』
「うん、了解したよ」
僕、皐月は機工装着をして、他に駆逐艦を配置、ソナーを起動。周りの潜水艦を警戒する。
数分後
「やっぱり来たよ、潜水艦! 攻撃するよ!」
『魚雷はこっちで受けとくから、敵を叩きなさい!』
「うん、ありがとう!」
敵の近くは……文月だね。僕もそっちに向かうけど、文月を僕の思考運転に変更。これで、僕の思い通りに動いてくれるけど、頭の容量をかなり使うよ。
『皐月! 敵航空機が接近しているわ。あれも頼むわよ』
「うん!」
敵機の位置を確認。うんやっぱり、敵潜水艦と同じ方向から来ているね。そして、その方向に空母も見えるや。これだけじゃ、戦力が足りないから、展開している駆逐艦 長月と水無月をこちらに回そう。そして僕の装着している皐月と、文月で、対空砲火を行うよ! 文月に指令を送って、対空砲火を開始する。
「うーてーうーてー!」
対空砲火とともに威圧コンボ(空の敵を威圧し、恐怖を与えるやつ)を発動、研究の結果、敵に的を絞ることができるようになったから、それで敵だけを狙っていくよ。そして、動きが鈍った敵を、
「奈波、光! お願い!」
「「いいよ」~」
二人が攻撃する。その間にも、ソナーで見つけている潜水艦に長月が攻撃を開始して、空母には水無月が魚雷を撃ち込んでいく。何とかこっちは封じれているかな? でも、潜水艦がまだ倒せていないよ。
『皐月! まだ倒せないかしら? こっちも耐えられるけど、そろそろ致命的なダメージになりそうよ。傾いたら、砲撃が出来なくなるわよ』
「御免マーキュリー。もう少し!」
僕が対潜行動をしよう、ただそうなると、空はかなり疎かになるけど、
「奈波、光。空の様子はどうだい? バフなしで行けるかい?」
『うん、大丈夫。エース機一機だけだから、僕と光で何とかして見せるよ!』
「ありがとう」
ならば、対潜行動に僕が入って、文月が魚雷攻撃に入らせよう。
『皐月、もう少し空母から離れられないかしら? そうしたら、武蔵で、その空母沈められる』
「了解、今すぐ、潜水艦を追い込むよ」
マーキュリーがやってくれるなら、傾いている空母ぐらい無視して大丈夫だよね? 4隻で対潜行動を開始、そして、水無月が潜水艦を撃破した。
「今から離れるよ。ホント、大和と武蔵の砲撃は強すぎだよ」
安全距離まで僕が離れた瞬間、マーキュリーの砲撃で、敵空母が滅んだ。しかし、その向こう側から、武蔵がもう一隻現れて、消えた。
「ん?」
『今のは機工みたいね。ならば機工装着を行ったとみて間違いなさそうね』
「う、うん、睦月型全艦集結するよ! ここであいつを止める!」
『いや無茶よ! でもそれしか方法はないかしら。とりあえず、全員を敵基地に下ろすから、それまで耐えなさい! 後、奈波、光は皐月の援護をお願い!』
「う、うん」
「りょうか~い」
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