手作り弁当は地雷の味 おかわり! ①

本日の弁当は3色鶏そぼろ飯に筑前煮、3種のきのこのカレー炒め、ちくわのキュウリ詰め、カリカリベーコンのポテトサラダ。

我が家のポテサラにはリンゴが欠かせない。食べやすい一口サイズに切ったリンゴの甘酸っぱさと濃厚なマヨネーズを絡めたポテトサラダの組み合わせは至高と言える。

俺は欧風カレーにレーズンでも酢豚にパイナップルでも許せる派だ。

しょっぱい料理に果物系の甘い食材が入るのを嫌がるヤツもいるが、俺は全然構わない。


たまにそういう俺の嗜好を知って声高に「そんなの食べるなんて信じられない!」と言う輩がいるが、放っておいてくれと思う。

お前らの常識が俺の常識とは限らないんだからな。

まぁ、嗜好を押し付ける奴と食の趣味が合わない奴とはそう長く続かないというのは俺の持論だ。

さて、こいつはどうだろう?と目の前の男をチラリと見る。


学生らしく清潔感溢れる短く刈られた黒髪。生まれてこの方一度も染色したことないんだろうな。黒々してツヤツヤだ。

キリっとした太い眉に、男らしいすっとした鼻筋。180センチは軽く越えている長身で胸板も厚く背筋は常にピンと伸びている。

全体的にがっしりとしているが、ゴリゴリのマッチョ体型ってわけでもない。


結局何が言いたいかっていうと高遠軍司たかとうぐんじはイケメンの部類にはいる男だ。ただし、表情さえ動けば・・・だ。

泣いたり笑ったりという感情は全て母親の腹の中に置いて産まれてきましたと云わんばかりの無表情さ。動く彫像かよ。


くあっと大口を開けて重箱弁当の中身をどんどん腹の中に収めていく。早食いだが所作は綺麗で、さぞかし育ちが良いんだろうなと思われる。

高遠に弁当を作りはじめて既に3日経つが「これは苦手で食えない」と言われたことは今のところない。

作る側としては好き嫌いがない方が楽でいいけどな。



あの弁当は罰ゲームの一環で、俺は別に高遠に気があるってわけじゃない!と無表情で圧を放ってくる本人を目の前にして言う勇気も無い俺は、2日目の昼も渋々といった態で手作り弁当を届けにいった。


高遠は重箱弁当を差し出す俺を真っ直ぐ見つめ「一緒に食おう」と低い声で言うと、がっしりと俺の腕を掴み、有無を言わさず人気の無い生徒会の資料室に引き摺り込んだ。


交際2日目でもう何かされるのか!と内心慌てたが、そんな下世話な発想は高遠には無く、静かで誰にも邪魔されない場所で普通に一緒に弁当を食っただけだった。

「いただきます」「ご馳走さま」「ありがとう」資料室に居る間に聞いた高遠の言葉はたったそれだけだった。


表情もエコモードなら、会話もエコモード。高遠は地球に優しいな。俺の精神状態にはまったく優しくはないが。


密室空間に2人きりという難易度が高いイベントに、弁当を食いながら俺の頭の中では可哀想な子牛が売られていく名曲がでループで流れていた。

その日も「弁当箱は洗って放課後に返しに来る」と言い残し去っていく背中を見送り、「無事に切り抜けた」と、そっと安堵の息を吐いた。

あれは普通の高校生が持つ圧じゃねぇよ。めっちゃ怖いわ。どこぞの世紀末な漫画なら覇者になれるレベルだ。



「山本・・・」と高遠が呼ぶ声が聞こえて、思考の彼方へと飛び立っていた意識を慌てて戻す。

既に弁当を完食した高遠は重箱を風呂敷に包み机の上に置いていた。

俺は食べかけの自分の弁当箱を脇に置き、重箱を引き取ろうと手を伸ばしたが、高遠は「洗って返す」と、その動きをそっと片手で制した。

どこぞの武士かよ、動きがいちいち格好良いな。


「食いながらで構わないので聞いて欲しいのだが」

ー オッケーオッケー聞きましょう。


「毎日弁当を差し入れてくれて大変有り難いと思っている」

ー こっちの勝手な都合に巻き込んでる詫びみたいなもんだから、気にすんなよ。


「俺が未熟なために思い至らず、今更こんな事を言うのも申し訳ないのだが」

ー お?これは・・・正気に戻ったパターンか?交際の話は無かったことにする?俺は全然構わないぞ!


「弁当を作ることが負担になってはいないか?・・・金銭的に」

ー そっちかよ!

予想外の話の流れに、口に咥えたちくわに詰めたキュウリがピュッと飛び出した。


「かといって山本の好意に対して金銭を渡すというのも学生らしくない関係だと思う」

ー おいおい、男同士で仲良く交際しようって発想は学生らしいとでも言いたいのか?つか、真面目か!


「そこで考えたのだが、交際に掛かる費用はこちらで負担させて欲しい。弁当は毎日差し入れなくても構わない。だが、昼は一緒に食おう」

ー ピュアッピュアか!交際に対してどこまでも前向きだな!しかも俺とデートもする気満々かよ。


「お・・・おう。俺は全然構わないが、高遠は部活と生徒会で忙しくないか?」

このまま穏便にフェードアウトできないかなと思いつつ、どこまでも真っ直ぐな高遠の視線をぎこちなく避け、ガシガシと残りのオカズをかっ込んで弁当箱の蓋を閉じた。


罰ゲームのネタバレする勇気を持たない俺は、高遠の真っ直ぐな視線が怖い。

もともと接点がなかった相手だ、ネタバレしたことで嫌われようが軽蔑されようがどうでも良い筈なのにそれができない。

ただその時を思うだけで何だか腹の奥が重くなり、背中にじっとりと汗をかくような感覚に陥ってしまう。


「土曜の午前は部活で、午後は道場に通っているが、日曜は空いている」

こいつ剣道ガチ勢か。そういやウチの高校の剣道部けっこう強い方だったな。

九州の新聞社主催で開催される大きな大会に毎年シード枠で招待されるレベルだったはずだ。

去年は高遠も1年生にも関わらず出場して5人抜き達成したとか騒がれてたもんなあ。

俺も小学生の時少しだけ道場に通っていたこともあるが、高遠とは比べ物にならない。無意識に左肩を右手で庇うように撫でている自分に気づき苦笑を浮かべる。


「日曜は空けていてくれ。詳しくは後ほど連絡する」

「空いているか?」と聞かない辺りが憎らしい。完全に俺が高遠に好意をもっていることを前提で話を進められている。

いや、まあ、高遠から見ればそう思うのも仕方ないのか。

それでもじわじわ追い詰められている感に俺は全身がぞわぞわする。


それが厭なのかと云うとそうでもない。付き合ってまだ数日で、バカがつくほど真面目で恐ろしいほど鉄面皮だが根は凄くいい奴だという事はわかった。

悪友たちとわいわいバカをやるのも楽しいが、高遠との静かな時間も悪くはないと思い始めている。


既に絆されかけてる俺って単純過ぎやしないか。




「大善お手」

一見オールドイングリッシュの様に見える大型の老犬は仕方ないと云わんばかりにゆったりした動きでもっふりとした顎を手の上に乗せた。


「なかなか覚えねぇなー」

「大善は頭が良いけんね。八雲やくもはからかわれとったい」

老犬の首筋をもふりつつボヤく俺に手ごろな庭石に腰掛けて休憩していたじぃちゃん先生がカラリと笑う。


「えーマジかー。大善ひでーな。よく散歩連れていってやってるだろー」

大善は俺の膝を前足でタシタシと触れると、その場に伏せ大きく尻尾を振った。これはブラッシングをして欲しいという合図だ。

じぃちゃん先生もマイペースだが、飼い犬も大概マイペースだな。自分の要求にどこまでも素直だ。


仕方なく近くの犬厩舎からブラシを持ってきて傍らに座って丁寧にブラッシングを始めた。

ブラッシングする度に長いふかふかの毛が大量に採れるが、大善の毛並みは一向に痩せることはない。換毛期と云うヤツなのかも知れない。


「お前らはつまんねぇ嘘なんかと縁が無さそうでいいよなー。俺も犬に生まれて金持ちの美人に飼われる気ままな生活してぇー」

ぶつぶつ独り言を言いながら大量に採れた毛玉を集めて袋に詰めていると、校内活動で良く一緒になる顔見知りの下級生が俺の名を呼びながら駆け寄ってきた。


「あー居た居た!3年の先輩が山本先輩に用事があるから、北校舎裏の渡り廊下に来て欲しいっていってましたよ」

「ん、3年?誰だろ」

3年生に呼ばれるような事をした覚えがない俺は怪訝な顔をして首を傾げる。

とりあえず毛玉の処理をその下級生に任せて、言われた場所へと向かってみることにした。




放課後の北校舎の渡り廊下は人気がなく、遠くで部活生の喧騒が微かに聞こえるだけだった。

陽が建物で翳って少しひんやりとしたその場所に、見覚えのある女生徒がひとり待っていた。


「えっと、白川・・・先輩?」

きょろきょろと周囲を見回すが、他に人が居ないから、俺に用事があるのは白川先輩で間違いないだろう。


学園では毎年6月に数名の生徒を集めて、寺の境内にある梅の木から実を収穫して大量の梅干を作っている。

作った梅干は学食に卸したり、学園祭で販売をしたりしていた。

大粒で薫り高い梅干は父兄からかなり好評だったりする。


2年生になった俺は気がついたらじいちゃん先生に手伝いの頭数に入れられていて、収穫から加工までがっつり作業させられた。

まあ、手伝ったお礼に手製の梅ジュースをひと瓶貰ったから、完全なただ働きというわけではなかったが、数日間に渡り大量の梅を外に干したり、室内に移動させたりとかなりの重労働だった。


その手伝いのメンバーの中に白川先輩が居た。

毎年手伝っているらしく、先頭に立ってテキパキ指示をしていたのが印象的だった。


男子生徒で参加しているのは俺だけだったから、これ幸いと鬼のようにこき使われた。

実際本人を目の前に「鬼だ!」と何度も文句を言ったが、「黙れ男子!とっとと働け!」と大きな目をキッと吊り上げて睨まれ封殺された。


可愛い顔してるのにめっちゃ気が強くて怖い先輩・・・というのが、俺がもつ白川先輩の印象だった。


その先輩が何故かほのかに頬を桜色に染めて、キラキラした瞳でこっちを見上げている。

こんな風に女子に呼び出されるのは初めてではないし、これは言わずもがな告白的イベントかなと勘が働く。


ミルクティ色に染めた肩に掛かる髪を綺麗に内巻きに整えて、ぷるんとした小さな唇は薄付きのピンクのリップ。目はくりっとして大きく、身体つきも華奢だけど胸はそこそこあるのが判る。

胸の大小には拘りはないが、これが詰めものでは無いならDはあるな。


あー、普通に可愛い。ここ数日大きくて無愛想な男の側に居たものだから、余計に可愛く見える。

だがそれだけだ。恋愛に発展する余地があるかというと、それは無い。小動物を目の前にしたら反射的に可愛いと感じる感覚に近い。



「・・・でね、山本の恋人に立候補したいんだけど。今、付き合ってる彼女いないんだよね?」

先輩の小さな唇をガン見していたら、うっかり前半部分を聞きそびれたが、概ね予想通りだった。


「付き合うことになってしまった野郎なら居ます」とは言えず、曖昧に笑みを浮かべ、どう返事をしようかと悩む。

経緯はどうあれ、二股というのは俺の主義に反するのでお断り一択しかない。


「いやー気持ちは大変嬉しいっすけど、俺に白川先輩は勿体無いかなと・・・あんま良い噂聞かないっしょ?」

軽い口調で相手を立てつつ、自分を落とすような言い方をしてみる。

実際、他校の女生徒相手に派手に遊んでいた次期もあったから、あながち間違いでもない。


「それなら取り合えずお試し期間ってことで付き合ってみない?」

白川先輩は煮え切らない俺の返事に、押せばいけると思ったらしい。

これは変に気を持たせるのも申し訳ないからハッキリお断りするべきだな、と口を開こうとした瞬間、背後からここ最近身に染みつつある圧を感じた。


ミシリと俺の両肩に奴の手が沈む。振り返らずとも判る。高遠だ。

背中に奴の熱気を感じる。熱い、重い、痛い。

何で全力で掴んでくるのか、もうちょい加減して欲しい。ヤワな俺の肩が死ぬ。


奴の感情の無い視線をまともに受けているであろう白石先輩は突然の乱入者に驚いてポカンと口を開いている。


「残念ですが、山本は俺と交際しているので先輩とはお付き合いできません」

感情が窺えない低い声が俺の頭上から聞こえる。

ー おいおい、本人を差し置いて勝手に話を進めるなよ。


「え、ええ?!山本は高遠くんと付き合ってるの?って、友達じゃなくて、まさかとかをする関係のお付き合い?」

ー ちょ、白石先輩の言うアレとかソレって何ですかね。いきなり話が飛躍してないか。


「はい、とかをする方の付き合いです」

ー 高遠お前は何さらっと話合わせて嘘言ってるんだ。ていうか、絶対意味判ってないだろ。


「男同士で?」

ー 再確認するのヤメテくれ!


「はい、男同士でです」

ー 強調止めろ!俺の風評被害甚だしいんだが!


「ええっ!!」

ー 悪い男に騙された悲劇のヒロインみたいな眼差しで俺を見るのは止めて欲しい。俺、今まで先輩に対して気を持たせるような態度したことないぞ。


白石先輩は大きな瞳を潤ませながら「嘘!信じられない!」と言いながらも、俺とその背後に立つ高遠からじりじり距離を取るように後じさると、踵を返しそのまま校舎の中へと走り去っていった。俺としては当事者の割りに途中で話から放りだされて、唖然とした顔でその背中を見送るしかできなかった。


何とか先輩との交際を断ることはできたが、犠牲にしたものは大きい。

明日から校内に俺と高遠の噂が凄い勢いで広まってしまうだろう。それを想像するだけでも憂鬱な気分になり片手でガシガシと頭を掻き、小さくため息を吐いた。




「高遠・・・」

肩に置かれた手を振り払い、俺の背後で通常運転の無表情のまま立っている180超の長身の奴を見上げる。

たかが10センチ、されど10センチ。奴は見下ろす側で俺は見上げる側だ。何を食えばそんなに育つのか。


部活の途中で抜けてきたのか奴は紺色の胴着に袴姿だった。相変わらず男前だ、悔しいがこの格好は2割り増しで凛々しく見える。


「困っているのを見かねて助けてくれたのは感謝してっけど嘘はダメだ。アレとかソレをする関係って何だよ」

呆れ半分といった俺の言葉に奴の表情が珍しく動き微かに眉を顰めた。

男前が眉を顰めると凄みが増すが怒ったというよりは戸惑っているという雰囲気だ。


「アレとかソレとは何をすることだ?」

やはり全く意味を理解してなかったな。かと言って俺も説明しようにも上手く言葉が出てこなくて、じっと見つめ返す視線から逃れるように思わず顔を背けた。

やだよこのピュア童貞、そこから説明しないと駄目なのかよ。話の流れで察しろよ。




「・・・キスとか・・・その先の事だよ」

間を置いて、ボソリと聞こえるか聞こえないかの音量で多少ボヤかして答える俺の眼前に影が降りる。

伏目がちの奴の顔が息が触れる距離にあるなと思った刹那、唇に熱をもった何かが掠めるような感触が伝わる。


「おっ、わっ!」

反射的に仰け反るように一歩下がった。

イメージする行為と違った様で、奴は無表情のまま思案するように「難しいな」と呟きつつ首を捻った。


「とりあえずキスはしたぞ。これで嘘じゃなくなったな」

どことなく奴の声音に「これで問題は解決した」という満足そうな響きを感じる。

問題は其処じゃねぇし、何考えてんだコイツは!


唇を触れるどころか掠めるだけでキスしたと思うピュアさの持ち主の癖に行動には一切の躊躇いがない。

なんかこっちのほうが変に意識してしまって恥ずかしくなってしまう。


キスなんて今まで付き合ってきたガールフレンド相手に何度だって交わしたし、ヤリたい盛りだからその先の場数もそれなりにこなした。

そういう意味の経験値だけは高遠より高いはずの俺が、こんなキスなんて言えないようなキスに心臓の鼓動が跳ね上がり誤作動を起こしている。

耳に熱が集まるのを感じる。

悔しい・・・奴にマウント取られ続けていることに納得が行かない。


「お、おまえな!チョーシ乗んなよっ。キスってのはこういうのをいうんだ!」

処理しきれない感情のまま俺は胴着の襟を両手で掴み引き寄せると、強引に唇を重ねた。


少しばかりカサ付いた硬い下唇を軽く食み、薄く開いた口に舌をねじ込む。

突然の強襲に驚き縮こまっている熱を持ったザラリとした厚みのある舌を捕らえると、執拗に絡め水音をたてながら吸い付いた。


抵抗が無いのを良い事に更に上顎の歯列の裏を舌先で擽る。びくりと奴の肩が震え、そして苦しそうに息を吐いた。


「ちゃんと鼻で息しろよ。酸欠になるぞ」

口から溢れた互いの交じり合った唾液が奴の顎を汚し、それを意識していやらしく舌を出して舐め取ってやった。


間近で見る奴の仄かに熱が篭った瞳が揺れ、ぼうっとした顔になっている。

いつも涼しい顔をしている奴の呆けた表情を見ることができて、俺のなけなしのプライドが満たされた。




ー ああ、こういう顔出来るんだな。

もっと、もっと、コイツの表情を暴きたい。とゾクゾクとした快感が全身に走った。

無意識に口角がにいっと上がる。たぶん今の俺はすげーゲスい顔していると思う。




「部活、抜けてきたんだろ?そろそろ戻った方がいいんじゃないか」

一矢報いることができて満足した俺は襟から手を離し奴を解放した。

まだ動揺から立ち直ることができないのか、奴はのろのろとした動作で上体を起こす。


そんな様子を横目に見ながら、俺はさっさと背を向けて、気分良くひらひらと片手を振りながらその場を後にした。



俺の背を見送る高遠がどんな眼を向けていたのかも知らずに。


大人しく眠っていた獅子を起こしてしまったのが、この時の俺の不用意な行動だと知るのは翌日の事だった。



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手作り弁当は地雷の味 もちもちの木 @motimotino-ki

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