05 もおおおおおお!



 そんな感じだから、毎日僕の日常は気苦労が絶えない。


 中でも大変だったのは……。


「学校に呪術犯罪者がもぐりこんでるだと!?」


 幼馴染(馬鹿&お嬢様)から、そんな事実を打ち明けられた時の事だ。


「しーっ、声が大きいだろ」

「そうよ、他の生徒が不安がっちゃうじゃない」

「僕はお前達の頭の方が心配だ! なんで黙ってたんだよ」


 幼馴染(馬鹿)と幼馴染(お嬢様)に聞いた情報によると、この学校にもぐりこんだ呪術犯罪者が人質を取っているという事だ。


 下手に騒ぎ立てるとその人質の体が遠隔爆殺されてしまうとか。


「……。なあ僕もう帰って寝ていいか」

「えっ、何で。協力してくれよ」

「駄目に決まってるじゃない、ヨルンがいないと私達だけじゃ細かいこと考えれないのよ」


 自覚してるなら首突っ込むなよ、もおおおおお!


 もう、やだこの幼馴染。

 僕、いいように使われてない!?


 いい加減大人しくしてくれよ!


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る