第19話
砕けた角は黒い煙となって消え、そして変異種のオーガは色が変化し普通のオーガの色に戻った。
「これは・・・」
「ベチャリリスの因子により無理矢理強化され変色してたのじゃろう。」
「・・・もしかしてお前の強化も?」
「主殿に、こんな事をするわけなかろ?我の最終目的はイチャイチャエロエロの中で、果て、砕け散る事じゃ。」
「マジかよこいつ。」
俺がビューヘルンの思考に引いていると、アイリとミイナがビューヘルンの横にリッカはフエイルの横に戻って来た。
「「いかがでしたか?ビューヘルン様!」」
「さすが、舞姫の賢者の子孫じゃて。」
「「はい!お褒めいただき、ありがとうございます。」」
「うむ!」
「「では、PTに入れていただけるのですね!」」
「もちろんじゃ!!」
「ちょっとまてー!!」
アイリとミイナを勝手にPTに入る事を約束し、許可したビューヘルン。
(まてまて、リーダー俺だからね!)
「そんな話聞いてないぞ、勝手にした約束は無効だ。」
「何を言っておる?主殿は、このPTのリーダーじゃ、そして我は主殿の愛剣で愛玩少女じゃ!」
「愛玩少女ってなんだよ!」
「つまり!我はこのPTのリーダーと同じ権限を持っておるのじゃ!!」
「「「ただの暴論じゃねーか(じゃない)!!」」」
太陽はフリーダムのメンバーが声をそろえて突っ込みを入れた。
「それは置いといてじゃ、主殿、真面目な話じゃが、アイリとミイナは舞姫の
「・・・だが・・・」
「それにじゃ、アイリとミイナの能力はこれからの旅で、またベチャリリスの因子やそれ以上の強敵と対峙した時に役に立つと思うのじゃ。」
「う!それを言われると・・・」
「「お願いします!PTに入れてください!」」
「それとじゃ、フローレス族の復興も、この二人が有名になれば容易になるじゃろて。」
森の中からフローレスの人々が目をキラキラさせ、期待のこもった表情でこちらを見ているのが目に入った。
「う!・・・」
「フエイル殿とリッカ殿はいかがかの?」
「別に良いと思うぞ、PT強化は願ってもないことだしな。」
「私も賛成、アイリちゃんとミイナちゃんかわいいし。」
フエイルとリッカがビューヘルンの味方に付いた。
「お前ら・・・あ~もう、分ったよ。」
(く!ロリ勇者に一歩近付いた気分だ!)
「決まりじゃ。」
(ククク、主殿、覚悟を決める時じゃて、これが幼女ハーレムの始まりじゃて。)
「「やったー!」」
アイリとミイナが飛びはね、純粋な喜びの横で邪悪な微笑みをするビューヘルンには誰も気が付かなかった。
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