第7話
「マジなのか?」俺が確認すると。
「たぶんなのじゃ。」
「たぶんって?」
「主殿、我は自我が有るが剣でしかない、剣が世界で何が起きているかを知る事は無理じゃて。」
「…案外役立たずなんだな。」
「はぅ!主殿それは無いじゃろ~…じゃが罵倒されるのも案外良い物じゃな。」
「・・・・・」
「主殿!無視は止めてくれなのじゃ!…いや、放置プレイと思えば…。」ビューヘルンは頬を少し赤くして少し微笑む。
「…はぁ~…所で何を持っているんだ?」
俺はこれ以上言っても無駄だと判断し、ビューヘルンが持っていた物を聞いた。
「依頼じゃよ、是非ともこの依頼を受けて欲しいのじゃ。」
羊の皮には依頼が書かれていた。
緊急依頼
難易度C
オーガ15体討伐
帝都より南、ハザの森を越えダン高原に滞在中の放牧民族フローレスにオーガ15体が驚異を振るっている。
既に被害が出ており、負傷者4名と家畜5頭犠牲になっている。
滞在期間の衣食住無料
依頼成功報酬として、銀貨5枚
※銅貨=千円、銀貨=1万円、金貨=10万円
「その依頼か、報酬が少し安いから、なかなか受けてくれなくてな、受けてくれると助かる。」
ジンさんが簡単に説明をしてくれた、帝都から、徒歩4日の場所に放牧中にオーガに襲われ被害が出ていて、しかも負傷者には重傷者が1人いるとの事だ。
「所で、何故?この依頼を持って来た?」と、ビューヘルンに尋ねると。
「昔世話になったからじゃ、本人は生きて居らぬが、恩を返す相手は子孫でも良かろ。」
「恩返しか、なら受けないとだな。」
「受けてくれるか主殿!では早速参ろうぞ!」
「待て待て待て!まずは迷惑の財宝を換金してからだ。」
「ちょっと待て、わしの方はまだ話がある、ビューヘルンの事はギルド総本部に報告させてもらう、次にまだ見てないが、迷宮の財宝の換金には少し時間を貰う事になるだろう。」
「分かりました、迷宮の財宝は換金所に持っていきます。」
俺達はギルド長室を出て一階に降り、換金所に向かい説明すると個別の部屋に通された。
「ここに出してください。」と言われたので収納魔法の中にしまっていた財宝を取り出す。
「思っていたより多いですね、数日いただく事になります、終了次第受付でお知らせします。」
俺達は個別の部屋を出て、受付に行きビューヘルンが持っていた依頼の受付を済ませギルドを後にする。
道具屋などを回り必要品の補充を済ませ依頼の場所え向かう。
ーーーーーーーーーーー
あとがき
今週短くて申し訳ありません。
急な土曜日出勤に残業も入り書く時間の確保が難しかったからです。
しばらくこの状態が続くと思われます。
とりま、来週も3作品各1話投稿できるように頑張りますが、ダメだったらごめんなさい。m(__)m
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