第14話 凌辱


 Z-5改のヒナ王女は2機のL-5に全く歯が立たなかった。


 スール王国の第6大隊は王女に何かあってはと、果敢かかんにL-5に向かっていくがことごとく玉砕ぎょくさいし、第6大隊はヒナを残して全滅していた。


 ヴァルド帝国の第2旅団団長サッテの位置からでは分からないが、どうやらウルフのほうもうまくカラナが抑えているようで、帝国軍は勢いづいて、連合国のZ-5を駆逐している。


 目の前にはZ-5改の残骸から引き出されたヒナ王女がいる。


 「殺せ」ヒナはそう叫んでいた。


 サッテが副官の方をみるとにやにやしている。


 副官の方に好きにしろと合図を送る。


 ヒナ王女と大破したZ-5改の周りは帝国軍のN-2が5機囲んでいて、パイロットも降りてきている。


 ヒナ王女をZ-5改から引きずり出したのも、N-2のパイロットである。


 副官がヒナ王女の前に立つと、体にぴったりしたパイロット用スーツを携帯用のナイフで切り裂く。


 「な、なにをする?王女である私に、捕虜条約があるだ・・・」


 パンっと大きな音がして、頬をビンタされる。


 「貴様・・」


 言い返そうとするのを見てさらにビンタ。


 ポニーテールの髪の毛を乱暴に掴まれる。


 パイロットの男が6人、ヒナには抵抗しようもなかった。


 副官の男が無雑作にヒナにモノを入れてくる。


 「ひい・お、大きい」


 ヒナのあそこから、初めての証の血が流れる。


 他のパイロットもヒナの胸をもんだり、口にモノを突っ込んだりしている。


 順番を争って殴り合いのケンカまでしているパイロットもいる。


 ヒナはただ、涙が出てきた。


 王女であり、全国民からの敬愛を受けている私が、こんな凌辱りょうじょくを受けるなんて。


 副官は、ヒナの締りの良いあそこに、すぐに絶頂し中に出してしまう。


 次のパイロットも、遠慮なしにあそこに入れてくる。


 「痛い、痛いよ」ヒナの悲鳴も男たちを喜ばせる。


 そうやって、ヒナは6人の男たちの液を自らのあそこにたっぷり受ける。


 あそこからは白い液が大量に溢れ出している。


 男たちは散々もて遊んだあと、用済みとばかりに、ヒナを捨てた、殺すことも捕虜にすることもなく放置した。


 どちらをする価値もないということだろうか。


 それがヒナの自尊心をさらに傷つけた。

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