第11話 連合国集結
クランダ連邦の西にある町ザクレフ。
そこに、連合国の鬼神が集結しつつあった。
クランダ連邦の35機はもう3週間前から到着している。
次に、スール王国からヒナ王女率いるZ-5部隊が集結。
その後、イシュル王国から、10機、15機、10機、10機と4回に分けてZ-5が到着した。
最後にダナン公国からP-2とP-4が合流した。
P-2とP-4の周囲には他国からのギャラリーが押し寄せていたが、ヴェル公女とラスタは性能・その他に関しては何も話さなかった。
ただ、特にP-4は材質がオリハルコン製ということもあって、とにかく目を引いた。
「ヴェル公女」
「ウルフか」
「どうです?機体の調子は」
「問題ない」
「良かったら、模擬戦でもと思いまして」
「必要はないな」
「そうですか」
「そんなことより、作戦をお聞かせ願いたいな、ウルフ殿」
「既に集まっております、どうぞ、こちらへ、あ、新型のパイロット君もどうぞ」
え?俺?とラスタはキョロキョロしながらついていった。
臨時の司令部には各国のメンバーが集まっていた。
全員、鬼神乗りだけあって、どこか研ぎ澄まされた気配を感じさせる。
「今回の作戦の総指揮を執る、俺がクランダ連邦のナーラだ、今回は反抗作戦に集まってくれてありがとう、礼を言う」
そこで、ウルフが頭を下げた。
歴戦の勇者であるナーラ、ウルフが頭を下げる光景にそこにいる全員が少し感じるものがあった。
「現在クランダ連邦には帝国の第1旅団と第2旅団が駐留している、N-2は総数80機、指揮官専用のL-5が4機だ」
「こちらは総勢94機のZ-5に俺のZ-6改、ヒナ王女のZ-5改、それにダナン公国の新型P-2とP-4だ」
「戦力はほぼ互角、油断はできない、ただ、最後には俺たちが勝つ!」
オオー!というどよめきが起こった。
作戦は2日後決行となった。
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