悪夢の様な、独特な世界観ですね。
幻想小説のようで、とても好きです。
編集済
拝読しました。理解しようとしたんですが、なかなか難しかったです。ですが、なぜか最後まで引き込まれます。この作品を書くにあたって、なにかテーマがおありなのでしょうか? 差し支えなければお教えいただきたく存じます。
追記 近況ノートを読ませていただきました。テーマは「障害」なのですね。最終的にマグロ小僧となるまでの「小僧」の一生の障害を描いたお話でしょうか。やっぱり難しいです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
この作品は「障害」を抱えてしまった小僧の生涯を様々な視点から捉える事を目的として書きました。
その中でデペイズマンやメタファーをかなり多様した事によってより強く怪奇的になった半面、難解になり読みにくくなってしまった部分もあるとわたし自身も感じています。
変わった作品ではありますが深く読んで下さりありがとうございました。
正直に申し上げますと、コメント欄の解説を読んで「物語」が少し分かるようになった者です。
それでも申し上げさせて頂きたいのは、この小説の日本語の美しさです。
一度読んだだけではこの小説の意図は組めずとも、一度読んだだけで何度でも読みたくなる魅力に取り憑かれる。
ゴア表現はあるものの上品で、脳内で映像化しようものなら何処か儚ささえ感じます。
少ない文字数でしっかり世界が作られている。これもまた「小説」としての面白さだと思います。
残酷で切ないが美しさもある小説を、ありがとうございます。
作者からの返信
本作を読んで頂きありがとうございます。
短編小説だからこそできる表現を意識して書いた作品なので、そのようにコメントしていただき大変嬉しく思います。
初めまして、この度は企画参加ありがとうござます。
さて、今回に関してですが、正直非の打ち所がありません。
強いてあげるとするならば、若干文字がずらっと並んでしまっているのがどうしても読みにくさを感じてしまいました。
もう少し空白で間隔開けすると良いかもしれない程度です。況してや、気にならないレベルである事。
また、これがもし作者である呉 那須さんの意図した内容なのであれば、間違いないと思います。
少なくとも、意味を理解しようとしたり、その状況把握のため、何度も読み直したので、この物語の意図を深める事になったからです。
さて、この物語のテーマは「障害」と言う事でした。
それがとても伝わる作品です。確かに、傍から見れば異常な空間としか思えません。
ですが、紐解いて行くと様々な観点から見れる作品です。
例えば、少年が涙を流して、白線を踏まずに反復横跳び
これは、常日頃に何かを迫害もしくは強要されてしまっている。といった意図として見受けられました。
そして、ある時、間違って白線を踏んだ(つまるところ、ミスをしてしまった)
が為に、出目金小僧になってしまったという事ですよね。
また、両親が部屋の天井を開けています。
これは、自宅のうち、両親が上であると言う示唆でしょうか?
少年から見れば、怖い存在だったのでしょう。
子供からすれば、大人は怖い存在にも好きな存在にもなりますから。
そして、それを捨てた(つまり、少年が両親にとって、思い描いた通りに育たなくて要らないと捨ててしまったという事)
少年がたった、一つミス(障害)を得てしまったが、為に見捨てられたと見受けられました。
その後の生活に関しては、障害があるからと意図しない悪意に苛まれます。
一つ目小僧がいい例です。
最終的に小僧は、迫害されてしまう現場を見てしまいます。
それに残尿感を覚えたのは、同じ「障害」を持った人だと感じ取ったからではないでしょうか?
殆ど、考察みたいな物を送ってしまいましたが、内容としてそんな風に感じました。
本当であれば、少女の感情などについても書きたいのですが、コレ以上は非常に長くなるため、ここで終わりたいと思います。
非常に感性豊かに感じられつつも、ホラーとしてもテーマ性、独自の信念を感じられる最高の作品です。
以上です。ありがとうございました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
「障害」というシビアなテーマでかなり表現に悩みながら書いた作品であった為、その部分を評価して頂いたことを大変嬉しく思います。
最後になりますが、自主企画に参加させて頂きありがとうございました。
わかりませんわかりませんわかりません…これは欠作だ。私には生まれたての鬼太郎が墓場から出てくる様子しか見出せなかった…