第3話 セクハラ親爺《オヤジ》ですかァ~…❗❗❗

 その日から僕は龍宮寺邸に住むことになった。



 衣食住に関しては、まったく不満はない。

 むしろ豪華すぎて恐縮するくらいだ。




 今まではエアコンもないほど貧乏プアな生活を送ってきた。


 これまでとは雲泥の差だ。



 姫香と結婚するとすれば、僕は龍宮寺家の婿養子になると言う事だ。



 別に両親とも亡くなっているし浦島姓には未練はない。

 


 何より姫香が無邪気で可愛らしい。

 とても歳上とは思えない。



 一瞬で、僕のハートを鷲掴みだ。

 しかもその子と婚約したのだ。

 あとは、僕がサインをすれば良いだけだ。



 生まれて初めて彼女が出来た。


 毎日が夢心地だ。

 姫香と一緒だと時間も忘れる。



 本当の龍宮城へ迷い込んだみたいだ。

 もう帰りたくない。



「ねェ、チン太郎……😆🎶✨」

 美少女は僕に抱きついて離れない。



「真太郎ですよ。僕の名前は」



「ゲームやろォ😆✨」



「僕じゃ相手にならないでしょ」

 彼女の方が相当レベルが高い。



「負けたらどんどん服を脱いでいくのよ 😆✨」


「ま、待って下さい」

「待たないわ。もちろん 😆✨」


「えェ、でも」




 案の定、アッと言う間に僕は連敗しパンツ一枚だけになった。




「フフ……✨😋✨ さ、お姉様にチン太郎の可愛らしい股間ポ○ットドラゴンを見せて

 嬉しそうに舌舐めずりをした。



「昭和か❗ どこのセクハラ親爺オヤジですか」

 始めから僕には勝ち目がない。



 

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