第4話 おばちゃんのカレー。
食堂で
子供にも大人にも人気なのが
カレーである。
食材を提供してくれる農家のおじさんから大量の玉ねぎとじゃがいもをいただいた。
朝8時に食堂に入り
ひたすら玉ねぎを刻む。
炒める、
デカい鍋いっぱいの玉ねぎを炒める。
自分は魔女になったのかと想像しながら掻き回す。
鶏肉は手羽元を使う。
手羽元+ミンチを使う。
少しでもコスパよく子供たちにお肉を味わって貰いたくて工夫をする。
飴色玉ねぎに鶏肉、にんにくに生姜を入れて炒める。
人参とじゃがいもも加え煮込む。
カレールーは、甘口7中辛3の割合で入れてハチミツを少し入れる。
5合炊きの炊飯器2つ分のお米を炊く。
あっという間に、14時をまわり
ちびさん達がやってくる。
とりあえず宿題を終わらせて
ラムネとクッキーのおやつタイム。
1時間ほど公園で外遊びして
いざ、カレータイム。
カレーの前に長蛇の列ができる。
「はい、サイズは?」
「だい!」
「ちゅう!」
「しょう!」
ルーの多さを大中小で聞いていく。
鍋いっぱいのカレーは、あっという間に底が見えた。
夢中で食べる子供らの姿を見ながら幸せと平和を噛み締めるのである。
「おばちゃんのカレー1番好きやわ」
おばちゃん。。。
う、ん
ありがとう。
今日も、おかわりの声が食堂に響き渡っている
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます