ゆめのしま【第一倉庫】

ぶっちゃけすぎは性格です（pillow talk）

「あのさ……こんなこと言うのもアレだけど………」

「なに？」

「あの、俺、他に経験とかないし、真尋さんどうかなーって」

「何が？」

「いつも真尋さんのえろ可愛いに勝てないから、嫌な思いさせてないかなって」

「んん？めちゃくちゃ気持ちいいけど」

「なっ……なんてエロ気の権化！だってほら、真尋さんしか知らないし上手くやれてるかわからないし経験も技術もないし！真尋さんはリップサービスの神だし！」

「あー。セックスでテクニックとか言ってる男はだいたい独りよがりだね」

「なっ……なななななんて、なんでいつもそうあけすけに……えちえちが過ぎます！」

「………ふつう？」

「普通なの？ほんと普通なの？普通かどうかわかるほど経験がないっ？！！！」

「経験って結局は数打ったかに過ぎないし。雑なセックスの数なんかただの数でしかない」

「あああああヤバい世界一可愛いのになんでこう……うっうっドキドキするうぅぅ！！！」

「うるさい」

「憧れのお姉さんに体験談話されてる気分っていうか！」

「知らんし」

「このこなれ感に激しく嫉妬もするしー！」

「ああもう、馬鹿でしょ」

「だって、やっぱさー。未知だし。なんかこう不安すぎる気がする」

「慣れてたら嫌だし」

「うん？」

「経験だ技術だなんだってどうでもいいし。俺は敬也くんが一番気持ちいいし、敬也くん見てるのが一番興奮するし、敬也くんにされるのが一番満たされるんだから関係ないし」

「…………………………！！！！！！」

「息して」

「うううううぅっ、悶死………いや死ねない、心残りすぎる」

「はいはい」

「あっでももう頭は無理。やばい無理。幸せ過ぎて無理。でも夢にしたくねぇえ……」

「うるさい。だいたい、当たり前だし」

「………？」

「好きな人が一番気持ちいいに決まってるでしょ」

「ああああああ、もうダメかもしんない。どうしたら……うっ…」

「息して」

「俺もう、真尋さん好きすぎてどうしよう」

「ちょ……っ、息、させて！」