第4話 ザ・グレイトフル・アビリティ






なんて素晴らしい能力なんだッッ!!!


こんなことを思ったのは

荒飛ヶ丘高校1年、朝霧違種だ。


これは少し前に遡る














俺はなにかへんな能力を手に入れた。

これは俺の通学路とかで色々試して

遅刻した引き換えに能力について

ある程度知るとこができた。



え?なんで遅刻したかって?


いや、、べ、別ににあんたの為

じゃないんだからね/////


意味わかんないうえに、

男のツンってあんまり需要ないな

と思う違種であった。



………………俺だからか!(納得)










「あんた何ぶつぶつ言ってんの?、、



寝ぼけてんの?叩いてあげようか?」


「お願いします(キリッ)」


「き、キモいんだけど//」

お前が言ったたんじゃろボケェ、、


可愛い。


コイツの名前は凛冬 琳華(りんとう りんか)

通称リンリンとみんなから呼ばれている。

今日はなんだか当たりが強いなぁ、、、

昨日のあれかなぁ、?












ー昨日ー



「違種ぇー。運ぶの手伝ってぇー」

あいつは荷物を運んでいた。

今は、放課後だから部活などで廊下には

人はいなかった。

リンリンこと琳華は日直らしい。

手伝うことにした。


「あ、うん、ええで(いい声)!」


「ありがと…。その声ちょっとキモい」


少し落ち込んだ…。しょぼん。

だが、運んでいる間に事件は起きた!

琳華は滑って後ろにおもいっきりこけたのだ。

幸い前、、、前を歩いていた俺は

見てしまったのだ。




パ ン ツ を


不可抗力だったのだ。

仕方ない。

男子高校生じゃなくても見るであろう。

逆に見ないと失礼まである。



「み、見た、、、//?」

琳華は頬を赤らめた、、可愛い。

「いいや見てないぞ。今時のJKは

水色とかを履くのか?俺は黒の方が好きだぞ。」

このJ Kと言う表現に少しの犯罪的ニュアンスが含まれているかも知れないが

そこは勘弁しておくれ、、!。

「はぁ(ため息)、、。見てるんじゃないの、、」


「ああ、俺は見たぞ。

だがな、いや、逆にだ。

見ない方が失礼まであるぞ!

そんな短いスカート履いて。

見るなと言う方がおかしいぞ!バカ娘!!」


「確かに、短いの履いてる方にも

責任はあるかも、、






それはそうとお前見たんだな?」


「いや、みてな…」

「嘘つけぇ!!お前見たって言ったろぉ!


しかも水色とまで言ったらぁ!」

おいおい!さっきのは許してくれる流れじゃなかったのかよ。理不尽だぜ!

いやコイツの場合は

リー夫人じゃなくて琳夫人かな?(笑)


…そうだ!

「いや、それはお前がパンツを再度見せて確認して初めて成立するんだぞそれは!」

はっはっはっ!!!これで形勢逆転だぜ。

アイリシュ、、じゃなくて琳華ぁ!







「…ああ、いいよ。見せたらぁあ!!!

見せればいいんだろ

パンツ見せれば!!!」




[乗っかり]を発動させてしまった。

どう、、どうしよう、、。

すると俺向けに声が聞こえた。









「おい、朝霧!今すぐ職員室へ来なさい」


高菜先生だ。

俺は乗るぜこのビッグウェーブになぁ!!

[乗っかり]




「すまん琳華!教室に運べばいいんだよな?」

逃げる。いや違う。立ち去るのだ。


朝霧違種はクールに去るぜ。

「あ、うん……ってちょっと待ちなさいっ!

違種!」



















ー現在ー




ってことがあったんですはい。

ということで2分ぐらい沈黙が続いている。

どうしょうかねぇ、。

もうそろそろキョウシツね。

昨日言っとけばよかった、って!

タラレバなんて

俺らしくないぞ俺。


などと自問自答していると、

琳華は階段を上がっていた。

ハンカチを踊り場に落として。

(あ、あいつハンカチ落としてる。)



ハンカチを拾った。

その時だ、俺は触れてしまったのだ、、、

踊り場に。





そして見てしまったのだ。







彼女の聖域を・・・

やばい

俺は眼を伏せた。ちなみに黒色でした。


すると、

「どうしたの違種?」と

階段を軽快なステップで

降り、言った。





「いや、、ハンカチ落としたぞ。」


「あ、ありがと。」



もう一つ。


もう一つ言わなくては。

言わなくては、、。


えーっと、

あいつのパンツが

黒色だったことじゃなくて、、。


とにかくなんか言ええぇぇ!!!!

俺ぇぇ!!!




俺は大声で言った。

その声は廊下中に響き渡った。























「お琳華 が好きだぁぁぁ!!!!」







あ、それじゃないわ





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