第2話 遅咲き
どうしよう、、
そんなことを考えていたのは
自称カリスマ美人教師である高菜佐理音だ。
で、ここに寝てる、
いや私の膝の上で
気絶しているのは
うちの問題児の朝霧違種だ。
どうしよう、、、と思っている。
今動こうとしたけど、このガk....
子供達が心配してて、
出たくても出れないのよね。。
「えーっと、大きい声出すとお兄ちゃんの頭に響いちゃうから静かにね?」
すると子供は泣きながら言った。
「お兄ちゃんの頭にヒビ入っちゃったの?」
あーもぅ違う違う
あーもううぅぅっ
などと思っていた。
すると、
「お兄ちゃんは大丈夫だよ」
という声が聞こえた。
「よかったー、、あっ、、」
佐理音の顔は真っ赤になった
そうだのだ。
この女改め
自称カリスマ美人教師
高菜佐理音はバリバリの恋愛経験なしの
シャイガールであり
膝枕さえもしたことがないバージンなのである!
ちなみに24才である!!
「うっっ、だ、大丈夫?違種くん?、、」
「はい」
ふぅ、、
よかった... 目覚ましてくれて、、、、
ん?
えっ?
あれ?
「起きてた?」 「は、はい?」
「ボール当たった?」 「当たったなぁ」
「気絶してた...?」 「はて?」
やっぱりっっ///////
「起きてたんじゃない!!!!」
「え、なんでそんなに照れ...
(そうか、初膝枕なのか?)
膝枕ご馳走さまです!!」
「ああぁぁ
あぁぁぁあぁ言わないでぇぇぇ//」
顔を手で隠している先生は可愛かった
ー5分後ー
「で、大丈夫、だった?」
「ええ、先生の膝パワー絶大ですね(笑)」
「ちょっと病院行くわよ」
「いいですって」
「駄目よ、来なさい」
「本当に大丈夫ですって」
ちょっと口調強かったかなぁ、と思って
先生の方を向いてみた。
「そ、そんな強く言わなくれぇもぉ、、(涙)」
先生なんか可愛くなったなぁ。
ー病院ー
(熱なのか?)
先生の顔は心なしか赤く染まり意識が朦朧としているように見えた。
俺は、病院の椅子に座った
先生のおでこを触ることにした。
「先生失礼します、、、って
熱ありますよ!
先生っ!!」
彼女は呆然と椅子に座っていた。
「うぇ?ぬぁにぃ?ねつぇあるぅ?」
呂律が回っていない。
ヤバイぞ!
病院きて診察してもらうべきは
先生の方だったか!まぁ幸い着いたのが
外科ではなく内科だったのが幸い
ってことでもないか。
「先生、診察行きますよ。」
「うん、わはぁった。はぁれ?君がいくぅんじゃないの?」
「ああ、貴方が行くんですよ。えっと、
貴方、熱。私、大丈夫。OKー先生?」
「ハハハ。 イエスイエス」
なんか酔っ払いみたいだなぁー
ー5分後ー
診察が終わり、外に出た。
「先生どこらへん住んでます?」
「………スゥ」
寝てるやん
「とりあえず、電話することにした
📱(((今どこ?」
「📱)))もうそろそろ病院に到着いたします」
よし、連絡もしたことだし。
黒塗りのいつもの車がきた。
「違種さま」
ドアから降りてきた白髪のガタイのいいじいさんはうちの執事だ。
「あ、この人乗せてっていい?
家どこかわかんないんだけど…。」
「とりあえず屋敷に向かいましょう」
「うん」
僕は屋敷へと向かった
ところでなんで視界が2つ?
まぁ、後で考えようかなぁ、。
終
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