第4話 男 すべては街のために
普段、なんとなく普通のばかを装って生活していたぶん、教師と生徒に与える衝撃は大きかったらしい。授業が終わっても、誰も立ち上がったり声をかけようともしない。教師も、棒立ちになったまま。
ばかどもが。
心のなかで言い捨てて、立ち上がり。
教室を出る。
ああいうばかどもが、平和に何も考えず暮らせるようにするために。
自分はこれから、死にに行く。
街を護るというのは、そういうことだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます