第3話『祖父の名前』



第3話『祖父の名前』


蒼花『ね、私と付き合ってよ!』優輝『なっ…!』

クラス中がどよめく。

優輝『な、なに言ってんだいきなり…!!しかも声でけぇし!』


『ふっ』アッハハハハハハッ!!!

蒼花が吹き出し笑う

蒼花『照れてやんの〜!おかし〜‪w』優輝『て、照れてねぇし!!』

蒼花『理英さんの孫なのに感情豊かだね〜君‪w‪』

優輝『君は俺のじいちゃんのなにを知ってんだ?‪』


先生『ほら〜席に付けー!次の授業だぞ〜!』


蒼花『じゃあ帰り一緒に帰ろ!その時に教えてあげる♪』優輝『……〜〜!!』


荒谷理英。俺の祖父の名前だ。俺はじいちゃんが大嫌いだった。

何故なら、俺の母親の父親だからだ。だから嫌い。

そして、俺は俺の母親も嫌い。

家の親は仲が悪い。毎日夫婦喧嘩。

だから、父親も好きじゃない。

そして、家族は…俺だけを頼る。そういう家庭だ。


下校時間ー。


圭太『おい…あの風谷蒼花って女子の付き合ってってやっぱりそういうことだよな…』

優輝『そういうことってなんだよ…‪w』

圭太『その…彼女になってとか…そういう…』

優輝『なに言ってんだよ…‪w』


蒼花『そういうことだよ!』


圭太『か、風谷!?』蒼花『ね、荒谷優輝くん、私の彼氏になりなさい!』


優輝『…なんで?』

蒼花『あなたが気になるから!』

優輝『…なんで気になるの…?』

蒼花『好きになった人を気になっちゃいけない?‪w』

優輝『……。』


圭太『優輝…?』


優輝『…君は…俺のじいちゃんのなにを知ってんの?』


蒼花『…ん〜…。』チラッ。蒼花が圭太の方を見る。


蒼花『今は教えないっ!2人きりの時話そ!優輝!』


優輝『は…』


圭太『はあぁあ〜〜!!??』



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蒼に輝く優しき花ー。 @kira-kira

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