覚醒呪伝-カクセイジュデン-

作者 星来 香文子

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★★★ Excellent!!!

妖力の宿る片眼を妖怪に狙われている主人公の物語。
片眼に妖力が宿るという設定と、それを巡る数百年に渡るあやかしとの死闘が魅力の作品です。

まずは独自の設定に惹かれました。

個人的には、そのダークなあやかし物語という点で想起されたのか、『うしおととら』の世界観に近しいイメージで脳内で映像化して楽しんでいました。
『犬夜叉』をさらにダークにしたあやかし物語。

ウェブ小説の中では、個性が光るおもしろい作品でした。

★★★ Excellent!!!

何も知らず、右眼が見えるようになった主人公ソウマが妖魔と戦う宿命に巻き込まれていく話です。
文調がとても読みやすいのでスイスイ読めてしまいます。
主人公の目的も序盤で記されている為に、
何がしたいのかが明瞭でわかりやすい!!
和製ファンタジーとしてオススメ致します。

★★ Very Good!!

良かった点

①影の努力
 こういったエクソシスト系は、なにか大きな物事が起きて初めて活きる集団と思います。常に研鑽を積み、たった数刻の退魔までを待つ。きちんと学校に通い、術を学んでいく姿勢は好感がもてました。
 かの日本海海戦の秋山参謀もおっしゃっていました。
 30分の御用のために、数年の訓練を積んだ。と。
 御作は、日本人の好むところだと思います。

②入りの良さ
 冒頭には読者を引き付けるためのインパクトが求められると考えます。
 御作ではいきなりの異常事態で、興味関心をひっかけるフックの役割をきちんとこなしており、「いったい何が起きて、これからどうなるんだろう」と思わせるのに十分な価値を出していると思いました。

③無理な人物増加はしない
 章の進行に合わせて、緩やかに人員が増えていくのは良点であると思います。
 2章の狛犬あたりがやや過多な気もしましたが、あれが恐らく読者が把握できる限度ではないかと。
 自作に熱を込めると、役割を持たせた人物を多く配置したがるのは作者のサガですが、それを抑えてキーパーソンをしっかりと描写していくことは大切だと認識させられました。

気になった点

①スタイリッシュ?
 好みの問題も多分にしてあるかと思いますが、個人的に主人公の容姿が若干古いかなと感じました。漂白済みのアルビノ系を出したくなる気持ちは、私も十分に理解できます。ですが、万作に同じ容姿のキャラは出てきますので、何がしかの工夫が求められるかと。
 目を狙う、という設定は良かったです。

②相棒不在
 第2章までしか読了していませんので、それ以降に出てきていたら申し訳ありません。
 例えば名作の「うしおととら」などでは、きちんと主人公と比翼になる相棒の存在があります。主人公一人では灰汁が強い、乃至は存在感が薄いといったケースの解消に使える手だと思います。
 ホームズにワ… 続きを読む

★★ Very Good!!

陰陽師や妖怪といった日本らしいどこか奥ゆかしさのある和風バトルファンタジー。
主人公の出生に関する人間模様がやや複雑ですが、細かく練られた舞台設定は、この作品が持つ深みを更に上質なものに仕上げています。
週刊誌で連載されている漫画のような読みやすさで、次々に読み進める事ができる作品です。