応援コメント

第138話 20-6.」への応援コメント

  • 切ない! でも大人の雰囲気。
    これがサマンサ先生のラストですね。
    涼子だけでなく、マヤとサマンサもこの物語の主人公という気がします。
    特にこのラストは―― まるで洋画のよう。このあとスタッフロールが流れるのかな、なんて。
    サマンサにとっても小野寺は、素を見せられる貴重な男だったのでしょうね。
    その素は「怖い女」かもしれませんが笑
    でもやっぱりプライドがあって、よりを戻せなかったのだろうなと思っています。

    作者からの返信

    ごきげんよう、綾森さま。
    いつもたくさん丁寧に、じっくりと深くまでお読み下さり、温かな応援やコメント、本当にありがとうございます。

    はい、綾森さまの仰る通り、マヤも、サマンサも、隠れた主人公のつもりで書いていました。
    涼子を軸にした、三人の女性のラブストーリー。
    そんな想いを汲み取ってくださって、本当に嬉しいです。
    特にサマンサの恋は、切なくも美しい大人の恋として描きたかったのです。
    どこまでもどこまでも意地を張って、だけど最後の最後に、女が溢れてしまう、そんなサマンサが描きたかった。
    洋画のようと仰ってもらえて感激です。
    彼女の切ない愛情の最後に燃え上がる様をどうしても映像的に見せたかったので、それを汲み取って頂けて、作者冥利に尽きます、ありがとうございます。

    この長かった物語も、後一話です。
    引き続きお楽しみ頂けますならば、こんなに嬉しいことはありません。

  • ごきげんよう!
    常に胸の内を吐露する、サム先生の情動が胸に刺さりました……っ。
    これでサム先生の中で燻ぶっていた恋も、愛も終わったんですね。
    多くの言葉は野暮だな、と思ってしまう結末でした。
    既に終わった筈の関係だけれど、常に残り香の様に在り続けた気持ちを、最後キス一つで終わりに、とするシーンは胸に込み上げるものがあります。
    最後のキスも、本当はする気がなかったのでしょうが、自分から離れて別の女性まで歩いて行く後姿を見て、やっぱりそのままじゃ駄目だと思ってしまったのでしょうか。
    サムとの別れは笑顔であるからこそ、彼の中で生き続けると思っていた彼女の、相反する行動がそ思わせるのです。

    でもサム先生は、これだけ魅力的な女性ですから……。
    きっとこの後、何かしらの出逢いを経て幸せになってくれると信じています。

    作者からの返信

    ごきげんよう、海雀さま。
    いつもたくさん丁寧に、じっくりと深くまでお読み下さり、温かな応援やコメント、本当にありがとうございます。

    はい、ここまで、本当にありがとうございました。
    サマンサさん、自らの手で、ようやく、恋を終わらせました。
    彼女のことですから、自分らしく、笑顔でさらりと恋の幕を引きましょう。
    けれど、心が、身体が、そうはさせてくれなかった様です。
    仰る通り、最後のキスも直前までする気はなかったのでしょう。
    けれど涼子に向かって歩き始める彼の背中を見た途端、気持ちが、心が、想いが恋が溢れ出してしまった。
    けれど私、思うのです。
    これこそが彼女らしい、サマンサらしい別れだったんじゃないかって。
    ワイパーでは拭いきれない程に涙を流すでしょうが、それでもサマンサは、私の大好きなサマンサさんは。
    明日にはカラッと美しい笑顔を浮かべているのだろうな、と。

    この長かった物語も、後一話です。
    引き続きお楽しみ頂けますならば、こんなに嬉しいことはありません。

  • ご機嫌よう、お邪魔致します。

    ついに、ついに甘く切なく狂おしい恋が、死にましたね。
    余すところなく殺し尽くされ、言葉と口付けの花束で棺を飾って、
    今、湖畔で長い眠りについたのですね。

    作者からの返信

    ごきげんよう、水棲虫。さま。
    いつも丁寧に、じっくりと深くまでお読み下さり、温かくお優しい応援やコメント、本当にありがとうございます。

    なんて素敵な、優しくて鋭くて美しい感想なんでしょう。
    もう読んでいる途中から、涙が零れて仕方ありませんでした。こんな綺麗な感想を頂けるなんて、私も、物語も、本当に幸せ者です。

    仰る通り、サマンサは、自分の手で、自分の恋心に始末をつけました。
    そうしなければ、明日から歩いていけないから。
    そうしなければ、今日からは二度と、笑えないから。
    そうしなければ、胸の中で育った、熱い、そして何よりも愛しい恋心が可哀想でならなかったから。
    おとなの女性として、しっかりけじめをつけたい、けれど最後の最後で、おんなが溢れてしまったサマンサの涙は、とても、とても美しかっただろうな、と思いながら書きました。
    私の大好きな、私がこの先、どんな人生を歩もうとも、きっと彼女のようにはなれない、大好きな彼女。
    いつの日か、きっと彼女は幸せを掴んでくれると信じています。

    長い長い物語も、エピローグを残すのみとなりました。
    ここまで本当に、じっくり読んでいただいてありがとうございました。
    もしもよろしければ。
    最後までお付き合いいただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

  • すごいです。
    サマンサの感情があふれる描写。最後のキス。
    そして、胸にぐっとくる、これって雨だよね。

    読ませていただいて、ここまでの登場人物の感情が、ものすごく斬新な表現に思えました。韻を踏んだりとか。
    とても面白く読ませていただきました。

    作者からの返信

    ごきげんよう、雨さま。
    いつもたくさん、丁寧にじっくりとお読み下さり、温かくお優しい応援やコメント、本当にありがとうございます。

    サマンサの心情を慮ってくださって、本当に嬉しいです。嬉しすぎて、ちょっと泣いてしまいました(また雨さまに泣いたらあかんと怒られそうですね)。
    どうしても恋の物語は、主役カップルの想いが成就してもその影で涙を流す人がいるものですが、私、この物語の中で、涼子の悲惨な過去を除けば、一番苦しみ傷つき哀しい想いをしたのは、サムなんじゃないかしら、と思っています。
    未練を残していた、けど彼はきっと誰のものにもならないだろう、そう思っていたのに、新しい恋人が出来て、しかも自分がその恋人を救わなければならない、いや、積極的に救いたいと思ってしまう、医師としてのプライド。
    さまざまな感情に雁字搦めになりながら奮闘したサムには、恋は実らなかったけれど、それでももう一度、明日に向かって歩き出して欲しい。
    その為には、きちんと、失恋させてあげたい。
    そう思いながら、この章は書きました。
    そこを拾い上げて下さって、本当に雨さまと
    出逢えたことが嬉しくて、幸せで。
    とことん大人の女性として描いてきた彼女の、最後の最後で溢れる、ひとりのおんなとしての恋心から溢れ出る涙を、きっと彼女は認めたくなかったのかもしれません。大人としての矜持から。

    いよいよ、次話が最終話です。
    最後までどうぞよろしくお願いいたします。

  • おだ しのぶさま
    サマンサ先生の最後の、せめてもの、愛情表現。ずっと好きだったんだぞ馬鹿野郎。きっと小野寺さんはサマンサ先生を忘れられないでしょう。サマンサ先生の切なさ、強さ……泣いてしまいました。私はサマンサ先生のハッピーエンドも願います。

    作者からの返信

    ごきげんよう、菱池さま。
    いつもたくさん丁寧に、じっくりと深くまでお読み下さり、温かくお優しい応援やコメント、本当にありがとうございます。

    私のなかでは、小野寺さんは悪いヤツです。
    なんでこんなイイ女選ばなかったんだ、アンタ馬鹿だよ、サマンサを幸せにしてやって欲しかったよ、なんて文句を言い続けながら書いていました。
    サマンサのことですから、きっとサラリと綺麗に、恰好良くお別れを演出して見せる、などと思っていた筈なのですが、最後の最後で、彼への想いが心をオーバーフローしてしまったようです。
    けれど、それこそが大人の女の可愛らしさ、サマンサの大きな優しさと愛情を表しているのではないかしら、と思っています。
    きっと艦長の胸の中で、サマンサは、小さくはなってもけっして無くなりはしないでしょうね。
    もう、20章は涼子の魂の再生もそうですけれど、後半2話に関してはサマンサが私に乗り移ったみたいに、ぽろぽろ泣きながら書いていました。
    菱池さまに幸せを願ってもらって、きっとサマンサは強がって、カラリと笑ってサンクス! と言ってくれていると思います。

    いよいよ残すところエピローグ1話だけですね。
    こんなに長くて読み辛い物語、ここまで本当にありがとうございました。
    この拙い物語に、こんなに真摯に向き合って頂けたこと、本当に菱池さまには感謝しかありません。
    どうぞ最後の一話まで見届けて頂けましたら、これに勝る幸せはありません。

  • ワイパーの存在感が際立ってますね。サマンサの涙も拭い取ってくれればいいのですが、いつまで経っても雨は止まなそうです。

    どんなに美しくても。
    どんなにキレ者でも。
    どんなにクールでも。

    弱さを誤魔化す茶目っ気は、宇宙一の魅力ですね☆

    作者からの返信

    ごきげんよう、愛宕さま。
    いつもたくさん、丁寧にじっくりとお読み下さり、温かくお優しいコメントを本当にありがとうございます。

    サマンサさん、クールに、去り際を綺麗に、彼女のことですからきっと、そう考えていたでしょうけれど、最後の最後で、彼女の切ない恋心がオーバーフローしてしまったようです。
    それでも美しいのは、きっと彼女の恋が、想いが純粋だった証じゃないかな、と思っています。
    でも、これで彼女は自分の恋に決着をつけたと考えているでしょう、暫くすればまた、明日に向かって歩き出してくれると思っています(私の理想の女性ですから)。

    長かった物語も、次回で最終話となります。
    ここまで本当にありがとうございました。
    よろしければ、最終話もお楽しみ頂けますなら、こんなに嬉しいことはありません。

  • うう、切ないのぅ……。

    作者からの返信

    ごきげんよう、わらさま。
    いつもたくさん、丁寧にお読み下さり、温かい応援やコメントを本当にありがとうございます。

    第20章では、サマンサさんの恋に決着をつけてあげました。
    涼子と艦長の恋はどうやら無事に幸せな方向へと着地しそうなのですが、その裏で、必死になって涼子の命を守り救い今日まで奮闘を重ねてきたその結果、救ったその人に恋を破られる結果となり、けれどサマンサ自身もどこかでそれを覚悟していたのでしょう、もともと性格的にさっぱりとしたところのある彼女ですから、サラリと綺麗にお別れを、と思っていても、最後の最後で思いが溢れ出してしまいました。
    この物語の登場人物の中で、私は実はサマンサが一番好きなんです。
    どこまでも凛々しく男前で、けれど芯はブレずにおんな。
    彼女に、再び前を向いて歩きだしてもらうには、恋に決着をつけるしかない、そう思ってこの第20章はまるまる彼女のために用意されたエピソードとなりました。
    そこを汲んでくださったわらさまには本当に感謝しかありません。


  • 編集済

    揺らぎから察すると、以前別れを持ち出したのは彼女のほう(?)。でもずっと後悔していたのでしょうね。バカで鈍感でエロいけど、ひたすらに優しい男。
    ふっきったとはいえ、心に降る雨が枯れた大地を癒やすのには時間がかかりそうです。

    作者からの返信

    ごきげんよう、悠木さま。
    いつもたくさん、丁寧にお読み下さり、温かくお優しい応援やコメントを、本当にありがとうございます。

    ご考察頂きました通り、私の中の裏設定では別れを切り出したのはサムなんです。もちろんふたりで別れたほうがよいだろうと決めたことで、そしてふたりともそう思っていたけれど、切り出したのは、サム。けれど小野寺の中では自分がフッた感覚が強い、そんな感じです(別れた理由は詳しく書きませんでしたが、それこそ大人の職業人同士、色々な柵やあれこれがあったでしょう)。
    これを書きながら、なんだかサムが私に乗り移った感じがして、もう涙が止まらず校正がなかなか進まなかったことを思い出しました。
    仰る通り、この後も彼女は胸の痛みに涙する日々が続くのかもしれません。が、彼女のことです、きっときちんと前を向いて笑って歩ける日が来るだろうと思っています。

    本当に登場人物たちに寄り添った温かくお優しいお言葉、ありがとうございます。
    残り1話、どうぞよろしくお願いいたします。

  • サマンサの愛は深いですね。うーん。

    作者からの返信

    ごきげんよう、嶌田さま。
    いつもたくさん、丁寧にお読みくださり、本当にありがとうございます。
    その都度応援やコメントまで頂いて、感謝ばかりです。

    サマンサさんは、登場する女性の中ではいちばん年上の大人の女性なんですけど、いちばん乙女なんです。
    さっぱりとした姉御肌に隠された不器用なピュアな女性に憧れて、この物語では少し可哀想な役割を振ってしまいました。
    大人ぶって、彼(艦長さん)とはサラリと別れたものの、ずっと胸の奥にしこりを抱えていたのでしょうね。
    そんな彼女の後悔と無念と尽きない恋心を捉えてくださって、本当にありがとうございます。
    サマンサさんが好きなので、彼女にはきちんと失恋させてあげたいと、ひょっとしたら本編以上に力を入れた章だったので、おほめ頂けたことは光栄です。
    ありがとうございました。

  • 苦さを越えて来たからこそ、19、20がより心に染みました。

    19でのむき出しの心の叫び、20の優しい日々、手紙のくだり、そして、サマンサ。

    うーむ、全ての人がハッピーエンドを迎えられる訳ではない。わがままに自分の気持ちを押し付けないサマンサは、大人だなって思いました。

    最後まで読んでしまおうかと思いましたが、もったいないので、また明日の朝、読ませて頂きますね(●´ω`●)

    作者からの返信

    ごきげんよう、黒井様。
    休日出勤とのこと、お忙しいでしょうに、たくさんお読みいただき、その上たくさんの応援と温かなコメント、本当にありがとうございます。

    19章では涼子ちゃんへの救いと艦長との想いの再確認、20章では涼子ちゃんの心の再生とサマンサの想いの決着を書かせていただきました。
    涼子ちゃんの傷跡は、小さくなれども決してなくなりはしない、けれど、彼や周囲の人々の優しい思いで、彼女はこれから本当の彼女の人生を歩んでいけるように、そう祈りながら書きました。

    それと、サマンサへの温かいお言葉、ありがとうございます。
    しっかりした大人の女性(なにせ、艦長よりもひとつ年上ですものね)、そこに秘めたまるで乙女のような彼への想い、それをしっかりと描いて、彼女もまた明日から前を向いて歩んでいけますようにと、しっかりと彼女の恋を終わらせてあげたかったのです。
    恋愛物語でもラブコメでも、主人公たちの幸せの裏では必ず誰かの涙があるはず、それをしっかり書いてあげなければ、せめて恋をきちんと終わらせてあげなければと思っています。
    そこを丁寧に汲み上げて頂いた黒井様のお言葉、本当に嬉しいです。

    最終話、よろしければお楽しみください。
    ありがとうございました。