編集済
ごきげんよう、ぅぅぅ、ぉぉぉ……!
読み終わったとき、ぽつりと「外道が……」と言葉を零していました。
怒りやら悲しみやら、様々な感情が胸の中で渦巻いて、ずっと眉間に皴が寄ってました。
未成年への性的虐待、単に年齢だけじゃなく立場的弱者を狙った性犯罪には怒りを覚えます。人格に変容があったり、分裂したりするのは、やっぱり幼い頃の虐待が主だという話を聞いた事がありますし、涼子様の身の上に起こった事も、その様な内容じゃないかと予想していました。
予想通りといえばそうですが、外れていて欲しかったという気持ちもあります。
でも、これほど辛い思いがあったからこそ、自力で肉体改造なんてしちゃう説得力に繋がるんでしょうし、必要な描写だと分かります。
でも辛いですね、苦しいですね。
それより、もっと苦しかったのは、間違いなく涼子様自身。
安易な慰めの台詞は意味もなく、既に終わって決着も付いている話……。だからこそ、余計にやるせない気持ちになります。
このエピソードを書かねば、書き切らねば、と思ったおだ様も辛かったのではないでしょうか……っ。
作者からの返信
ごきげんよう、海雀さま。
いつもたくさん丁寧に、じっくりと深くまでお読み下さり、温かな応援やコメント、本当にありがとうございます。
もうね、海雀さま、私、何度でも謝ってしまいます。
本当に、胸糞の悪い物語を読ませてしまって、不快な想いをさせてしまって、申し訳ありません。
この叔父の卑劣さ、単純な性犯罪でさえ許せないと言うのに、この男が屑なのは、自分が涼子の生殺与奪の権を握っているのを盾に脅している事です。
涼子の為に、不快になりつつも怒って下さった海雀さまのお気持ちが嬉しいです、だけど、こんな酷い物語を考え文章にした私も、外道なのだと思います。
恥ずかしかったし、書いていて辛くて悲しくて苦しかったけれど、だけどここまで異常を見せる様になってしまった涼子の過去なのだから、ちゃんと書かなければ。
その想いだけで書き切りました。
そんなところにまでお気持ちを寄せて下さった海雀さまの優しさが、本当に嬉しくて、もう泣いてしまいそうです。
本当にありがとうございます。
引き続きお楽しみ頂けますならば、こんなに嬉しいことはありません。
いい人かと思った、叔父が最低最悪の男で。迫力のある描写だから、余計に怒りがわきました。
本当に酷いですね。
作者からの返信
ごきげんよう、雨さま。
いつもたくさん、丁寧にじっくりとお読み下さり、温かくお優しい応援やコメント、本当にありがとうございます。
はい、ここまでほんわりとしか語られていなかった涼子の本当の過去がこの章で語られます。
迫力のある描写とお褒めの言葉を頂き、とても嬉しいです、ありがとうございます。
それでも、これを書くのは、自分の中でも物凄く抵抗があり、恥ずかしくもあったのですが、涼子の異常性の原因となる過去の体験であり、ここで誤魔化してはいけないのでは、と思い直して、書きました。
児童虐待、特に性的虐待を受けた被害者に、多重人格症状を呈する方が多いという資料もあり、そんな記事を読むたびになんて酷いと涙が零れそうになります。
引き続きお楽しみ頂けますならば、こんなに嬉しいことはありません。
なるほど。
艦長の無骨な語り口調ではなく、実際に振り返った形でマヤ姫と読み手に伝える形は、理解しやすいだけでなく、臨場感・緊張感・嫌悪感(良い意味で)などが増幅されますね。
こういう大人、実際にいるんだろうなぁ。
作者からの返信
ごきげんよう、愛宕さま。
いつもたくさん丁寧にお読み下さり、温かくお優しい応援やコメントを、本当にありがとうございます。
けれど、本当に大丈夫でしたでしょうか、ご気分を害されたのではないかしらとそれだけが心配です。本当に申し訳ありません。
このエピソードもどう描写しようかしらと迷ったのですが、この過去の出来事を、男性の口から語らせることがどうしても出来ませんでした。
で、三人称視点での描写となったのです(が、そうなると結構、私のメンタルに響くような描写をせざるを得ず、うんうん唸りながら、何度も書き直したものです)。
けれど、愛宕さまにお褒め頂けたので、やっぱりこれで良かったのかしら、と少しだけホッとしています。
児童への性的虐待、時折ニュースなどで目にします。
家庭内で起きたこと、唯でさえ世間の目に触れ難く、ましてや被害者が自ら訴え出るのもやはり難しい、悲しいけれど、現実にそういうことが起きているのだと思うと、胸が痛みます。
引き続きお読み頂けますなら、こんなに幸せなことはありません。
伯父は、まあ、想像していた通りの変態野郎でした。未成年に対し、言葉巧みに負の感情を植え付けるところが小賢しいですね。これだけでも許せませんが、今回一回きりの悪夢だとも思えず、この先、涼子さんがどう堕ちて壊れてしまうのかも合わせて考えると、ヒギンズ以上に伯父の罪は許しがたい!
作者からの返信
ごきげんよう、悠木さま。
いつもたくさん、丁寧にじっくりとお読み下さり、温かなお優しい応援やコメントを、本当にありがとうございます。
まったくご指摘の通りで、涼子の弱みを的確に突く卑怯な手口です。
そしてまたご考察頂きました通り、これからが涼子の地獄の日々の始まりです。
ヒギンズはそういう意味から言うと、「トドメを刺した」ことになるのでしょう。
本当に、胸糞の悪い物語を読ませてしまうことになり、本当に申し訳ありません。
そんな涼子にも、私なりの救いを最後には用意したつもりですので、もしも、よろしければ。
あと少しの間お付き合い頂ければ、嬉しいです。
予想はしていましたが、伯父、鬼畜ですね。
まず涼子が中学生であること。
高校以上なら、幼いころから虐待を受けていたのでもない限り、一度目は犯されても二度目はないでしょう。
しかるべきところに訴える知能がある。
でも中学生だと子供ですもんね・・・
次に経済的なストレスを言い訳にしてること。
本当に経済的な問題があるなら、涼子の両親が殉職したことで得られる恩給に出を出せばいいだけだし。
最後に伯母といとこの幸せについて言及しているが、夫や父親がこんなことしてるのが一番不幸ですわ。
でもこの伯父の罪、最後にはバレるんでしたよね・・・
ああ、いとこの「おねえちゃん」可哀想。自分の父がそんな汚らわしいことしていたなんて・・・
作者からの返信
ごきげんよう、綾森さま。
いつもたくさん丁寧に、じっくりと深くまでお読み下さり、温かな応援やコメント、本当にありがとうございます。
はい、最低な男でした。
両親を一度に亡くした、自分の妻の姪を引き取り育てる、おそらく妻と娘はなんの下心も悪意もなく、純粋な思いで救いの手を差し伸べたのでしょうが、この男だけは違いました。
作中触れてはいませんが、引き取ると決まった時から彼は涼子を親戚ではなく女として見ていたのでしょうね。
でも、いざ引き取ったら、経済的に苦しくなった、それが彼を実際に鬼畜な所業に踏み出させるきっかけだったと思います。
ネタバレになりますが、きっちり恩給にも手を出しています。
引き続きお楽しみ頂けますならば、こんなに嬉しいことはありません。