写真だらけの部屋、合う前の子供時代と思われる写真まであるとは不気味すぎる。
赤の他人でも気持ち悪いけれど、これが今まで共に働いて来た仕事仲間だときついでしょうなぁ・・・知り合いのこういう面は見たくない!
ハイテクな装置がたくさんあるのに、結局、固定電話と口頭が安全なの、面白いですよね。
現実で最近起きたアメリカの情報漏洩も紙媒体を持ち帰って写真に撮るという、なかなかアナログな方法でしたし。
作者からの返信
ごきげんよう、綾森さま。
いつもたくさん丁寧に、じっくりと深くまでお読み下さり、温かな応援やコメント、本当にありがとうございます。
よく見知った隣人な友人が巧妙に隠し続けた心の闇、ドロドロを見てしまったら、メンタルに響くショックだと思います。
ヒギンズも戦争の犠牲者ではあるのですが、ここまで心が壊れてしまうまでになんとかならなかったのか。
これは涼子にも言えることなんですが、平時の軍隊ならば、定期的なメンタルチェックで絶対引っ掛かるレベル、けれど戦争中と言うことで見逃されてきた、管理面での不具合もあったのかも知れませんね。
セキュリティは本当に絶対守る、その絶対があり得ない分野ですよね。
ハイテクになると原始的なやり方で破られる、ハイテクに頼らなくても、人の口に戸は立てられない、いつまで経っても漏洩と対策のイタチごっこになるもののようです。
引き続きお楽しみ頂けますならば、こんなに嬉しいことはありません。
ごきげんよう!
部屋に突入する時の緊張感!
そして時計合わせだとか、人員配置の指示だとか、(本物を見た事ないですが)本物の指示のように思えました。こういうところをスッキリと書けるのが、本当に素晴らしいと思います。軍隊の動きを詳しく知る訳ではありませんが、やはりリアリティを感じさせる描写というのは、単なる想像だけでは無理ですものね。普段から他作品に触れて、勉強されてるのでしょうか……!?
あぁ、そして寝室に見つけた夥しい数の写真……。
それを見た隊員の心情たるや、おぞましいものがあったでしょう。ストーカーの中では、ままあるという写真を壁に貼り付けるという光景は、実際に見ると言葉に出来ない嫌悪感があるでしょうね。
しかもそれが自分の良く知る同僚で、被害者もまた自分が良く知る相手となれば……。
ホンボシを確定させたのは喜ばしいですが、しかしだからと即時逮捕できない状況はもどかしいですね。無線傍受くらいは当然で、情報部なら多くの手管を逆に利用されることも考慮せねばならない、というのが嫌らしいところです。
誰もが歯がゆく思っているのが伝わって、こちらもまた見ていると体が強張るような緊張感がありました。
むぅ……、情報部員同士の戦いは、一筋縄でいかないと、これでもかと見せつけられている感じがします!
ところで、分隊指揮官と書いてオーバーロードと呼ぶなんて、初めて知りました。
格好いいのと同時に、まるでゲームのボスみたいな名前だなぁ、と思いました(失礼)
作者からの返信
ごきげんよう、海雀さま。
いつもたくさん丁寧に、じっくりと深くまでお読み下さり、温かな応援やコメント、本当にありがとうございます。
ありがとうございます。もちろん私も本物は知りません(当たり前だ! 田舎の地味OLだもの)ので、もう、小説からマンガから映画まで、特にネット上でコアなミリタリーマニアの方が「リアルだ」と評価されている作品を漁りまくりました、もう、お目々がショボショボになっちゃいました。
猟奇的な犯罪を描いた作品だと、部屋の壁といわず天井と言わず、ターゲットの写真が一面に、ってよくありますよね。創作物だからうわぁ、で済むけれど、それが実際、自分の同僚の部屋で写真に写るのも同僚、となると気持ち悪さというか、自分がよく知る同僚の、知らなかった心のどろどろを見せられたようで、下手したらトラウマになるんじゃないかしら、なんて思いながら書いていました。
分隊指揮官(分隊長)をオーバーロードと呼ぶのは、とある小説に登場したのでなるほど、と思って使わせていただきました。ゲームのボスみたい、って海雀さまと同じことを思い浮かべたのは、なんだか嬉しいな。
引き続きお楽しみ頂けますならば、こんなに嬉しいことはありません。
ご機嫌よう、お邪魔致します。
やはり空振りでしたか。でもスーさん達が
ブービートラップなんかの犠牲にならなかっただけよかったです。
まぁ敵とか来ない前提のセーフハウスにそんなもの仕掛けないと思いますし
別の凶悪なトラップが仕掛けてありましたけど。
しかしアズマ、最近萎れっぱなしですね。シャキッと!
作者からの返信
ごきげんよう、水棲虫。さま。
いつも丁寧に、じっくりと深くまでお読み下さり、温かくお優しい応援やコメント、本当にありがとうございます。
はい、ヒギンズの官舎、やはり空振り、予想はされていましたがそれでも落胆してしまう突入チームでした。
しかもヒギンズの狂気というトラップは、メンタルを削るには充分なインパクトでした。
室内、壁といわず天井と言わず、隙間が恐ろしいといわんばかりに張られた涼子の写真。
日々、何食わぬ顔で涼子たちと仕事をし会話をして、帰宅したときに彼は何を思ったのでしょうか。
狂気は伝播する、それでも素早く気持ちを立て直した突入チームはやっぱりプロでしたね。
マズア、本当に仰る通りですよね、コリンズおじさまはヘタレなマズアさんがいるから、ご自分はなんとかしっかりしていられるのかもしれんせんね。
マズア、ガンバッ!
引き続きお楽しみいただけますならば、こんなに嬉しいことはありません。
しっかりとマズアにも使命感とやるべき仕事を思い出させるコリンズに、真の友情を感じます☆
オールクリアでも、そこへ行き着くまでの緊張感を文字だけで表現するのって難しいと思うのですが、ここまでビシッと綴ってくれると気持ちが緩みませんね。実に素晴らしい☆
作者からの返信
ごきげんよう、愛宕さま。
いつもたくさん、丁寧にじっくりとお読み下さり、温かくお優しい応援やコメントを本当にありがとうございます。
コリンズさんとマズアさんは幹部学校の同期生、クラスメイトですね。
古い軍歌ではないですが、軍隊における同期生という存在は、一般人の想像を超えるような固い絆を結ぶものだと、何かの本で読んだ覚えがあります。
ふたりとも任務の領域は違えども、その固い友情は変わらずというところなんでしょうね。
うう、そんなに褒められては困ってしまいます、愛宕さま。
とにかく17章は犯人との最終決戦の場ということで、とにかく緊張感を切らせずに盛り上げなくては、と必死になって書いていました。
けれど愛宕さまにそう言って頂けたことで、少しでもその意図が伝えることができたのだな、とほっとしています。ありがとうございます。
引き続きお楽しみいただけますならば、こんなに幸せなことはありません。
360°写真。拗らせすぎたヒギンズ。これは気持ち悪い……。
一体なぜそこまで彼は執着するようになったのか。
IDカードは探知できないというだけで本来の機能(身分証明)は残っているはず。涼子さんの予定を知っている彼なら、向かっているのではなく既に潜んでいる可能性がありますね。ただ宮殿内で襲う隙があるのかと考えれば、微妙。常にUNDASNの人間が周囲にいる中、そんなことが可能なのか。控室みたいなところがあるのか、それともトイレか、もしくは何かを装って接触しようとしているのか。
さすがにここさえ無事なら、あとはコリンズたちが間に合うでしょうから、なんとか何事もなく終わってほしいところ。しかし章タイトルが、その願いを否定する悲しさ。
作者からの返信
ごきげんよう、悠木さま。
いつもたくさん、丁寧に、じっくりと深くまでお読み下さり、温かな応援やコメント、鋭いご考察をお寄せくださいまして、本当にありがとうございます。
ご指摘の通り、ヒギンズはIDカードを最後まで手放せません。それを考えると既に宮殿内にいてもおかしくない状況なんですね。リザと銀環がその場で足踏みしていそうです。
SPに直接無線連絡できないのが痛いですね。
それさえ出来れば、SPが肉壁で涼子と押し蔵まんじゅうすればいいんですけど(2月のロンドンは寒そうだから涼子は喜ぶかも)。
引き続きお楽しみ頂ければ、こんなに幸せなことはありません。
おだ様ごきげんよう。
部屋の内部・写真まみれになっている所が表現された時には思わず「ひえっ」と思ってしまいました。
そして挙句の果てにはアイコラ画像まであるなんて……一瞬「え、そんな」と思ってしまった次第です。
というかアイコラなどという物がこの世界でも未だに残っているというのが許すまじ、という感じですね。
作者からの返信
ごきげんよう、斑猫さま。
いつも丁寧にじっくりとお読み下さり、温かくお優しい応援やコメントを、本当にありがとうございます。
はい、ヒギンズの異常性がついに白日の下に曝されたエピソードとなりました。偏執的な異常者、しかもそれがつい昨日までは何事もなく同じオフィスで机を並べ会話をし、共に仕事を進めてきた人物なのですから、いっそうのこと、彼の異常性に皆が皆、怖気を震ったのではないかと思います。
今回の突入は、ある意味予想通り空振りとなりました。ヒギンズの魔の手がどこまで迫っているのか?
涼子のメンタルと、英国に悟られてはいけないという二重の意味で涼子自身に警告を出せないという状況が一番危険ですよね。
引き続きお楽しみ頂けますならば、こんなに嬉しいことはありません。