ごきげんよう!
うーむ、涼子様の言ってる事、確かにプロの軍人として尤も、と思えるんですが、カラ元気の様な何か不穏なものを感じます。
見た感じ、無理して言っている感じではないので、得意の「肉体改造」したのでは、と思っていますが、それやっちゃ駄目なやつだったんじゃあ……!?
後二回の襲撃だから安心、というのも一種の欺瞞として使った数字ですけど、本当に二回ありそうな予感もあるし……。
サッパリと割り切るには厳しい数字ですよ、これは……!
作者からの返信
ごきげんよう、海雀さま。
いつもたくさん、丁寧に、登場人物達に寄り添った温かな応援やコメントを、本当にいつもありがとうございます。
さすがです、海雀さま。
もうご懸念を抱かれている通りです。
コリンズおじさまの見立てもまた正確で、涼子のメンタルはもう、限界です。
今の彼女がカラ元気を絞り出すことが出来ているその理由は、ひとえに、この日の観艦式で艦長さんと会える事、そして翌日には彼と音楽会デートが出来るから、もうそんな細い蜘蛛の糸に縋り付くことでようやく立っていられる。
後は、久しぶりにフネに乗れる、そして今日を乗り切ればマクラガンさんを無事ヒューストンへ帰す事が出来る、そんな希望で正常性を保てているのです。
襲撃回数は実際のところ不明ですが、守りたいマクラガンさんさえ無事ならなんとでもなる、ガサツな彼女はそう思っていることでしょうね。
引き続きお楽しみいただけますなら、こんなに嬉しいことはありません。
ご機嫌よう、お邪魔致します。
いやぁ、久し振りにプロの軍人としての涼子様を
堪能致しました。情報の重要さを冷静に見つめる一流の将校。
そして良い所を締め、鋭い観察眼を見せ、颯爽と任務に去っていく
中年エージェントの格好良さですよ。
作者からの返信
ごきげんよう、水棲虫。さま。
いつも丁寧に、じっくりと深くまでお読み下さり、温かくお優しい応援やコメント、本当にありがとうございます。
うふふ、そうなんです。忘れがちですが(!)涼子、デキる軍人さんなのです。一等艦佐昇進最年少記録保持者ですからね。
現実でもそうですけれど、海外赴任の駐在武官さんのお仕事は情報収集とその分析、涼子も、特にマスコミを中心とした今回のイベントへの反応には特に注意し、内容によっては都度対応策を変化させています。
嫌がる涼子を無理矢理この配置に留めた(最初は、主担当者事故の穴埋め、という配置)ハッティエンさんとフルシチョフさんの狙い通りに涼子、頑張ってます。
コリンズさん、渋いですよね。涼子という心の後ろ盾を得たことで、一層彼は任務に邁進しているようにも思えますね。
おじさまの落ち着きと永年の経験を活かして、的確に行動を進めるさまは、まさにデキるエージェントですよね。
引き続きお楽しみいただけますならば、こんなに嬉しいことはありません。
おだ しのぶさま
コリンズさんのキツネさんがよく効いたようですね!お守りという安心感も助けになったのかと思います。
コリンズさん、さすがの洞察力ですね。でも凄腕スパイだからというよりは、本当に涼子さまのことを思っているからみえるものがあるのかな、と感じます。
涼子さま、二回乗り切ればデートだ!ということも明るさの原因にありそうです。
作者からの返信
ごきげんよう、菱池さま。
いつもたくさん、丁寧にお読み下さり、温かくお優しい応援やコメントを本当にありがとうございます。
キツネさん、よく効いたようですね。
仰る通り、コリンズさんは諜報員としての鋭い直観力もありますが、今は任務よりも涼子自身への心配へ天秤が傾いているようです(まあ、元々涼子のストーカー捜査が主任務だったわけですけれど)。
よほど涼子の存在に彼は救われたようですね。
涼子はキツネさんのお守り効果に加えて、「あと2回」という襲撃予想が聞けて元気が出た様子(後2回、はコリンズの欺瞞情報でもあるのですが)。
これは軍人としての涼子のスタンスから来ていることもあるでしょうね。
正確な情報であれ欺瞞情報であれ、軍人にとって一番恐ろしい事態は「情報ゼロ」ですから、確度はどうあれ情報が入手できたこと自体、涼子にとっては判断の足掛かりが出来た、ということでしょう。
加えて、この日の夜はマヤとお忍びデート、翌日の夜はいよいよ本命、艦長との音楽会デートですものね。
……今や、それに縋りついている、という側面は否定できませんが。
引き続きお楽しみ頂けますならば、こんなに嬉しいことはありません。
編集済
斑猫です。
飛び飛びでちょっとずつ読み進めていたのですが……この物語って事件を通じた涼子さんの心の動きが主軸になっているのだと今更ながら気付きました。
※気付くの遅くてすみません……!
あとオイナリサマのご利益をありがたがる涼子さんと、マズアさんが不思議がる様子が文化の違いを巧く演出しているようにも感じますね。そう言えば、向こうでは狐ってあんまりご利益のあるイメージではないみたいですし(汗)
追記:ご多忙の折、拙作・拙創作論をご愛顧くださり誠に有難うございます。
お忙しいと思いますし、おだ様のペースで愛読いただければと思います。
斑猫は……カクヨムコンに参加していますが、平常通りメイン連載は更新する予定でございますので。
作者からの返信
ごきげんよう、斑猫さま。
いつも丁寧に、じっくりと深くまでお読み下さり、温かな応援やコメントを本当にありがとうございます。
そんな、どうぞ謝らないでくださいませ。
この物語、長いし地味だし、文章はくどいしで、判り辛かったのはひとえに私の文章力の無さですから。
涼子の恋心、そして自分でも封印して認知していない過去の事件と心の傷を、物語の出来事がどうそれに影響し、変質し、涼子に影響を与えていくのか。
可能な限り、丁寧に、心理の動きに飛躍がないようにとゆっくり進めてきたのですが、やっぱり緩やかさが仇となっているところがあるのでしょうね。
キツネさん、日本では神様だったり神様の使いだったりと親しみのある動物ですけれど(私、きつねさん、可愛いから大好きなのです)、西洋ではあまり耳にしませんよね。
コリンズさんはネイティヴ・アメリカンのクォーター、という設定なんですけれど、ナヴァホ族は不明でしたがチェロキー族では、心身の傷や疲れを癒してくれる不思議な動物、という扱いをもたれているそうなので、おばあさまからのお守りとしてコリンズさんには持ってもらいました(ちょっとスパイっぽくなくていいな、とも思ったので)。
涼子ちゃんの故国日本ではお稲荷様として親しみがありますものね。マズアさんはオランダ出身なんですけれど、オランダってキツネさん、いるのかしら?(いて欲しいな、と思ってます)。
引き続きお楽しみいただけますならば、こんなに嬉しいことはありません。
編集済
自白剤の効果が出始めたのはグッドニュース!
そこから得られる情報で全て解決……とはいかないでしょうけれど、少なくともフォックス派の襲撃計画予定くらいは聞きたいところ。
そして久々の推理タイム!
実は「マズア」か「名も知れぬX」が犯人では? と予想していました。しかしマズアは前々回のラストで見せた『笑いながら泣く』の描写でリストから外れてしまいました。これが『泣きながら笑う』なら脳内リストに残ったのですが、あの回で完全に抹消。ではXかと言えば……実際問題、考えにくいんですよね。「お、お前は……幕僚◯◯課のモチョルコフ!」みたいに、いきなり新顔が出てきても盛り上がらない。むしろ冷める。私なら過去に一度は犯人を登場させるだろうし、おださんもこれだけのエンターテイナーなのでそうするはず。では誰なのかと問われれば、それも怪しい台詞を言ったり素振りを見せている人がいない。唯一気になるのが初登場時の台詞と態度に違和感があり、他と違い長いモノローグの無いヒギンズ(真犯人のモノローグはある意味、ご法度)だけど、彼は駐英武官補佐官。要はマズアの部下。マズアがそんな直近の人間の奇行を見破っていないとは考えにくい。涼子サイトの情報分析をさせた研究部6課は総じて怪しい気もするし、涼子さんの動向確認はお手の物だろうけれど、研究部6課で本編に出張っている主要人物はいなかったような気が。(また私の読み落としかも……)
結局、マズアが候補から外れただけでほぼ進展のない推理タイムでした。悲しいです。
作者からの返信
ごきげんよう、悠木さま。
いつもたくさん、丁寧に、じっくりと深くまで読み込んで下さって、その上温かい応援やコメントを本当にありがとうございます。
うわーん、悠木さまぁ! そんな、お願いです、悲しまないでくださいませ!
元々残念な私は、推理ドラマなんて書ける才能などなく、だからこの物語も推理なんて高尚な楽しみ方は出来ないのです、きっと私の穴だらけのストーリーなんですから、きちんとした推理なんて出来ないんですよぅ。
でも、鋭いです。さすが悠木さま。
本当に、ご指摘頂いている通りなんです。
犯人は既に本編に登場しています。
犯人が判明した暁には、思う存分、えいっ! えいっ! って叩いて上げてくださいませ。
引き続きお楽しみいただけますなら、こんなに幸せなことはありません。
あと2回も襲撃があるとは!
でも確かにあるかないかわからないより、もしくは何回あるかわからないよりマシかもしれません😞
自白剤 思ったほど 万能というわけにはいかないんですね💦
作者からの返信
ごきげんよう、綾森さま。
いつもたくさん、丁寧に、登場人物達に寄り添った温かな応援やコメントを、本当にいつもありがとうございます。
軍人の意識としては、相手の戦力がどの程度か、どれほどの継戦能力があるのか、まったく不明な状況よりも、たとえ相手のほうが優勢だと知れても、明らかなほうがヤル気が出る、その意味では涼子は、やっぱり軍人さんなんですね。
コリンズさんのあと2回情報のうち、1回は、フォックス派ではなく涼子ストーカーなんですけれど、とにかく涼子の、放っておくとすぐに低くなっちゃう警戒レベルをなんとしてでも引き上げておくほかない、そんな思いなんでしょうね。
自白剤は、本来、薬物投与と脳への電磁波を使った催眠施療を同時に使うのですが、英国では表向き違法取り調べとなってしまいます(この場合、英国:UNDASNの対等捜査となっていますので、英国で違法な取り調べは行えないんですね)。それでやむなく薬物だけの投与となってしまいましたので、効果がイマイチ、というのが現状です。
引き続きお楽しみいただけますなら、こんなに嬉しいことはありません。