第67話 11-5.
涼子が拉致されたと聞いた瞬間、小野寺は確かに、身体中の血が全て、一気に足元へと落ちてゆく音を聞いた。
グローリアスに戻ってから部屋着の代わりにと着替えた
昨夜、バレンタインのプレゼントだと言って涼子がくれたパックマイヤーのグリップと、その包装を飾っていた、鮮やかな緑のリボン。
今朝、早速グローリアスのダメコン配置になっていた顔見知りの古参下士官に頼んで従来の純正グリップから付け替えてもらったばかりだ。
緑のリボンは、そのままグリップと一緒に嵌め込むように依頼した。
サラサラと、まるで陽光を受けて植物のように煌きながら揺れる涼子の黒髪が、何故かそのリボンとイメージがだぶって見えたから。
下らない思いつきだと、我ながら呆れる思い。
しかし、今は、そうしていて良かった、としみじみ思った。
それが鎮静剤になったのか、幾分気が落ち着いた。尻のポケットに銃を抜き身のまま捻じ込み、早足で部屋を出たところで、ばったりとマクラガン達と鉢合わせした。
余程険しい表情をしていたのだろう、ボールドウィンが苦笑を浮かべながら小野寺の肩を抱くようにして、静かに言った。
「我々も、今からブリーフィング・ルームに行く。一緒にどうかね」
まだまだ若造だな、と言われたような気がして、身体中に溜め込んだ力を一気に抜いた。
反動で浮かんだ苦笑をそのままに頷いて見せて、マクラガンやハッティエン、ボールドウィンと共にブリーフィング・ルームのドアを開いた瞬間、中にいた通信員が警衛の「アテンション! 」の号令よりも先に叫んだ。
「駐英武官より、
ボールドウィンは嬉しそうな笑顔を浮かべ、ハッティエンは表情を緩めて頷き返し、マクラガンを振り向いて言った。
「統幕本部長、お聞きの通りです」
マクラガンは無言で頷くが、その目には安堵の光が浮かんでいるのが判る。
”やれやれ……。心臓に悪い”
彼はその場にしゃがみこみそうになるのを漸く堪えて、そっとマクラガン達の傍を離れて壁に凭れかかり額の汗を腕で拭った。
もう一度、シャワーを浴びたくなった。
と、別の通信員の声が響く。
「臨場中のマズア駐英武官より入電! ハッティエン政務局長指名通信です! 」
「オンスピーカ、画像があるならスクリーンへ回せ」
ハッティエンはヘッドセットを受け取りながら太い声で言う。
「マズア二等陸佐です。政務局長、夜分申し訳ありません」
スクリーンに現場のマズアのバストショットが映る。画面の解像度が粗いのは、向こうが携帯端末のためだろう。
「構わん。統合幕僚本部長、軍務局長や軍務部長も一緒に見ておる。……欧州室長代行は無事なんだな? 」
言葉の最後は、彼にしては珍しく、か細い声だった。
「はっ、ご無事です。ですが、室長代行は現在、意識を失っていまして、病室に収容中です。医者の診察では、外傷もなく心拍血圧呼気瞳孔その他所見から異常は認められず、過去にも度々あったのなら脳虚血発作、しかし今回のケースだと、おそらくは精神的なショックが原因の神経調節性、血管迷走神経性失神と思われるので、間もなく覚醒するだろうとのことです。拉致犯人は、現場に駆けつけたSPと室長代行の銃撃を受け、意識不明の重態、現在緊急手術中で、事情聴取は当面無理と思われます。ですが、おそらくフォックス派で間違いないと思われます」
ボールドウィンが独り言にように呟く。
「統幕本部長襲撃が立て続けに失敗したことで標的を変えたのかも知れんな」
律儀にマズアがそれに答えた。
「おそらくは。もしくは、室長代行を人質に、UNDASNへの脅迫でも考えていたかも知れません」
ハッティエンは、涼子が無事な事がはっきりしたせいか、今まで押さえ込んでいた怒りを爆発させた。
「だいたい、君がついていながら、何と言う失態だ! そもそも、
マズアは顔面を蒼白にしながら、腰を45度折る。
「申し訳ありません! 全ては自分の責任です。処分は覚悟しております! 」
「まず処分すべきは石動だな! 」
「まあ、待ちたまえ、フリードリヒ」
マクラガンが可笑しそうに頬を緩め、ハッティエンの肩をポンポンと叩いて言った。
「どうせ石動君のことだ、巻添えになった記者をタイムリーに見舞うことで、明日から始まるマスコミのUNDASNバッシングをかわしたかったんだろう」
画面の中のマズアは、大きく頷いた。
「仰る通りです。補足させて頂きますと、この聖ジョーンズ病院には、件の記者と近衛兵、昨夜ヒースローで重傷を負った警務部員も入院しており、それも見舞いするつもりだと、武官補佐官に伝えていたそうです」
涼子らしい、後半の理由が特に、と小野寺はマズアの言葉に、思わず微笑んでしまう。
同時にマクラガンも笑顔を浮かべた。
「どうだね、フリードリヒ。まさしく石動君らしいじゃないか。……特に補足の方の理由が」
ハッティエンも苦笑を浮かべて頷いた後、慌てて怒りの表情に戻って、不貞腐れたような口調で言った。
「理由はどうあれ、だ。とにかく、もうこれ以上、我々を振り回すなと目が醒めたらよく言っておけ! この件は駐英武官他関係者には、統幕本部長のお言葉もあり特別にお咎めなし、欧州室長代行も、温情を持って減俸1/10、6ヶ月だ! 」
ボールドウィンが頷きながら言葉を添えた。
「妥当ですな。如何です、統幕本部長? 」
マクラガンも苦笑を浮かべて頷いた。
全く妥当だ、と小野寺は思いつつも、きっとそうなったらそうなったで、メシを奢れの何のと、半年は姦しいことだろう、と少しだけゲンナリした。
「それでは、詳細は暫く調査時間を頂いた上で、……どういたしましょうか? 明日になるとは思いますが、判明次第ポジティヴ・レポートを」
その言葉を聞いて、小野寺はさっきのサマンサとの会話を思い出し、慌てて割り込む。
「すまん、駐英武官。小野寺だ。さっき、犯人を撃ったのは涼……、石動とSPだと言ったな? 」
マズアは驚いたような表情を浮かべる。
「は。軍務部長。SPの証言によると、初弾と2発目をSPが、続いて室長代行が2発」
安堵を浮かべていたであろう表情が、自分でも引き攣るのが判った。
初弾、2発目はSP。
つまり、SPの射撃で抵抗できない程度のダメージを犯人は受けていた可能性が高い。
SPの射撃だ、警護対象のリスク・ヘッジは自分の肉体を盾にして、犯人の命か、反撃不能のダメージで賄う。
と言う事は、犯人は初弾で、殆ど制圧されたようなものではなかったろうか?
すると、涼子は。
”涼子は、そんな犯人に、更に銃弾をブチ込んだ”
背中を、嫌な汗がつたう。
声が掠れた。
「石動はそこにはいないんだな? 件のSPは近くにいるのか? 」
「イエッサ、傍におりますが」
彼は一瞬目を閉じて口を噤む。
が、すぐに決断した。
いや、既に決めていたことなのだ。
「いや、いい。後でもう一度連絡を入れるから、君、そのSPと暫く待機しておいてくれ」
「イエッサ。それでは一旦通信終わります」
「駐英武官、今夜、石動君は駐英武官事務所へ泊まらせろ、いいな! 」
ハッティエンが念押しして通信は終了した。
「ふうっ! 全く石動にも困ったものだ、人騒がせな、いつまで初級士官のつもりでいるのか」
ハッティエンの照れ隠しのような小言を潮に、全員が部屋へ引き上げようという雰囲気になった。
話をするなら、今だ。
そう思い、マクラガンに声をかけようとした、刹那。
「軍務部長。君、石動君の事で何か、隠してないかね? 」
マクラガンの方が先に、言葉を発した。
静かだが、有無をも言わせぬ、口調だった。
「君もだ。アレックス。フリードリヒも、なにやら勘付いているようだが? 」
気まずそうな表情を浮かべて顔を見合わせる二人を横目に、小野寺は壁に填め込まれたデジタル時計を見上げる。
GMT
ロンドンとケープケネディの時差を計算し、小野寺はマクラガンに向き直った。
「恐縮ですが、本部長。それに軍務、政務両局長。自分が判る範囲で、全てお話します。夜遅く申し訳ありませんが、1時間後、
マクラガンは暫くじっと彼の顔をみつめた後、ゆったりと頷き、黙って部屋を出て行った。
ハッティエンもボールドウィンも、同様に無言で部屋を出て行った。
残された彼は、短い溜息をつくと、艦内電話の受話器を取り艦橋を呼び出した。
「統幕軍務部、小野寺だ。
電話を切ると、傍らの通信員の肩を叩いて指示する。
「もう一度臨場中のマズア駐英武官を呼び出せ。それと、医本臨床医学研究センター精神・神経科研究室長サマンサ・ワイズマン三将を呼び出してくれ。公用、緊急最優先親展電だ」
言い終わらないうちに、現場がまず繋がった。
「軍務部長、マズアです」
「おう、ご苦労。警務部のSPもいるか? 」
「警務9課、トァン・スー二等陸曹であります! 」
画像にはマズアと、その横でカチカチに緊張して敬礼している東洋系の女性が映っていた。
「君が件のSPか? ご苦労だった、よく石動を助けてやってくれたな」
「あっ。サンキュー・サー、光栄であります! 」
怒られると思っていたのだろうか、見る見る緊張が解れたようで、笑顔を浮かべて敬礼する表情は、まるで小学生みたいに幼かった。
とにかく、今から小野寺がしようとしている質問には、リラックスして正直に、率直に答えて貰わなければならない。
目論見は成功したようだと、小野寺は本題に入る事にした。
「ところで、君達の周りに人はいるか? 」
「は。室長代行の副官2名、他のSPやスコットランドヤードの警察官が数名……」
「よし、それじゃ、これは君達2人だけに話す。オフスピーカ」
画面の中で二人がイヤホンを着用するのを待って、小野寺は言葉を継いだ。
「それじゃ、まず二曹。……君は見たんだな? 石動が銃を撃つシーンを。どれぐらいの距離で? 声は聞こえたか? 」
「イエッサー。20m位離れた位置です。自分が2発命中させ、犯人が銃を取り落として室長代行から離れたところを、室長代行は1発撃たれました。ええと、犯人が銃を手放すと、室長代行が立ち上がられて、何か喋っておいでのようでしたが、その時は声は聞こえませんでした。……あ、でも、なんだか、笑っておられたような」
「笑った? ……まあいい、それで? 」
小野寺は再び冷や汗が背中を伝う感覚を覚えながら、殊更何事もないように先を促す。
スーは首を捻っていたが、やがてゆっくりと記憶を手繰る様に説明した。
「それで私は室長代行に駆け寄りまして、そうしたら、確か……、そう、笑いながらこう、犯人に話し掛けていました。……『私を苛めるひとは、みんな死ぬんだ』とか、『だって私がみんな殺しちゃうから』とか。……そう言った後、地面に転がっていた犯人に1発、撃ち込まれました」
その時のことを思い出したのか、トァンは顔色を蒼くしていて、マズアもまた彼女の隣で驚愕の表情を浮かべている。
「二曹、君は……、君はそれを聞いてどう思った? 率直に説明してみろ、正直に、だ」
今度はトァンは、間髪を入れずに答えた。
「イエッサー。なんだか、いつもの室長代行と違って、すごく恐かったです。いえ、その、勿論、犯人に対して怒ってるからかもしれませんが……。そうじゃなくて……、なんだか、表情も凄くこう……、悪魔的な、っていうか、残酷そうな、それでいてゾクゾクってする大人の女性の色気が感じられる、っていうか……。それで、奇麗な笑顔が、その恐怖を倍増させるって感じで」
そう言いながらも、スーはその表情を思い出したのか、ぶるっと肩を震わる。
「相手が恐怖を感じている事が、この上もなく嬉しい、って感じで」
小野寺は、ふぅっ! と短い溜息を吐くと、声を落として言った。
「よく判った、トァン・スー二曹。ご苦労だった、下がってよろしい。が、後で駐在武官事務所からもう一度同じ話をしてもらうかも知れん。すまんがもう暫く待機しておけ」
「サー、イエッサー! 」
スーが敬礼と共にフレームアウトすると、マズアがおずおずと問い掛けてきた。
「軍務部長。いったい」
彼はマズアの問いに答えず、指示を出す。
「駐英武官、後どれくらいで事務所まで戻れる? 」
「これから1課長の病室へ戻ります。病状によっては何時になるか」
小野寺は、時計を見ながら被せるように言った。
「君とトァン・スー二曹だけは、石動の状態に関わらずに
「イエッサー、それは了解ですが、軍務部長、あの」
質問に答える気はなく小野寺は言葉を再び被せる。
「それと、何と言ったか、あのバッキンガム宮殿内で大手柄を立てた庶務係も警急呼集。トァン・スー二曹と一緒に待機させろ。判ったな? 」
今度はマズアも、反問せずに頷いた。
「サー、イエッサ」
現場との中継が切れるとすぐに、2ヶ所から殆ど同時に声がかかる。
「軍務部長、医療本部ワイズマン三将繋がりました! 」
「軍務部長、艦長から内線! 」
彼は艦内電話を掴みながらもう一方に声をかける。
「サム……、ワイズマン三将は暫くお待ち頂け!……ああ、艦長、夜分すまん。統幕として緊急で貴艦の通信環境を機密レベル最上級で借用したい。……うん。構わんか? 勿論、プライオリティは戦略戦術系が最優先だ、うん……。それとこのブリーフィングルームとここの君の部下もセッティングで借りたい、うん……。すまん、頼むよ……。ああ、それと、艦隊司令部には君から仁義切っといてくれ。何か言ってきたら俺に直接連絡させて構わんから。ああ……。すまんな」
受話器を投げ出し、今度はスクリーンへ向かう。
「ああ、サム、悪いな。……どうした? 寝不足か? 」
画面の中でゆったりタバコをくゆらしているサマンサの目が赤くなっているのに気付いたから出た言葉だった。
サマンサは煙草を揉み消しながら、苦笑を浮かべる。
「相変わらず、女性だけは注意深く見てるのね」
自分の執務室からだろうか、ソファに座り、タイトスカートで大胆に組んだ美脚を、カメラの前でゆっくりと組み替えるシーンに、男性通信員の目は釘付けだ。
あまり機嫌はよくなさそうだ、と彼は思いながらもまぜ返してしまう。
「だけ、って事はないだろ? 全てに観察眼をやしなえ、さ。君だって専科幹部とは雖も幹部基本導入教育で習ったろう? 」
サマンサは面白くもなさそうな表情で、煙をレンズに吹きかけながらボソ、と答えた。
「そんなの、ケイオウの医学部時代にとっくに習ってたわよ。……で、なに? さっきの続き? それにしては緊急最優先親展なんて大袈裟ね? 」
何があったのか、今日はこれ以上麗しきご尊顔を拝するのは無理そうだと努力をするのを諦めて、小野寺は早口で用件を口にした。
「さっき話した件について、だ。急ですまんが、GMT
麗しのご尊顔は、一層遠退いた。
「ちょっ……、後、1時間もないじゃない! どんな資料か知らないけど、そんなの無理よ! 」
冷静な彼女にしては珍しく、語尾が跳ね上がった。
「受講生は、マクラガン統幕本部長と、ハッティエン政務局長、ボールドウィン軍務局長、それと駐英武官と、俺だ」
「相手が誰でも無理だって言ってるの! 」
「無理を承知で言ってるんだ、サム」
小野寺は、辛抱強く、説得する。
「だいたい、そんなの医療幹部職務倫理規定に抵触するわ」
たじろいだサムの言葉に突破可能なクリティカル・ポイントを見出す。
「大丈夫だ、例外事項にも認められてるだろ? 作戦を含む軍務遂行上問題ありと判断された場合は、カルテ開示権限を持つ上級士官の判断で、関連部局の佐官以上へカルテ若しくは診断内容を開示できる……、じゃ、なかったっけ? 」
サマンサは暫くじっと、小野寺を睨みつけていた。
これこそ”麗しのご尊顔”だ、と妙に納得してしまった。
これほど長い時間、サマンサの美しい顔を真正面から眺めるのも何年ぶりだろう、とぼんやり考えていると、画面の中で大輪の薔薇が開いた。
彼女らしい、からっとした笑顔だった。
「あっはははは! くそったれ、ファッキン! あんたって男はいつもそう! 準備万端整えて、何でも完璧に答えて、徹底的にやっつけて。挙句、言う事聞かされちゃうんだもの。あんたは昔から、そうだった。ヤになるくらい、ウザったい奴だったわ」
回りの通信員が聞き耳を立てているの気付き、彼は多少狼狽して言う。
「頼むよ、サム。何の話かは知らんが、勘弁してくれ」
サマンサはますます意地悪そうな笑顔を浮かべ、カメラを覗き込む。
「あーら、珍しく困ってるようねえ、軍務部長閣下? だけど私はなんにも困らないから、勘弁なんてしてあげないわ。一生、許さないんだから」
そこまで言うと、サマンサは不意に、笑顔を消してそっぽを向いた。
「とにかく、最初のお願いは聞いたげる! その代わり、資料は特急でね! 」
早口で捲くし立てるようにそう言うと、サマンサは彼の返事も聞かずに通信を切った。
「やれやれ」
彼は疲れた吐息を吐いて、手近の椅子を引いて腰を下ろす。
「さて、次」
そう呟くと彼は、手近の端末に向い、人事情報データベースにアクセスする。
「石動……、りょ、う……こ……。認識番号は、えーと……」
涼子の認識番号をソラで覚えている自分が、なんとなく嫌になった。
暫くすると画面に涼子の人事情報ファイルが表示され、彼は躊躇うことなく、その中の『Secret』と書かれたアイコンを選択する。
「権限保持者以外は閲覧できません、……か」
彼はポップアップ画面のメッセージを読み下すと、今度はドック・タグを胸元から引き摺りだして、自分の認識番号をゆっくりと~一度、入れ間違った~入力する。
軽い電子音と共に、機密人事情報が開示された。
「やれやれ、だ」
自分の認識番号を1回入れ間違ったことで、少しテンションが落ちていた。
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