ごきげんよう!
統幕本部長を守る事、そして同時に弱腰を見せない事、どちらも達成すべきと冷静に説いた涼子様、素敵すぎます!
軍人だから、それが前提にある考えとはいえ……大事な人を危険に晒す覚悟、それを飲み込ませる為に弁舌を振るう覚悟、強い心なしには出来ない事ですよね。
それにしても、情報量の密度と説得力の凄まじい事……!
これは筆力の話になるんですけど、こういう内容をストレスなく読ませるのは、本当に凄いって思います。自分にもこういう会話を書ける技術があったら、と最近は特に読みながら思っております(笑)
そして遂に迎えた戴冠式、テロ組織は一体何をしてくるつもりなのか……!?
こちらも、あれこれと敵の行動を読んでいますが、果たしてどこまで読み切っているのでしょう。想定の一つ一つ、どれであっても不思議じゃないし、どうか防ぎきって頂きたい!
作者からの返信
ごきげんよう、海雀さま。
いつもたくさん丁寧に、じっくりと深くまでお読みくださり、温かくお優しい応援やコメントを、本当にありがとうございます。
あまりにも過分なお褒めの言葉、感激で、そしてそれ以上に恥ずかしくなってしまいます、ありがとうございます。
説得力、ありましたか?
もう、ストーリーはともかく、ギミックの整合性とリアルさをなんとか維持したいと思って、だから書き過ぎだろ私、などと気になっていたのです、特にこの物語、サスペンスに寄っているので、余計に全編そんな感じになってしまっている気がして。
軍人として、当初作戦目的の達成の為、弱気は禁物、積極攻勢あるのみ、ですが涼子個人としては仰る通り、祖父とも思って慕う本部長にリスクを背負わせて、自分がせめていのちを賭けてでも守らないとどうするのか、とその思いど彼女はもういっぱいなんです。
そこを丁寧に拾い上げて下さって、もう、涙が出るほど嬉しいです。
引き続きお楽しみいただけますならば、こんなに幸せなことはありません。
ご機嫌よう、お邪魔致します。
これは後世の歴史に残りますね。
『サンドイッチ会議』として。
後世この事件がハリウッドで映画になる時も
ぜひサンドイッチを握り締めていただきたい。
しかし涼子様役の任に耐えうる役者が現れるかが問題です。
作者からの返信
ごきげんよう、水棲虫。さま。
いつもたくさん、丁寧にじっくりとお読み下さり、温かくお優しい応援やコメント、本当にありがとうございます。
うふふ、サンドイッチ会議、歴史の教科書に載ってたら、まあなんて美味しそうな楽しそうな会議なんだろう、って思ってしまいそうですね。
どこかで読んだのですが、自衛隊さんでは会議の最中、テーブルの上には、籠にありとあらゆるお菓子が山盛りに出されて、食べながら会議をするそうです(食事をする暇が惜しい、ということらしいのですが、本当かしら?)。
それをイメージして、食いしん坊の涼子ちゃんには戦闘配食のサンドイッチを食べてもらいました。
戦闘配食だからさほど豪華で美味しくはないのかもしれませんが、出張で新幹線に乗った時に駅で買ったミックスサンド、コンビニよりも質素でしたけれど、雰囲気もあって美味しく感じたことを思い出しました(その値段の高さにも驚きましたが)。
涼子ちゃん役の俳優さん、出番になると食べてばかりでたいへんそうですよね。
さて、いよいよ戴冠式です。
テロリスト達が大人しくしていてくれたら良いのですが。
引き続きお楽しみいただけますならば、こんなに嬉しいことはありません。
おだ しのぶさま
ボールドウィンさん、ハッティエンさんにとっては統幕本部長は最高の「おやじ」であって代わりなどはいない、その身を危険にさらすことはできない。でもお二人も、ここで退いてはならないことわかっていたのですね。
それを冷静に通した涼子さまの交渉術はさすがです。電話する姿などからみてきましたが、リアルタイムでその時の心情をみれたのは初めてな気がします。
(そうでなかったらすみません!)
観察する冷静さを保てるだけの強さと、物事の本質をぶれずにみていられるのは、やはり強い想いがあるからなんだと思います。
マクラガン本部長、お優しいし、やっぱり尊敬される「おやじ」としての器の大きさを感じます。
どうか無事に済んでください( ノД`)
作者からの返信
ごきげんよう、菱池さま。
いつもたくさん丁寧に、じっくりと深くまでお読み下さり、温かな応援やコメントを本当にありがとうございます。
本当に仰る通りで、ハッティエンさんもボールドウィンさんも、本部長さんとは文字通り若い頃からの「戦友」という言葉がぴったりの関係、コリンズやマズア達の中堅世代からすれば「守らなければならない、重要人物」「尊敬すべき大先輩」という抽象的な概念で捉えられる人物ではない、まさに喜怒哀楽を含めて息遣いまで知っている「隣人」でもあるんですね。
だからこそ、ミッションと役職、立場と感情の板挟みになってしまう。
涼子はその置かれた立場と目的意識をプロフェッショナルの矜持と責任感で雁字搦めにして交渉に臨んでいます。
仰る通り、現実に彼女のハードでタフなネゴシエイトのシーンは初登場、きっと「天然でふわんふわんの涼子」から「クールな切れ者」への変化は、他の随員たちも驚いたことでしょう。
そんな中、マクラガンさんはさすがに、涼子のギャップに潜むストレスを敏感に感じ取り、そして上手に掬い上げてくれました。
本当に、そんな彼だからこそ、全軍から世代を超えて信頼され慕われているのでしょう。
涼子もまたそのひとり、特に彼女は「家族」との縁が薄かったこともあり、マクラガンさん(とその奥様)には、肉親への愛情に近い思慕を持っています。だからこそ、己の役目の裏返しで、マクラガンさんを命懸けで守ろうとしているのでしょうね。
さて、いよいよウエストミンスターでの戴冠式の始まりです。無事に済めば良いのですが……。
引き続きお楽しみ頂けますならば、こんなに嬉しいことはありません。
取り繕いや誤魔化しの効いた演説は、老練な上将たちには通じないものです。なんとなくですが、涼子ちゃんの手にしたサンドイッチの存在が説得の肯首を促す決め手となったような気がしてます☆
作者からの返信
ごきげんよう、愛宕さま。
いつも丁寧に深くまでじっくりとお読み下さり、温かな応援やコメントを本当にありがとうございます。
まったく仰る通りで、含蓄の深いコメントに首肯するばかりです。
経験を積んだベテランの上官の皆様、部下の報告や献策も、その内容よりも部下の態度や選んだ言葉等で判断されるということも多いのでしょうね(これは民間企業などでもそうかもしれませんね)。
そんな海千山千のお偉方に、無手勝流で挑んだ涼子ちゃん、示した覚悟と手に持ったサンドイッチのギャップで、彼等は彼女に賭けてみよう、そう決断したのでしょう。
最後の一番偉いおじいさまは、流石、部下の決断の後涼子ちゃんをすかさずフォローしてくれました。これも信望が集まる一つの理由なのかも、ですね。
引き続きお楽しみ頂けますならば、こんなに嬉しいことはありません。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
フォックス派の襲撃があるとして、それはどこで行われるのか。人ごみに紛れられるパレード中か、それとも移動中か。人間爆弾の線はなさそう。そうすると逃げることが前提で、もしやる気なら接近戦闘を仕掛けるのは愚の骨頂。なら狙撃か……と考えても、射線が通りやすい場所で顔出しするハズもなし。そうするとどこかの建造物内部になるわけで、銃を使うなら外よりも射線が通るし、ナイフなどを使うならこれもまた目標を据えやすい。でも問題は、厳戒態勢の中、建物内に潜り込むほうが困難を要する点。そこさえクリアすれば成功率は外よりも高いのだけれど……。なかなか私の脳みそでは絞り切れません(笑) 涼子さんの活躍(?)を待ちます。
作者からの返信
ごきげんよう、悠木さま。
いつもたくさん、丁寧にお読み下さり、拙い物語ながらも鋭い考察を巡らせて頂けるなんて、本当に光栄です。ありがとうございます。
ここからが、私も書きながら迷ったところなんです。
どうすれば荒唐無稽でなく、あり得るようなテロ襲撃が出来るのか、って。プロのテロ・コーディネーター(手配屋さん、情報屋さん、逃がし屋さん、等)の手を借りて暗殺実行できるのはどこか?
あんまりリアリティに自信がないのですが、足りない脳みそを捻って考えました(涼子やコリンズに笑われそうですね)。
引き続きお楽しみいただけますなら、これほど嬉しいことはありません。
要人の警護って、物々しいですよね。
ラーメン屋に入るだけでも、客を全部断らせて周りをSPで固めるとかあるそうです。
今回のお話のように、テロ行為のおそれがある判明している場合は、もう…凄いことになりそうですね。
作者からの返信
ごきげんよう、わらさま。
いつも丁寧にお読みくださり、その都度温かな応援、コメントを本当にありがとうございます。
要人警護、本当に一般人の目から見ると物々しくって、怖くなっちゃいますよね。日本で開かれた国際会議や即位儀式のTV中継でも物凄い数の車列、道を埋め尽くす警官の皆さん。以前とある県庁近くのドトールで昼食を頂いていたら、いきなりダークスーツの集団がドヤドヤッ!と入店してきて何事!?と腰を浮かしかけたら、後から知事さんが入ってきました。ダークスーツの半分が着席し、半分が立って囲まれた席で、コーヒーとホットドッグを召し上がって10分ほどで退店されましたが、ちょっと笑ってしまいました(周りのお客さんの会話を聞くと、知事さん、よく来られるそうです)。
物語のシチュエーションだと、テロ予告まで出ているので本来ならもっとおおごとなのでしょうが、テロ目標人物が外国からのゲストで、しかも訪問目的が奉祝なので、基本はホスト国の警備だよね、とか考えつつ書いたことを思い出しました。
涼子ちゃん達は無事にテロ集団を返り討ちにできるか、引き続きお楽しみいただけましたら、これに勝る喜びはありません。
またお暇なときにはお越しくださいませ。
前のお話から美味しそうなサンドイッチが登場し、私の今日のランチはサンドイッチに決まりました。
周りを笑顔にしてしまう涼子さん、それに加えて臆することなく自分の考えをしっかり伝える芯の強さが魅力的ですね。
そんな彼女だからこそみんなから慕われるのでしょう。
(サンドイッチをずっと手に持ってた所にホッコリしました笑)
マクラガンさんに分かってもらえて、私も嬉しくなりました。
ありがとう、マクラガンさん!
作者からの返信
ごきげんよう、中村さま。
いつもたくさん、丁寧に深いところまで読み込んで下さって、その上毎回応援やコメントまで頂けるなんて、本当に私も、この物語も幸せ者です。
涼子ちゃんは、意外と大食いです。メシマズと有名な(失礼!)英国でも、何ら苦を感じることなくなんでもたくさん食べちゃいます。
誰かと一緒に食べるのが、楽しくて大好きな涼子ちゃんです。
涼子ちゃんは老若男女構わずモテていますが、おじいちゃん、おばあちゃんからは特別、孫のように可愛がられています。甘え上手、というのか、早くに近親者を亡くしたこともあって、父母世代、祖父母世代への憧憬があるようですね。
だから、マクラガンさんも、周囲の人々から「石動に甘すぎます」と苦言を呈されています(その周囲のおっちゃんおばちゃんたちも涼子には甘いのですが)。
サンドイッチって、無性に食べたくなりますよね。
私も隙あらばサンドイッチ食べるぞ! って常日頃なってます。中村さまのランチにまで出しゃばっちゃって、ごめんなさい!
軍隊のくせに テロに屈するんだと思われたら、完全にマイナスイメージですよね。
フォックス派側から見れば 脅すだけで十分ひるむ奴らだと思われてしまうし。
今回の判断はやむなしですね。
作者からの返信
ごきげんよう、綾森さま。
いつもたくさん、丁寧にお読み下さり、温かくお優しい応援やコメントを、ありがとうございます。
そうなんですよね、軍隊はメンツ第一、舐められてはいけない、そんな宿命を背負っています。現実の軍隊は、周辺国、仮想敵国に対してですが、この物語世界では敵は宇宙の彼方、ですから、強いUNDASNの見せ所は、厭戦気分が広まりつつある、世界の市民や反UN国家に対してのメンツ。
まさにその為に、全軍のトップに暗殺計画の最中に臨場頂いた訳ですから、ここで逃げるなんてとんでもない、と言う理屈ですね。
涼子ちゃんは個人的には本部長を親のように慕っていますが、それはそれ、で内心ストレスがマッハ、本部長はそんな涼子を上手くフォローしてくれました。
引き続きお楽しみいただけますなら、これほど嬉しいことはありません。