第2章 避難
005 混乱
ココロをはじめとする
ただ、この世界に来たことのない人々は違う。知らない世界への恐怖心が原因となり、混乱を極めていた。特にモンスターに関する設定はそのままであり、
ただ泣き叫ぶ人、政府関係者に対応を迫る人、
そのころ、総理大臣をはじめとする政府関係者は、インテグラルの運営を交えて会議を行っていた。インテグラルの担当者が状況を説明するが、政府関係者との間にはギャップがあるようだった。
「警察が対応すべきだろう。」
「いや、火に油を注ぐだけだろう。ここは会見を開いて情報を。」
「しかし座視すれば支持率に影響します。これ以上の低下は避けなければなりません。思い切って軍を投入するべきです。」
「国民に銃口を向けるのか。そんなことをしたらどうなる。」
「ひとまず武器は確保すべきでしょう。おい、運営の君。銃を準備してくれ。」
「我々の安全も確保しなければならん。軍の人間をすぐに集めろ。」
「それには法的根拠が…。」
一瞬途切れた
「ですから、この世界ではそんなことはできません。
混乱への対策は遅々として進まない。もちろんほとんどの政府関係者が
「それでは、何もできんではない…。」
運営担当者に何かを投げつけようとした閣僚の一人が光の塊となり、安全圏の外へと転移させられた。モンスターがいる
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