第2話 前兆・失敗の始まり

おわかりいただけただろうか……

先程のものが、『この世界は終わった』の第一章第一話から抜粋したもの。

私の口調も少し違うし、「男性」と言い切ってしまっている。

この頃の構想では、

「ある国の軍が、十三体のロボット兵器を開発。そのロボットは、1943年のフィラデルフィア計画で起きた現象を応用し、ワープできるロボット兵士を作りあげようとしたものだった。だが、ワープ実験中、異界へのゲートが開いてしまい、魔物たちがロボットに憑依……それぞれの魔物たちの特性から地球動物を擬人化したかのような姿に変わっていった。ロボット兵士たちは、最初に憑依された六体のみで6日のうちに人間の文明を破壊。生き残ったのは、たったの数十人のみ……」

となるはずだったが、

小説第一章第2話でロボット兵士の数は、六十三体となってしまった。

理由は、誤植……タイプミスだ。

当初、ロボット兵士の数を六体にしようか十三体にしようか迷っていた作者は、六体と書いていた箇所を書き換え、十三体に書き換えようとした。

最初に憑依された六体というのは、その名残だ。だが、六を残したまま十三と入力したことで六十三体ものロボット兵士が登場することになってしまった。

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