第7話 最強の独立戦士[パーフェクトアイソレータ]

太陽は落ちた宵闇ここ攻防都市は夜も絶え間なく攻防戦が行われる。 時刻は22:25分

この時間帯は集団として拠点制圧が行われるのは不思議ではない。

???「5分後よりあの区を制圧します。」

そう指示を流すのはサニーと呼ばれる女性である。夜なのに太陽を表すのには何かしらの意図があるのだろうか、真実は本人のみぞしる

サニー「区を制圧にあたり、相手の防衛の動き、突撃のタイミングを冷静に判断し勝利しましょう。」

周りの兵はうなずくだけで発言はしない

22:30 ジャスト 戦闘の戦を告げる足跡が響く

その区の入り口には車を利用したバリケードが建てられている。

敵兵防衛隊隊長「来たぞ!95式部隊狙い撃て!」

スババババババババババ!

銃声が轟く

サニー率いる制圧部隊は建物に身を潜めて隙を見ては射撃を行うが突撃を行うものは誰一人いない。

 本来ならいつもはこれが彼らの戦だった

しかし今回は違かった

一人の男が路上の真ん中に無防備で立ち歩いている無論相手は男を狙う。

けれど男には当たらない

サニー部隊は何かを察したのかそのまま射撃をすることを止め、男の動向に目を配った

敵兵「なんだよあの男は!一発も弾があたらねぇ!」

敵兵防衛隊隊長「諦めるな!ここは死守するんだ!当たるまで撃ち続けろ!」

防衛部隊「オー!!」

男は歩みを止めないがいつのまにか銃弾はその男一人のみに一点集中されていた それでも彼には届かず

弾は恐れているかのように四方八方へと飛んでゆく。

男は目をカッと開いた。

刹那 男に目掛けて飛ばされていた銃弾は

全て敵兵全員に命中、弾の量は敵兵では抑えられず敵兵は壊滅してしまった。

男はそのまま歩き続けて区の中へ侵入した、

侵入した中でも彼を狙う者達は一人残らず殺された。

敵兵「俺は、、、あいつを知っている!あいつはこの都市の中でもっとm....

言葉は途切れた。 原因は目の前にあった

男がハンドガンを構えて彼を撃ち抜いたからである。

これを知った兵達の一部は怖気付き降参を申し立てようと男から離れるが男はそれに嫌気をさしたからか瞬時に兵達の目の前に降り立ちハンドガンで撃ち抜く。

殺戮の天使のように

そのまま前進を続け、ついに区の総統の元へとたった一人で辿り着いてしまった、

総統は驚きはせずに静かに語る

敵総統「まさかお前が来るとはな....。」

それに対して男は笑みを浮かべ答える

男「ッタクヨォ〜久しぶりに外に出て見れば

なんだよあの三下どもはよぉ〜www」

敵総統「彼らはこの区を守るために戦ってくれたそれを侮辱はさせはしない、よってここでお前を止めてくれよう。」

男「この俺を止める?笑えね」

敵総統「すぐにでもその息の根を止めてあげよう小僧[頂点]。」

敵総統は腰から打刀を抜刀し、男目掛けて突撃する

男はその突撃を避わし、次の乱撃も嘲笑うかなように避けていく

男「剣ねぇ〜懐かしいねぇあいつらみたいにブンブン振り撒くってヨォ!ダンスにでも誘ってんのかぁ〜?ww」

敵総統「いくらの貴様でも超至近距離の攻撃を反射することはできないだろ?」

男「なるほどそういうことかぁ?じゃぁこういうのはどうだ?」

男は剣の刺突から繰り出される衝撃を総統にぶつけるという荒業を見せつけた

敵総統「なにっ!?」

総統は反応しきれず後ろに飛ばされて後退りする

男はその隙を逃さずに総統の腹を殴る

敵総統「ゴハッ!!」

倒れ込む総統に対し、男は楽しげに言う

男「さてここで問題です、この俺の力は一体なんでしょう?」

総統は腹を抱えて姿勢を治しながら答える

敵総統「お、お前の力はこっ、の都市の頂点ッのは、反射能力だろ!」

男は笑みを浮かべて立ち尽くしていたが答えを聞いて手を頭につけ爆笑しだした

男「それも正しいんだけどな?でも惜しいなぁ!」

男はハンドガンを取り出し総統の方を撃ち抜く。

男「正解はぁ、超越変換、無条件に全ての物の質量、熱量、電気量を弄り回せるつまりなんでもできるってこったたとえ、それが空気であったとしてもナァ?w」

敵総統「たとえそうだったとしても俺はここで負けるわけにはいかんのだ!」

総統は全ての力を込めて男目掛けて剣を突き刺そうとした。

剣は男の前で止まった....まるで分厚い壁があるかのように

敵総統「っ!!」

男「ご大層なことだなぁ、

でも.... も う 飽 き た わ 。」

空気に触れた剣の衝撃は全て総統に向かって放たれた。

総統は全身から出血して倒れ込む

意識が遠くなる... あの小僧[頂点]に勝てなかった...無念

23:16分 サニー部隊の勝利となった

男は来た道を戻るとそこにはサニーが立っていた。

サニー「さすがですねNo.1。」

男「テメェに褒められる義理はねぇ暇だから来てやっただけだ」

サニー「そうですか、でも今回の勝利はあなたの力による勝利ですよ。」

男「知ったことじゃねぇなぁ」

サニー「またお越しくださいね、べじさん」

男「.....」

男は無言のままその場を後にした

男の名はべじ

この攻防都市の覚醒能力者[アウェイクニングスキル]の頂点ランク5の頂点に立つ者

最強の独立戦士[パーフェクトアイソレータ]

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[解説] 区の攻防戦

攻防都市にはさまざまな区が点在しており

その区をいろいろな集団が制圧を狙い日々攻防を繰り返している

各々の個性ある作戦が実行されているが

特に猛威を振るうのが覚醒能力者[アウェイクニングスキル]の存在

彼らの力により状況を大きく変えることが多くある

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次回予告

ヒット「今回は俺らは何もしてなかったのに

周りは攻防戦してるのか。」

キリ「そんなこと言ったってたまには休んでもいいでしょ19年前はずっと戦争に駆り出されてたんだから、」

ヒット「そうは言っても、それを止めるために動こうとしてるのがただ傍観してるのは

いかがなものか。」

キリ「ハイハイ次回頑張ればいいでしょ。(本当はこのまま休んでたいなんて言えない)」

次回

十色化計画

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作者より

はい、10月に番外編を書いてはや二ヶ月

通常編か

二ヶ月も期間が空きました大変申し訳ありませんでした

もう今年が終わりかけてるんですけど

あっという間でしたね某ウィルスの影響からもうすぐ一年全く引きません

それと小説の進み具合は全く関係ありませんが(⌒-⌒; )

投稿期間はこれからも不定期になりますが((殴

引き続き応援よろしくお願いします








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United the world second 水無月ヤヨイ @KisargiHaruya

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