第8話 陽斗くんと初めてのお話
プルルル...プルルル...
(あぁぁぁぁぁ...ついにかけてしまったぁ。)
(もうご飯食べちゃったかなぁ...)
(それとも、今食べてるところかなぁ...)
そんな事を考えていたその時。
ピッ!
(っ!でてくれた!!)
「あ、もしもし陽斗くん?」
「あ、はい、もしもし」
「お昼ご飯もう食べちゃった?」
「いや、まだです」
私は心の準備をしてから、
「良かったぁ、じゃあさ、今からどっかに食べに行かない?」
とご飯に誘ってみた。
すると、
「っ!」
と、唾を飲み込む音だけ聞こえた。
(あれ、もしかして嫌だったかな...よく考えたら名前しか知らないような人にご飯に誘われるなんて嫌だろうな、でも仲良くなりたいし...でもぉ...)
「はい!行きましょう!!」
そんな事を悩んでいると、これ以上にない位の大きな声で帰ってきた。
私は心の中ではものすごく叫んでいた、でも表に出さないようになんとか冷静さを保って、
「やったぁ!じゃあ〇〇駅の前の喫茶店でね!後でね〜。」
と、答え、恥ずかしくなってきてすぐに、
ピッ!
きってしまった。
(やったぁぁぁ!)
とても嬉しかった。
「よし!」
周りにバレないくらいで喜んだ。
そして、すぐに準備して喫茶店に向かった。
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