第3話 葵さんと初めてのお話

僕はなんだか長かったような短かったような登校をおえ、なんとか学校に着いた。


そして僕は一番端の1番後ろの席に着く。


すると、僕の数少ない友達が目の前にやってきた。


茶髪でイケメンの人気もの、隼斗だ。


「なんだよ、ニヤニヤしやがって、なんかいい事でもあったのか?」


と聞いてきた。


まずいまずい、顔に出てしまっていたみたいだ...


だが顔に出てしまっても仕方ない、


そう!何を隠そうあの後僕は!

葵さんとLINEを交換したのだ!!


「なんでもないよぉ〜ん♪」


「嘘つけよ、ちょっとキモイぞ」


心がエグられた。


だが、今はそんなことより葵さんとLINEを繋げた事が嬉しいのだ!


そんな感じで今日はずっと過ごしていく...

はずだった...


お昼、僕はご飯を食べに行こうと立ち上がったその時、


携帯が鳴った。


(なんだろ...)


っ!!


葵さんからだ!


どうしようどうしよう...


とりあえずでよう。


ピッ!


「あ、もしもし陽斗くん?」


「あ、はい、もしもし」


「お昼ご飯もう食べちゃった?」


「いや、まだです」


「良かったぁ、じゃあさ、今からどっかに食べに行かない?」


「っ!!」


こ、これは...デートか...?

デートのお誘いなのか...?

どう答えるのが正解だ...?


えぇい!もうこうなったら!


「はい!行きましょう!!」


(もうなんでもいい!誘って来てくれたんだ!行くしかないだろ!!)


「やったぁ!じゃあ〇〇駅の前の喫茶店でね!後でね〜。」


ピッ!


疲れた。正直疲れた。


(女の子との電話でさえ初めてなのに、好きな人だなんて...)


そんな事を考えていた。


陽斗は急いで準備をして学校を出た。




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