第4話ですっ

 わたしからしたら、


 永遠とも思えるほどの一拍の間をおいて、


 これからの人生を変えるかもしれない、


 運命の発表がされます。




 ────────────………………。




 「────『合格』、です」


 「────っっっっっっっ!?!!!!

 ……やっ、た………?

 …………、

 ────やったっ!

 ────やったっ!!

 やっっっったぁああああああああああああああああああああああああああああーーーーーーーっっっっっっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!」



 いまの自分が出せる、


 限界の声量で、おもいっきり────叫びました。


 あぁ…………。


 自分の胸の中が、


 あふれんばかりのよろこびで、


 とっても、満たされます…………。


 もう、嬉しくてっ……、


 嬉しくてっ……本当に………、


 たまりません…………。


 だって、今までの努力が、


 たったいま、報われたのですから。


 シャルロッテさんの雰囲気が、


 いつもの優しい雰囲気に戻りました。


 もちろん口調も、


 普段の砕けたモノになっています。



 「……うふふっ。

 もう、幼い子どもみたいにはしゃいじゃって…………。

 《魔女試験》の合格────おめでとう」



 そういって、


 我が子を見守るような、


 とっても優しい笑顔で、


 わたしを────『称賛』、してくれました。


 あぁ……。


 悦びがまた、ぶり返します……。




 「────シャルロッテさぁあああああああああんっっっっっっ!!!!!!

 ありがどぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっっっっっ!!!!!!!!」



 わたしはこの悦びを、


 身体であらわすように、


 シャルロッテさんに、


 またまた、抱きつきました。



 「────っっっっっっ!?!!!!!

 …………まったくもうっ!

 いっつも、こうなんだから…………」



 シャルロッテさんは、


 そういいながらも、


 わたしの髪の毛をすきながら、


 やさしく、なでてくれました……。


 そして、わたしは、


 シャルロッテさんの腕の中そこで、


 『睡魔』に、


 負けてしまいました────……。



 ……………………。


 ………………。


 …………。


 ……。


 …。





 (────むにゃ、むにゃ………。

 マー……リン…………。

 あなたは……、

 いったい……、

 いま……、

 どこに……、

 いるの────────……?)

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