下−12 騎士団ぽぽぽいのぽーい!弱い新生勇者にやられる生意気3国騎士団


「と、いうことで、いろいろ鍛えてあげてくれ。こいつ、実戦経験が足りなさすぎだからな!」俺

「・・・・いきなり、というわけで、って言われても何がなんだかわからんのですけど?」タカシ


「おいおい、そこからかい、、ぷっw、まー当然だなw。でもわかるだろ?なんとなく、な?」

「・・・・まぁ、、草履姫から軟弱しんなま勇者を鍛え上げてくれ、とか言われたんでしょ?」


「すげーじゃん!!わかってるじゃん!!さすがこっちに来てさんざん鍛えられ上げただけあるなー、やるなータカシっ!!」

いやぁ、、てへへへー

(こいつ、まだここらへん危険だなぁ、、ちょろすぎ、、、)俺


「わかりました、俺がしんなまを引きずり回し、とくにあの修行の旅で鍛えさせます!!」タカシ

しみじみ、、成長したなぁ、、、、まるでタカシじゃないみたい、、、


「たのんだ!おまえにしか、できないんだ!!」

そりゃ銀翼とかにこのぽんこつ頼んだら、奴等が染まっちゃったら困るし、、ねぇ?

毒には毒を持って制する!ってやつだよね?


(なんかちがうような気がしますが、、)メフィ

(んじゃなんだよ、、)

(んー、、、酒に交われば赤く酔う、、じゃなくって、、、えーと、、、もんぜんもんやこっこふみふみ?、あ、なにメギー、いまいくからぁー、ブツっ!)

逃げやがった、、


ーー


タカシは最近草履周辺2カ国はある程度できてきたのでゴッツに任せて(タカシは仕上げ等こまかいことまだあまり得意ではない)、そこに加担していた3カ国、中央王国に国境接する3カ国を担当している。

なので、そこに行くときもしんなまを連れて行く。


シュン!!

「・・・やっぱ、転移できるといーっすねー、」新ナマ

「え?まだできないの?どーやって移動してるの?」タカシ

「え、姫様にお願いして、、、」

「ああ、ハニー!ダーリン!の仲だっけ、、、なるほど、、抱き合って転移かーいいねー(棒)」

「・・・・・まぁ、、いいっすけど、、とっても、、、♡」

・・・・・まぁいい、、鍛えてあげよう、、、(タカシ)


で、

3カ国から集めた奴等が集合しているA国王都騎士団訓練場。

・・

「しょぼいっすね、、、」新ナマ

(ムカッつ!!!騎士団員全員)

「そういうな、お前んトコも最初はしょぼかったじゃないか、、俺が最初行った時」

「・・・・・まぁ、、、今に比べりゃ、、子供くらいによわっちかった、、、」

「だろう?皆最初はそーなんだよ?」

「タカシさんも?」

「・・・??、、どーd,、、あ、、いきなり空気の斬撃くらったわイサムさんがいきなり現れていきなり斬撃!ひどいよね?ありゃないよなー、、今思えば酷いよなぁ?」のんびり憤慨タカシ


「・・・・・・で、死んだんすか?」

「いや、、逃げたけど、、」

「え?初対面で初見で見えない斬撃を?」

「え?そーだね、、そーゆーことになるよなー、、うん、そう」

・・・・・最初からチートじゃねーかよこいつっつ!!!!!(新ナマ)


聞こえるタカシ

「え?でも俺勇者だし、、」

「・・・・俺も勇者で召喚されたんですけど、、、」

「??あれ?そーだったっけ?まぁ、人それぞれ、ってやつだよ、だいじょぶ!あの中レベル冒険者だった銀翼も今は勇者レベルだから!」

・・・・現地の一般冒険者以下の召喚された勇者って、、、今更にがっくり、、

OTZ、、になっている新ナマ。


ゲシっつ!!

ケツを軽く蹴飛ばすと、そのままの姿勢で空中を前方にすっとび、集まってる騎士達の中に突っ込んでボーリングのピンみたいに跳ね飛ばしていく新ナマ。

「お、ストライク!!」タカシ


「おーい、、遊んでないで戻ってコーイ、、」タカシ

「おまえ、ボーリング好きなのか?今度行こうか?」タカシ

「ぜんぶおまえのせーだっろがっつ!!つか、ボーリング場あるの?!!!」新ナマ

「あ、、そうか、、ナイなぁ、、」

っこいっつ!!!!!!


「いや、イサムさんに作ってもらえばいーんじゃね?」

「ああ、、、・・できそうだな、、なんか、ちゃっちゃって作っちゃいそう、、、」

「だろう?」

「うん、、、まぁ、、」



んなこんなで訓練に。


「んじゃ、今日はこのゆーしゃ君に君たちの訓練をつけてもらいます。がんばってなーゆーしゃ!」

タカシ結局丸投げ


・・・・・何をどーやっていいのかわからんけど、、、まぁ、、

「んじゃ、とりあえず様子見で、全員でかかってきてみて?」新ナマ

転移で現れたから少しびびっていた60人の母国では最精鋭の騎士達。コレ幸いだと食いつく!!


で、

ここで新ナマがぼこぼこにされるのが期待されているわけだけど、それほど甘くはなかった。

だって一応今まで防衛軍隊長レベル、ゴッツ、タカシなどに訓練されてきた。

今回一カ国から20人来てる。肩書騎士でも中央王国の者達にとっては実質素人に毛が生え始めた(この表現、すげーよね?)やつら60人が1000人いても意味なしだろう。


全員でかかってこいと言われた時、その60人は激怒していた。仮りにも各母国では筆頭レベルの20人達だから。

で、

飛びかかっていった次の瞬間

あれ?どーしたの?って、、自分がひっくり返ってるのを訝った。


「魔法か!魔法を使ったのか!!卑怯者めっつ!!!」×60

合気で投げられただけだけど、知らんとそう思うのも無理ないかもー


「あー、念の為に言うが、こいつは魔法を全く使っていない。単におまえらが素人だからやられただけ。

ではゆーしゃ、こいつら足腰立たなくなるまで容赦なく今とおんなじにぽぽぽぽぽーーいっ!ってやったって」

「らじゃー!」


それからゆーしゃは60人を追いかけ回し、追い詰め周し、ぽいぽいぽいぽい投げまくった。倒れて立てない振りしているやつらも、襟首捕まえて放り投げた。

結局全員気絶するまでやった。


「ふう!なんか、きもちよかったぁーー!!!」新ナマ

ストレス解消?


それから

「んじゃ、今度は剣を使って。お前ら、自分の剣を使え。ゆーしゃはこの木剣ね」

としょぼい木剣を渡し、

「これを折らないで全員ぼこれるよね?」と念を押す

「、、う、、、がんばりまふ」


「んじゃ、全員一気にかかれー!!」タカシ

え?え?全員??一気に?!!

「慌てるなよー、かかってこれるのは一度に数人だけだからー」タカシ

・・・・

まぁ、、こいつらなら魔獣より弱いし、、と思い直す新ナマ


それからは楽勝であった。

ひょいひょい躱わし、左手を柄から離しては投げ飛ばし、右手一本でかかってきたやつの剣を絡めて遠くに飛ばし「おら拾ってこい!!!」


砂を目潰しにしてきた奴には柄の後ろはしを思いっきり顔面にぶちこみ、当然砂など詠唱なしの防御で防いでるし。


剣無し時よりも60人全員ぼこぼこになっているけど、まぁまだまだ行けそうである。


修了

「これが、騎士なの?」タカシ

「えっと、自称っすかね?」乗る新ナマ


「うむ、、自称騎士の皆の者、よく聞け。うちの国の新人冒険者より弱っちい君たち自称騎士達が、どーやれば少しは強くなるのか、と、今までの殺られっぷりをよく見ながら考えたけど、、答えが出なかった。

だって、お前ら鍛えるくらいなら、冒険者登録したての者を鍛えるほうがよほど効果でるもん!!

なので、お前らは今から、銭湯建設現場労働者となれ。拒否はだめよ?」



「ああ、根性を一度まっさらにするんですね?でも、そんな面倒なことするんだったら、それこそ新人冒険者を鍛えるだけでいいじゃないっすか、こいつらはドラゴンの餌にすればいいだけでしょう?」

かなりだね新ナマ?


何も言えないし、ビビる者も出始めている騎士連中。


まだクソ生意気な目をしているクズが多い。

つまり、自分が弱っちいってことを全く認めていない。貴族子弟なんだろうな。


「おまえ、、」

と、タカシはその一番殺気が強いやつを指名。

「ほれ、」と剣を放り投げる。

右中指を立ててくいくいっっとする。

「こいやw」


一応全速力らしいが、勢いつけて思いっきり振りかぶり全体重のせて剣をタカシの頭に振り下ろす。


タカシ、左手をひょいと頭の上に上げ、人差し指と中指でそのおもいっき振り下ろされた剣をつまみ、

一瞬、その騎士停止。

で、左のほうにぶんなげる。


訓練場は半径100mほど。その西側には森が広がる。


ぶん!!どごぐしゃばきどぎゃぼきぐばどぎゃぶばぎばぎどっかーーーーん!!!


一瞬静かになり、その後上空に撒き散らされた森の残骸が落ちてくるが、

タカシは左手の中指をくいっと動かし、

その騎士の残骸を浮かして飛ばしてきた。なんかミンチになっているが

「回復」一言のみ

しゅわしゅわしゅわー・・・


まったく無傷の騎士になる

で、

ゲシっつ!!

顔を踏みつける

「いつまで寝てるんだ?」タカシ

うん、踏む方のがいいね?過去の性癖を反省するタカシ




最初、イサムは草履の国の姫に、追加でこの3カ国も面倒見てくれとお願いしていた。が

「生意気すぎて手に得ない、悪いが、、」と返品されていた。

なので

「なんなら滅ぼしてもいいけど、できれば使えるようにしてもらえたら有り難いかなー?」イサム

と、タカシに放り投げたのだった。

なのでタカシは最初から全滅させたほうが楽かな?とか半分思っていた。今も思っているけどw

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