中−27 国際情勢好転により王都も活況です? で、しわ寄せが、、
それから数日、訓練所の方に結構ベテランレベルの訓練申込みが多かったんで、翔太を始めとする銀翼、銀猿は忙しい様子で、昔話をねだりに来なかった。
でもメフィストは痺れを切らしたみたいで、俺に話してくれと聞きに来たんで
「メフィには天界のことを話してもいいんで、天界の話をするよ、」
と言った途端逃げていった。どんだけトラウマなんだ?
今でもたまに、何かを思い出したように突然「糞神がっ!!」とかぽつっと言うんだよね独り言で、
少し怖いよ?
なので久々に王都に行く。
瞬間移動も味気ないので、飛んでいく。もう今さら隠す必要もないだろーってんで、結構いろいろ隠さずに使っている。
だってなぁ?死んで30分くらいの奴も生き返らせてるんだぜ?ほいほいと。
もう「ああ、イサムさんか、、」で済むんだから、隠しているよりそっちのほうがいいよな?
そう考えたら、この間のダンジョンの死者の数は異常だったよなー。
気づかない間にどんどん増えてってたんだよなー、あっという間に。
「イサムが近くに居るダンジョンでさえこーなんだから、恐ろしいな欲って」とギルダーが言っていた。
王都はなんか以前より活気が溢れてる?
なんだかよくわからんので防衛軍に寄る。
「ちーっす!」 事務所のなかには3人居た
あ!
あ!
あ!
おまえら三つ子か、同じ反応すんなw
「隊長呼んできます!」たたたたったたたたーー
・・
だだだだだだだー!!
しゃきん!!敬礼する隊長!「おまたせしました!」
・・・
「毎回、、そうかしこまらんでいいぞ?」
「ありがとうございます!お言葉ですが、軍の規律を考えておりますので」
「ああ、なるほど、、ごめん、あまり無理言わんよーにするわ」
「ありがとうございます!」
「んじゃタマには休暇とって森の宿にでも泊まりに来てくれ、プライベートならのんびりしてもいーだろ?」
「ありがとうございます。そうですね、そうさせていただきます。」
んで、、
「どう?なんかうちの方に結構人員貰っちゃってるけど、大丈夫か?」
「はい、領主がクズの領からどんどん人が王都や他の良い領主の領のほうに流れているんで、募集かければいくらでもくるんですよね。しかも、一度選考に落ちた者でも、その後自分で鍛えたり人品更生したりしてから再度挑戦してくるし、結構面白いですよ」
・・・まぁ、、
「よく見てるなぁ、、やっぱお前隊長だよなぁ、、。
お前らもこいつが隊長で安心だろ?」と他の3人に声をかけてみる
「「「はいっつ!!!」」」
マジで隊長に付いて来てるようだな。
「よかったな、ここに入って」俺
「はい!あのブタ領主のときは隊長も苦労していましたが、今は隊長の本領発揮できているので我々も満足です。」
「ほう、あのときからこの隊長に付いてきていたのか、、」
「そうですよ、でなきゃなんであんなクズブタの下に居ようなんて思いましょう?」
「おまえらもまともでよかったよ」
「それで、街のことについて少々聞きたいのだが、、なんで?何かあったの?」俺
「ああ、なんかギルドの出張所の件でも人が多く来るようになったんですが、それよりも、国外情勢がかなり好転したようで、人とモノの動きが増したようです。先日飴屋を滅ぼした以前にも、大中小華帝国皇帝を滅ぼしませんでしたか?」
「なぜ知ってる?」
「いや、滅んだという話を外から来た者達が話していたので、こりゃイサムさんだろうなぁ、、と、、、」
・・・・・
「まぁ隠すことでもないけどな、、身内には。こっちにまでちょっかいかけてきたから少し燃やした。主要な者達はほぼ残っていないんじゃないか?あの国ももう地方ごとにばらばらじゃないかな?」
「みたいですね。もうひとつの国として体をなしていないそうです。そのうち小国乱立になるのではないかと言われています」
「そのほうが安全だな」
「ですね」
「飴屋は国民全員がどーしょーもなかったからな、病原菌みたいなものだった。草履の姫もよく知っていたわ。」
「なるほど、、ごくたまに飴屋の者が我が国に来ることもあったのですが、あの性格の酷さは個人のそれではなく国民性だったんですねぇ、、」
「そんなだったんか?」
「ええ、一見人が良く見えますが、こと自分の利益に関することになると、人を死に追いやっても僅かな自分の利益を得ようとか、、なんというか、、守銭奴が天使に見えるくらいと言いましょうかね?」
「やっぱりなぁ、、燃やしてよかったな。多分、草履の奴等もそういう被害にかなり遭ってたんだろうなぁ、、」
「向こうのほうが近いですからねぇ」
「よし、わかった。外国人が多くなると文化や思考の違いで面倒が起こるかも知れんが、ここのやり方に文句あるやつは話を聞き、将来も見据え全体がよくなるように改善できるならする。でも単なるその外人のワガママなら国から放り出して二度と入れるな。そいつの情報を全て残しておけ。同盟国ぜんぶと情報共有するから。
念写できるよな?」
「はい、できます。」
「かなり精密にできるように訓練しておけよ。念写の場合は数をこなせばこなすだけどんどん上達するからな」
「はい、わかりました!士官以上は皆上達させるよう徹底します。」
「あ、あと、草履とはどうなっている?」
「タカシさんを通して幾人か送っていますが、まだ主だった交流もできていません。できれば情報と意識の共有したいですね。」
「わかった、草履姫いやいや、隊長、お前が桜姫に会いに行って、俺から司令を受けているって、こちらの防衛軍と向こうの連結化を図ってくれ。できれば、同盟国全体がそうなるようにやってほしい。忙しくなると思うが、悪い、たのむ。小隊長達を、一国を考えて作戦とれるように鍛えてくれるか?
そこまでなってりゃ、他の国の軍も納得して防衛軍の傘下として意識を持つようになるだろう。
おまえ、その総大将だから、そこも学んでくれな?」
「・・・責任重大ですな、、、でもがんばります!」
「それでこそ、おまえだ。急に無理言って悪いが、頼む。」
王都防衛っていう話だったが、いつの間にか同盟の防衛隊総大将になってた件www気の毒な隊長殿である!!
それからギルドに寄って、ギルダーに
「防衛隊に人材取られても怒らないでね?人手が足りない時には防衛隊に言えば必要な人手を出すように言っておくから。また、人手が余ってたら、防衛隊に言えば仕事を廻してくれるように言っとくからさ!!」
と。
組織は2つだが、中身はいったりきたりでどっちにも所属ぅー、みたいなのが理想だよね、本人たちも。
一体自分は何屋なのかわからなくなるかもしれないけどw
防衛隊は、副官の副官を8名ほど決めたらしい。で、今の隊長並にするようだ。
俺が同盟国全体を隊長が見られるように成れって言ったので、この国の防衛隊をみる者、あと各国の防衛を把握し戦力の精鋭化など向上にテコ入れなどをし、同時に全体からの情報でその国の防衛を考える担当として、担当国を見る者達、としての8人。
各人が鍛え上がったら、すぐに副官2−3人付けるようにするとのこと。
「防衛隊(ここまできたらもう”軍”だな)基地を、それに必要と思える規模の倍の大きさにしてくれ」と言ったら、
「・・・人手も時間も無理なので、中枢部ができたらそこだけでも魔国に移し、ここの王都は従来通りの中央国の防衛担当としておく、ってのはどーでしょーか?」
と隊長と副官から提案。
「いーねそれ。」とその場で魔王に念話で相談。了解を得た。
「今コロシアムを作っているだろう?そのそばに”同盟軍(隊)中枢部”のビル作るってよ。で、そのビルをはさんでコロシアムの逆側に駐屯地を作るそうだ。
「どーせ、合同軍とかも作るんだろう?」って魔王ワクワクしていたぞ?」
・・・・(勝手に規模拡大された、、、”軍”になってるし?寝る暇なくって死ぬかも知れない、)隊長+副長
「・・・・わりーな、でも、優秀な魔人や、向こうにもひとの優秀なのが多いから、出してくれるってよ?」
「そりゃ助かりますけど、、、」
「ギルドの冒険者の引き抜きも了解もらったからな?
まず、お前らが、ちゃんと毎週休みをとって、体とおつむを休めないと、お前らの部下達も休めないからな?
そんなに急がなくっていいから、なんかあったら俺が燃やし尽くせばいいだけだから」
(いや、それをさせたくないから俺らが、、)隊長、副長
いちいち小さなことでも燃やされていたら大変なことになるのだwいくら対象が悪人達だけだといっても、そんな壮大な力を使ってりゃ早々に悪魔扱いされるのは目に見えているから。ひとの社会ってのはそーいう非合理的なもんだ。と隊長と副長たちはわかっていた。
「なので、おまえら、明日から3日間おやすみ。
おいおまえら、(部屋の中に居る他の隊員達に)、隊長と副長1(筆頭副長)が3日間いなくなる。その間に何が起きてもお前らだけでうまく対処できるように訓練だ、いいな?!!」
「「「「「はいっつ!!!」」」」」
「な?何事も訓練♪」俺
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