第75話 足利の世の終焉

永禄十一年 初夏 古河 伊藤元景


 年が明け、日差しも暖かくなり、夏の到来を予感させられる頃に、小山にいる古河公方の義氏殿から、是非ともお目通りを、と請われた。


 父上が体調を崩したのも義氏どのとの面会からだったので、微妙な気持ちにはなったけれども、特に内密に、などとは言われなかったので、父上や忠宗、業棟も一緒にこうしてお会いしている。

 義氏殿も家臣の小山高朝おやまたかとも殿、秀綱ひでつな殿を連れてきているので、特段おかしな話ではないのでしょうね。


 「本日はお目通りかないまして、誠にありがとう存じます」


 まずは義氏殿から一礼をしてくる。

 伊藤家の広間や応接室?や会議室などは太郎丸の好みに合わせて、机と椅子を備えた南蛮風が主流なんだけど、ここ古河での一番の広間は、昔ながらの板の間。まぁ、私は鹿島神宮での修業が長いからこうした造りの広間も慣れたもの。

 太郎丸は苦手らしいけれど……。


 「そのように、堅苦しいことは……楽にして貰って構いませぬぞ。義氏殿。して、今日の御用の向きは?」


 基本的に公式な話し合いの席では、父上が進行役を担うことが多い。


 私が進めても良いのだけれど、それでは「せっかちが過ぎる!」と毎回父上にお小言を頂戴するので、面倒を省くためにも最初から父上に進行役を投げるのが最近の流れ。


 「左様……この度、当家、古河足利は正式に古河公方を降り、今後は伊藤家配下の一家臣として伊藤家の御為に働かせて頂きたいとのお願いをしに参りました」

 「ふむ。しかし、当家の一家臣となると……当家は家臣に如何なる領地を持つことも禁じておりますぞ?どなたであれ、当家から禄を払う形になります……失礼ですが、後ろに控えておられる小山殿はその家名通りに、小山の地の縁を大事にしておるのではないですかな?当家に仕えていただいた暁には、どこぞで役目についてもらうこととなりますが構いませんかな?」

 「「承知の上でございます」」


 あらかじめ話してあるということね。

 それはそうよね。

 当家の統治方針は有名だろうし、自分の城の周りを眺めれば一目瞭然だものね。


 「御覚悟の上ならば、私として拒否するいわれは有りません。役目については当家で吟味した上、後々この安中忠宗よりお伝えさせましょう」

 「信濃守様のご配慮、真に有難う存じまする」

 「……しかし、少々解せぬのも本当のこと。詳しい理由をお伺いしても構いませぬかな?」


 変な心持で、獅子身中の虫、にでもなられたら厄介だもの。

 ある程度は理由を正直に話してもらわなきゃね。理由によっては排除させてもらわざるを得ないわけだし。


 「もちろんでございます……まずは……そうですな。永禄八年の京で将軍義輝公が三好勢により討ち取られたことに始まりまする。その後、水面下での後継争いを経て阿波でお生まれになった義栄よしひで殿が今年、十四代室町将軍となりました。されど、義栄殿は京に上ることもなく、この間摂津にて亡くなられたよし」


 ……将軍職に関して何やらごたごたしているとの話は聞いてたけど、将軍になった人がすぐに亡くなっていたとはね……そりゃ、一門である義氏殿は大変でしょうよ。


 「かような事態の折、私の下へ近衛前久関白殿下が参られまして、私に是非とも京に上り十五代室町将軍となるようにと仰られたのです……」


 なんとも、面倒な役割を……あの公家なら言いそうね。

 正月に話した感じだと、あまり頭が良いようには思えなかったもの。


 「……これはまた。……確かに、義氏殿はれっきとした古河公方、足利の確かな流れを組む御仁ですが……小山から京まで、いかように向かうのです?ただの物見遊山では済みますまい。そもそも義栄殿を担いだ三好が、早々に認めるとは思いませぬな」

 「その通りです。私もそのような無理は道理も何もない、と突っぱねたのですが……関白殿下は、「古河公方に臣従しておる伊藤家を先ぶれの兵として使えば良い」と申されまして……」


 ああ、本当に、あの公家は言いそうね。


 「……で?如何に返答を?義氏殿がここにいらして、先ほど願い出た内容からはおかしな返答をしたとは思いませぬがな?念のために聞きたいですな」


 父上も怒り心頭ね。忠宗と業棟なんかは返答如何では切り捨ててやろうかどうかを真剣に考えていそうだわ。

 三人とも、あの公家と話したことないからわからないのでしょうね。

 あの公家はそういう何か、物の怪のような何かをまとった方よ。


 「あ、いや!その場でお断りして、追い出しましたとも!私がここにきて最初に願い出たことに偽りは御座いませぬ。そもそもかような情勢の京で、将軍だなんだと威張り散らして何になりますか?只の愚者の戯言にしかなりませぬ!私が追い出したその後も、殿下はしつこく面会を願い出てきましたが、いずれも門前払いをしたところ、諦めて京に戻ったようです。これが春の出来事です」


 なによ。

 春の出来事というならば、夏の出来事でもあるっていうのかしら?止めてよね。


 「その段階で、これはもう、私が古河公方を名乗るのを止めるのが一番ではないかと、これらの小山達とも話おうてはいたのですが……決定的なのはこちらの書状です。どうぞ、ご一読ください」


 言うや、義氏殿は懐から一通の書状を取り出した。

 私は業棟に頷き取って来てもらう……どれどれ?


 まずは日付と署名が誰かの確認ね。


 十日ほど前の書状、署名は十五代室町将軍義昭……内容は……あらあら。


 「如何した?信濃守よ?……ちと、拝借するぞ……なんと!……これは、あきれてものも言えんな……忠宗も確認するが良い」

 「では、失礼をいたしまして……はぁ、古河公方義氏を鎌倉公方及び足利副将軍に任じるので、武家の本領である鎌倉城に入れですか……信濃守様には藤原氏上杉家を名乗らせ、関東管領にすると……なんともあきれてものも言えませぬが」


 なんだって平氏である伊藤家の娘の私が藤原氏になって上杉家を名乗るのよ……。

 しかも、「光栄に思うが良い」的な文面が、いっそ憐れみを誘うわね。


 「……頭のおかしな同族で申し訳ございませぬ。阿呆の義昭は東国の情勢を何も知らぬのです。そもそもがあやつは、物心ついてすぐに寺へと預けられた身。見知った世界も山城と大和ぐらいのものでしょう。もしかしたら、福原の西、伊吹の東にも人が住んでいることを理解できておらぬやも知れませぬ」


 畿内の人間の東国、西国に対する認識というのは酷いものね……。

 今じゃ、明の商船も畿内は素通りするのが当たり前の状況だというのに……。


 「かような書状をもって、私どもも決心をしたのです。私も足利の名を捨てようと……小山に寄って私を盛り立ててくれる者達には悪いとは思いますが、足利の本来の姿、東国武士の一員に戻り、これよりは伊藤家の治める東国の繁栄に力を尽くそうと志した次第。何卒、信濃守様の手助けをさせて頂きたいと存じまする」


 もう一度、深く頭を下げる義氏殿。


 義氏殿は父親の晴氏殿、その公方への異様な執着に反対していた人だもの。

 この書状を見て決心を、最後の一押しをされたということね。


 「解りました。小山城に仕える方々にとって、絶対に悪いことにはならぬよう、私の名前で誓いましょう。して、義氏殿は足利の名を捨てられると申されましたが、今後は?」

 「ここに控えております高朝は、元は結城家の血筋。戦国の習いの中ではありましたが、今の段階で結城家を名乗る者は下野・下総にも奥州にもおりませぬ。ですので、今回は高朝が実家の結城に戻り、私を養子とすることで、今後は結城を名乗ろうと考えております。また、結城は南朝、北朝の両方に属しておりましたので、変に足利に愛着がある者達を刺激することもありません」


 なるほどね。

 北朝方であった下総結城を名乗り、南朝方であった白河結城とも違うということで、足利を刺激しないというのと同時に、奥州が本拠の伊藤家とは敵対しない旨の主張も兼ねているわけね。

 かといって、北朝だけの家名でないと……。


 「また、結城家の歴史を紐解けば、伊藤家と同じく鎮守府将軍秀郷公に繋がります。このことからも、神剣を宇都宮二荒神社より授かった伊藤家に仕えることは当然の流れと出来ましょう。何卒、私の結城家相続をお認め頂きたいと存じます」

 「なるほどな、如何に思う?信濃守よ」


 私は一つ頷きを父上に返す。


 「解りました。義氏殿……いや、これよりは結城家の通字が必要か。朝氏ともうじと名乗るのがよろしいか?」

 「いえ、せっかくの信濃守様のお申し出なれど……できましたら、信濃守様の名より元の一字を頂きたいと存じ、元氏もとうじと名乗ろうかと思っております……」

 「いや、これからは同じ秀郷公の流れを組むのです。上下の別はいりません……では、結城の朝と伊藤の景で朝景ともかげと名乗ってはいかがですか?」

 「これはなんとも……かたじけのうございます。それでは、これより結城朝景ゆうきともかげ全力で信濃守様の力となることを誓いまする」


1568年 永禄十一年 晩秋 室蘭


 「お待ち申し上げておりましたぞ!後見様!どうぞ見てやって下され、これが足掛け五年で作った室蘭の町でござる!」


 関東ではまだまだ日中の作業では軽く汗ばむぐらいの陽気だというのに、ここ室蘭では上着が手放せないほどの気温だな。

 愛用の羽毛入り狼毛皮に包まる俺である。寒がりは未だ健在。


 「おうおう。なんじゃ、小一郎。良い街ではないか!それにどうなのだ?後見様のことを義兄上と呼ばんで良いのか?ん?」

 「そうだぞ。三十を過ぎても嫁を取らず、村の娘やら村上衆の娘、明からの娘と日替わりでねんごろになっておる実兄に遠慮することなぞ無いのだぞ?かははは」

 「……信長様、せっかく気分よく小一郎のことを揶揄っているというに、何でそこで儂のことをそのように……」


 ほう。そうだったのか、秀吉め。

 嫁取をせぬのはどうしてかと思っておったが、そうやって独身貴族を謳歌していたのか……羨ましいやつめ……イテッ!


 「……なんか、南は旦那様が良からぬことを考えた気がしました」

 「考えておらん。考えておらん。儂はいつまでも阿南を愛しておるぞ」

 「むぅ……南は騙されませんけど、せっかく今日は清ちゃんの晴れ舞台なのです。このぐらいで我慢します……」

 「そうそう、兄上には三人のお嫁さんがいるけれど、南ちゃんのことが一番だって!」

 「ええ、一番ですか?……知ってます……でもでも、小一郎ちゃんは一目合った時から、ずっとずっと清ちゃん一筋だったのですよ?羨ましいです!」

 「ええ!!そうなの!やだ!僕嬉しいよ~!」


 ……ガールズトークが永遠に続きそうなので、ここいらでちと、距離を取ろう。


 「かははは。我が娘夫婦が幾つになっても仲が良いというのは良いものだな」

 「左様ですね。私も義父上にそう言っていただけるよう、宝と生涯を添い遂げようと思いまする」

 「おうおう。なんとも有難い申し出だぞ、義尚殿……しかし、儂も果報者よ。長男は九死に一生を得、次男は見事な当主となり、義息子の景藤殿と義尚殿も人間が出来ており娘を大事にしてくれる……知っての通り、儂は実の父親とは仲があまり良くなかったからな……こうして、子供たちと親子の絆が強く結ばれるとはな……有難いことだ……ぐすっ」


 なんともまぁ、奥州にその人ありと詠われる伊達晴宗殿が男泣きか。


 「湿っぽい話はこのくらいにして、早速、この室蘭の町を案内して貰おうではありませぬか!お願いできますかな?輝宗殿!」

 「ええ、もちろんです!ささ、父上も鼻をおかみください……時正ときまさ常成つねしげ!案内をしてくれ!……こちらの両名が、室蘭の伊達軍を率いておる支倉はせくら時正と常成です。二人とも平氏伊藤家の者ですからな、景藤殿とは同族となりましょうぞ」


 おお!支倉家か!

 すると、どっちかが、かの有名な支倉常長はせくらつねながの父親かね?

 せっかくの同族に会えたんだ、仲良くせねば!


 「これはこれは、このような遠き室蘭の地で、同族の方々に出会えるとは、この景藤大変うれしく思います。今後とも、どうぞよろしくお願いいたす」

 「いやいや、そのようにご丁寧な……我ら支倉家は平氏伊藤家とはいえ、本来は信濃守様の家の家来筋でございます。お恥ずかしながら、主君が山に逃れて臥薪嘗胆の日々を送っていたというのに、のこのこ山を降り、伊達家のお慈悲に勝手に縋ってしまった一族……恐れ多くて伊藤家など名乗れませぬ」

 「左様、常成の申す通り。この場を借りて、祖先の無礼を詫びさせて下され」

 「「まことに申し訳ございませぬ」」

 「いやいや、頭をお上げ下され。勝敗は武家の常でございます。ただ、私どもの祖先は武運及ばなかっただけです。また、武家には養わねばならぬ者達が多くいることも事実。何をもってお二方の祖先を責められましょう……どうか、これよりは同じ伊藤の者として、仲ようしていただきたい」

 「「忝いお言葉です……」」


 なんだろう。

 今日は男泣きをする人が多い日なのかね?


 ぱんぱんっ。


 「ははは。湿っぽい話はここまで、ここまで。我らは室蘭の町が初めての者がほとんどだ。まずは案内をしてもらわねばな!」

 「そうですな!まずはこの室蘭の湊から造船所、交易所を見て頂いた後、城壁を見ていただき城の方へと案内させていただきまする。また、城には秀長殿率いる伊藤家のお力で温泉も引いておりますので、湯でもいただいて下され」

 「おお!それは有難い!早速、視察に向かおうではないか!!」


 温泉!

 秀長め!流石出来る男は違うな。

 確かに胆振湾はカルデラへの浸食によって形成されたと言われているからな、温泉の存在は信じていたぞ!掘れる深さに泉源があって良かったよ。


 うん。良いお湯を楽しむためにも視察をしっかりと行わないとね!


 「ほぅ……。しかし、伊藤家、佐竹家、伊達家と三家の武凛久が一つの湊、しかも北の室蘭に揃う姿というのは何とも勇壮な姿よの!」


 室蘭の湊を眺めての晴宗殿の言葉だ。


 確かに、夕陽に照らされる室蘭の湊に佇む三家の武凛久、何とも言えない……。


 伊藤家の武凛久は勿来で、佐竹家の武凛久は横浜で、そして伊達家の武凛久はここ室蘭で……。

 気のせいかも知れないが、どうにも三隻共に夕陽に輝く、その輝きでさえ違ってるような気がするな。


 うん。皆が皆、自分たちの武凛久こそが一番と思っているに違いない。


 「景藤殿……」

 「何でしょうか?義尚殿」

 「……当家は未だに艦隊を編成出来るほどに武凛久を揃えられてはおりませぬ。これからも、是非とも当家の船大工達に横浜にて造船技術を叩き込んでいただけるようお願い致します」

 「勿論ですとも。義尚殿。今後は関東の内海を日ノ本一の港湾都市とすべく、頑張っていきましょうぞ!」


 義尚殿はお兄ちゃんのやらかしが心配でしょうがないのだろうが、言ってみれば、東京と千葉は佐竹が押さえているからな。東京湾、港湾都市化計画にはどうしても彼の力が必要なのですよ!

 ただ、願わくば……お兄ちゃんみたいに、公家に骨抜きにはされるなよ?


 ……

 …………


 「ふぅ~。なんだ。今、この湯には伊藤家の後見、伊達家の当主と後見、それに佐竹の新当主が入っておるわけか!しかもその四人が全て縁戚とは有り難い……東国の悉くを抑える者達が親族とは有り難いな……」

 「はっ。ここだけの話、前当主の兄義重は、妻である近衛家の姫が調合した怪しげな香を嗅ぎ過ぎて体調を壊し、そのまま亡くなり申した……当の姫は兄が体調を崩すと即座に京へと逃げてしまい、捕らえた近侍の者達も詳しくは知らぬということでございました……なんとも口惜しい」


 そう。義重君はこの春に急死した。

 話を聞いてると、どうにもお公家さんが調合した怪しげなクスリで亡くなった模様である。

 ……しかし、そうなると、同じく近衛の姫(養子)を娶った輝虎殿も大丈夫なのかね?


 「義重殿が亡くなったのは残念なことではあるが、どうにも彼は当主としての器量がな……弟御を目の前に言うのもなんだが、横浜の湊や伊藤家に対する言行動、里見家との合戦内容など、あまり褒められたものではなかった、と儂は思う。義尚殿にはその点に留意しつつ、東国武士の名門として、領地、領民の幸せを第一に考えて政を行ってもらいたいと思っておるぞ」

 「はっ。必ず!」


 人の死で喜ぶのもなんだけど、佐竹の新当主が義尚殿になってくれたおかげで関東が落ち着いたのも事実。房総半島で戦の気配は消えたし、伊豆からここ室蘭までの航路が無事に繋がった。

 そう、無事と言えば……。


 「晴宗殿。東国と言えば、南部の件ですが……先ほどシベチャリチャシのストゥシャイン殿が言っていた件は本当なのでしょうか?」

 「……輝宗」ぱしゃっ。


 晴宗殿は湯を手ですくい顔を拭いながら、輝宗殿を促す。


 「……すとぅしゃいん殿の話は別の流れで裏が取れております……当家には南部の方針に反発して当家に従う九戸くのへの者達がおります。かの者達の話では、確かに、次期当主の信直のぶなお殿の代になれば津軽弘前と奥六郡は反旗を翻すでしょうな」

 「アイヌの力も借りての一斉蜂起……松前、函館から始まりますか……」

 「……南部も奥羽の北に位置し、作物の実りが厳しいことは確かなのだが……どうにも、家臣領民からの搾取という簡単な方針を採っている以上、押さえつける力が弱まれば、当然反発されようものだ。その時は我が伊達は動かざるを得まいな……伊藤家と佐竹家は両家の判断にお任せする……さて、そろそろ湯から上がるか!これ以上は逆上せてしまうからな!」


 東国の安定は近いと思ったんだけどな~。

 流石に戦国の世は簡単には収まらんか。

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