魔女の後継者（廃稿）

第13話 バックトラック2

　　屋根の上で～～～

　観客は達也が切り取った亀裂を見て、何を言っていいのか分からずに全員が口を開いた。

「おいおい！ 何の冗談だ？」エミリーは驚いて言った

「良いと言っていいのか、怖いと言っていいのかわからない！」夜は言った

「怖い...」

　ヴァネラは二言だけ言ってそれ以上は何も言わない。

「これは破壊の化身であり、その名の通り... ああ!破壊の神です。」ガシナイが横になって言っていたのは

　カミラは頭に手を当てて震え、先ほどのチョップが怖くてしゃがみ込んでしまった。

　そしてヴァネラはカミラのところへ行き、床にひざまずき、泣き止んでほしいとカミラの頭を手で撫でた。

　ルナはしばらく呆然と見つめていたが、口を開いて言った。

「これがリトル達也の実力なのか! 信じられないわ」

　有紀は目を閉じて真面目に言った

「これは事実です。」

「何て化け物なんだ。」ガシナイは言った

　夜は隣にいた少年を見て、夜はその少年の中に強い戦いを感じながらも目を逸らした。

「頑張れ、佐助ちゃん。 あなたの強さを彼に見せてあげてください!」

　水見サスケ,暴食の後継者

　黄色い短髪に黒い瞳孔を持つ。 黄色のジャケットに白の半袖、黒のズボンを着ている。

　サスケはゆっくりと屋根の先まで歩いていくと、ゆっくりと身を乗り出して屋根から飛び降りた。

　サスケは空回りして着地すると、着地した瞬間に達也に向かって突進してきた。

　達也はすぐに一歩下がり、サスケは腰から直刀を抜いて左に振った。 すぐさま秋水の垂直斬りでブロックした達也は、サスケを剣で押しのけると、達也は大きく跳び返した。

「早い！ 忍者と同じ。」

　達也は腰から悪夢を抜いて、それを前に置き、背後の秋水は格闘の体勢になった。

　サスケは体を屈めて足を前後にして立ち、両手に剣の柄を持って左脇に置いた。 すると彼の直刀が雷を放ち、達也は驚いた。

「そんなに驚かなくても、私たち水見家は代々忍者をやっているので、雷の魔法を使うのは当たり前なんですよ。」

「ちょうどいい、私も雷の魔法です。」

　達也は苦笑いを浮かべ、秋水の剣に雷を放った。

　会話が終わった直後、サスケ佐助は達也の左腹に駆け込み、腰をかがめて剣を振った。

　直刃のチョップを悪夢くブロックした達也は、悪夢をしっかりと構えてサスケの剣を地面に叩き潰した。 雷が地面に落ち、地面に小さな亀裂が現れる。

　秋水はサスケの体を下から振り回し、体を後ろに曲げた。 刀の先が体と顔をかすめ、サスケの頬に短く切り込みが入った。

　サスケは地面に押し付けられていた直刀を抜くと、困った顔をしてすぐに飛び退いた。

「あいつは体力使ってるのにめっちゃ速いんだよな。 そして二刀流を使いこなすのが上手い。」サスケは心の中で言った

　次の瞬間、サスケの前に達也が現れ、秋水を後ろに置いて肩越しに振り回した。

「レッチェ」

　サスケが話し終わると同時に、すでに達也の秋水が肩に乗っていることに気付いた。

　サスケは素早く反応し、剣が肩に切り込もうとしていた矢先に右手で秋水を掴んだ。

　サスケの右手は血を流し、秋水の剣から血が地面に滴っていた。達也が切り捨ててくれると思っていたが、それは間違いだった。

　達也は下ではなく、上を向いてスイングした。 サスケですら予想していなかったことで、親指以外の4本の指はすべて切断されてしまった。

　サスケはすぐに振り向き、達也の秋水の剣を強く蹴った。 達也は距離を置くように遠くに蹴られた。

「あの野郎、上向きに振ってるぞ！」

　サスケは嫌そうに顔をしかめると、コートの袖を一枚はぎ取り、右手の指から血が出続けるのを防ぐために右手に縛り付けた。

「今までは何の能力も持っていなかった。 彼の能力の発動は非常に難しいはずです。」達也は心の中で言った

「この戦いを終わらせる時が来た。」

　達也はサスケに駆け寄り、それを聞いたサスケは不細工な笑みを浮かべる。

「終わり？ 何の冗談だ！」

　達也が半分ほど走ったところで、いきなり右頬を襲われた。 そして、お腹を襲われて唾液を何滴か吐き出した。

　達也はいきなり見知らぬ物体に襲われたことに違和感を覚え、左右を見たが誰もいなかった。

「空気のせいかな... いいえ，ありそうもない！ 空気はどうして自己認識になるのか。」

「攻撃しているのは空気ではなく、私が攻撃しているのです。」

「!」

　達也はショックを受けた様子で、サスケは空を見上げて左目に左手を当てて笑った。

「ヘヘンヘヘンヘヘン!」

　笑った後、サスケは左目に手を当てたまま達也を見た。

　突然、達也の左頬、左腕、右足、左腹がナイフのような刃物で切られた。

　左頬、左腕、右太もも、左腹から痛みが来て、刀の先が達也の右肩に突き刺さった。 達也の顔に苦しそうな表情が浮かび上がった。

　サスケは達也の傷口が次々と現れるのを見て、大きな快感を感じていた。 左目から左手を落とし、両手を広げた。

　サスケは左手を差し出し、達也に指を向けた。

「私の空間を突破することはできません！今のあなたは無限にいるから。」

　サスケの言葉を聞いた達也は、自分の力の正体に気付いた。

「あなたの能力は空間を作ることですが!」

「半分だけ正しい、私の能力は空間を作って作ることです。」

「この空間を作ったのは私だ、君が傷つき続けるのは私が作ったからだ そして、空間を作れる回数は無制限です。」

「簡単に言えば、どの空間でも全く同じ動きをするのですが、私はどの空間でも同じ動きをするのではなく、どの空間でも自己認識をしています。」

「能力名は無限空間（Infinite Space）。」

　達也は今、何をすればいいのかわからず、立ち止まってサスケの「無限空間」（Infinite Space）を突破しようと首を回していた。

「真面目な話、彼の能力は本当に面倒で、他の空間で彼の動きを予測することはできません。 これは、無意味な傷に私を残し続けるでしょう。」

　達也は苛立ちの表情を見せ、その間に達也の体の一部がナイフの刃で切られてしまう。

「ち!」

　達也の傷は増加の一途をたどっており、右肩だけが最もダメージを受け、剣を振る動きがスムーズではない。

「このままでは、余計な傷を増やし続けるだけになってしまいます。 突破するにはどうしたらいいのか...」

　達也は背後の駐車場に目をつけ、閃いた。

　すぐに振り向いて駐車場まで走ってきた。 それを見て笑ったサスケは、歩きながら達也を見て笑った。

「おいおい！ 倒せないなら逃げろよ、どこに逃げても無駄なんだから。」

　達也はサスケを無視して頭の中で戦略を練り続け、口元を少しニヤニヤさせた。

「上手くいくよ！ 完璧な計画です」

　具体的にはどのような計画なのでしょうか？ 時間を稼ぐため？ サスケを一撃で倒すことでしょうか。 それか...

　達也は駐車場に駆け込んでみると、一台の車でも空間に孤立していることがわかった。 駐車場がかなり広くなったので、スムーズに進めることができました。

　彼は駐車場の五段を駆け上がり続けた。 三階に着くと、達也は足を止めて周囲を見回した。

「ここだ!」

「では、計画を立てろ！」

　サスケは今、駐車場に走ってきて、ドヤ顔で、もう勝ったと思っているところです。

　誰が知っているかというと、彼は死への道を進んでいて、戻る気がないのです。

　そうしてサスケはゆっくりと上を向いて歩いていった。 三段目に到達した時、彼がエサを取るのを待っているかのように、同じ場所に立っている達也の姿が見えた。

「どうしたの？ 立って...」

　天井に何かがあることに気付いて顔を上げると、サスケはショックを受けていた。 天井に爆発霊符何個もあるのを見て驚いたそうで、すぐに慎重になったそうです。

「何がしたいの？」

「何もすることがなく、上はただの飾りです。」

　達也は背中に隠した秋水をゆっくりと伸ばし、剣は雷光を放ち続けた。 駐車場に入った瞬間から雷が集まり続けるほどの迫力でした。

　サスケは彼の計画と戦い方を知っていた、彼の計画は一撃で私を殺すことだった。

「魔力も体力もほぼ消耗しているので、魔力は3/10、体力は半分くらい残っているはずです。 それどころか、まだまだ魔力はあるし、雷の力は彼よりも強いはずだ。」サスケは心の中で言った

「試してみる価値はありますよ」

　この瞬間、彼は腰にある真っ直刀を抜いた。 剣を抜くと同時に、剣から雷が放たれた。

　達也の雷鳴の何倍もの威力を持っていた。

　両手で剣の柄を握ったまま、サスケは真っ先に達也に突進した。 その後、達也もサスケに向かって突進してきた。

「レッチェ!」

「レッチェ!」

　両者ともに「レッチェ」と叫んで剣の刃がぶつかり合い、お互いに全身の体力を使っていた。

　床も強力な魔力でへこみ、衝撃で倒れそうになっていた。

　達也の力が足りず、剣をバックにした。 サスケはこれをチャンスと見て、全力で前に振った。

「死ね～～!」

「お前が正しいんだよ」

「爆発（ブラスト）！」

　次の瞬間、サスケが立っていた床が崩れ、何が起きているのかわからなくなった。

　黒煙がゆっくりと立ち上るのを見て、彼は自分が立っていた床でもある二階の天井に、爆発霊符が貼られていることに気がついた。

　サスケの推測は完全に間違っていた、達也は俺を一撃で倒すのではなく、石で叩き潰したかったのだ。

　それを察知した彼はすぐに天井を見上げたが、天井にあった爆発霊符は爆発しなかった。

　これには、またしても間違った推測をしていたサスケも驚いた。

「言ってなかったっけ？ 上はただの飾りです。」

　三段目から飛び降りた達也は、今は強欲の手ではなく、ただの普通の人間の右手を後ろに伸ばしている。

　拳の中に麒麟（キリン）が現れ、達也が右手を前に伸ばしてサスケの腹を叩く。

「他の空間と同じ動きをさせるのが、私の計画です!」

　サスケは自分の計画を全く推し量っていなかったし、達也もさっきまで雷切の力をフルに使っていたわけではなかった。 雷電の力は嘘で、達也の幻想に惑わされていたが、実際には雷電を解放することすらしなかった。

「それは愚か者のように思える... 俺だ!」サスケは心の底で言った

「麒麟（キリン）の一撃」

　右手がサスケの腹を直撃し、麒麟（キリン）が腹を突き抜けて後方に突進してきた。 達也は放さずに下に向かってダッシュし続けた。

　2段目の床も底を突くまで貫かれていました。 サスケの背中が地面に当たり、地面がへこみ、無数の亀裂が現れた。

　最後は達也が全力でパンチダウン。 サスケは口から血を吐き出し、目は真っ白になり、胸骨は完全に砕け散った。

　達也が右手を引くと、右手の麒麟（キリン）が消え、右拳が少し熱を帯びた。 背筋を伸ばして下を向いた。

　ちらりとサスケを見ると、後ろを向いて駐車場から出て行った。

　駐車場を出た瞬間、達也は指を叩いた。 すると、三階の天井が爆発して無数の石が落ちてきて、サスケを無数の石で殺してしまった。

　水見サスケが死んだ