魔女の後継者（廃稿）

第8話 ターミネーター

　帰り道を歩いている達也と優子は、二人で商店街を歩いてから家に向かう。

　彼女は今日のデートにとても満足しているそうで、達也は優子の幸せそうな様子を見た。

　デート？なんでデートだと思うんだろう、ただの友達との買い物旅行だよ。

　違う !

　達也、これはデートではなく、単に友人と買い物に行くことを忘れてください。

　達也がそんなことを考えている間に、二人はすでに家に戻っていたので、優子はドアを開けて家の中に入っていった。

　そして達也は家の中に入り、靴を脱いでからリビングに向かった。

　達也は家に帰ってきても、さっきのことを考えていた。

　達也は彼がデートしているのを否定し、それは贈り物であり、私は彼女と知り合いに1週間しか経っていかない。

　達也は考えないほうがいいと思った、自分をイラつかせるだけだから。

　彼はリビングに入ろうと左を向いたが、数歩下がって言った優子とぶつかった。

「リビングのドアで止まるなよ、私が入るから......」

「シーッ！」

　優子は顔をしかめ、達也は深刻な事件を察知して静まり返ると、優子を通り抜けて居間に入っていった。

　達也はおじいちゃんの隣に立っている亮二の姿を見て、椅子に座っている二人の少年と、一人の少年が達也を見ているのも見た。

「あいつだ！」男は呟いた。

　その二人の少年を見て、達也は顔をしかめて「何者だ？」、だから彼らは警戒している。

　達也が独り言を言っているのを聞いた時、目の前から突然誰かが飛び出してきた時、何を言っているのだろうかと、とても疑問に思った。

「ワウ！」

　達也怖がっていたが、彼は男が椅子に座っていたのを見つけ、無意識のうちに私の前に現れた。

　あと、黄色と白の縞模様の仮面をいつつけているのかわからない。

　達也が怯えているのを見て、仮面を外して言った。

「ああ！すまない、すまない！そんなに簡単に怖がってるとは知らない。 」

　黄と白の縞模様の仮面少年と達也が謝罪し、達也は呆然としていた。

　そして、顔につけていたマスクを外すと、黒髪で年配の男が達也の前に現れた。

　達也の前に立っていた年上の男、優子は彼の正体を知っていた。

　彼女は口を開いた。

「なぜリーダーはここにいるの？」

「あとで話そう、達也を紹介してください。」

「椅子に座っている人は、私の兄、十二宿人の一人、京優二、マスクをかぶった人は、私たちのデーモンキラーのリーダーであり、建人リミン。 」

「で、今日は何しに来たの？」 おじいちゃんは言った。

　建人リミンはポケットからルーンを取り出して空中に置くと、そこでは炎に変わっていた。

「先月、聖火が答えを出してくれましたが、この人は戦争を終わらせることができるんですよね！彼はターミネーターと呼ばれている。」

「この人は...」

　続いて亮二とおじいちゃんは、口角を上げて指差したリミンの前に立っていた男を見渡した。

　おじいちゃんも亮二も驚いていて、達也はその事実を受け入れたくないと驚きの表情を見せた。

「この男はお前だ、桐谷達也！」リミンは達也を指差しながら言った。

　達也の目も大きくなり、顔から汗が床に滴り落ちた。 彼は受け入れようとしかなかった、全て嘘だと思いった。

　私は...

　ターミネーター？

「事実だ！夢ではありません。 」

　優二はそう言って椅子から立ち上がって部屋を出ると、リミンは達也の肩に手を置いた。

「明後日に答えを出せ。」

　達也は悪そうな目で彼を見て、その後家を出て行った。

　達也本当の恐怖がどんなものなのか、初めて感じった。

　優二たちが去った後、達也はリビングから二階へと走り、自分の部屋へと入っていった。