文田清信・文田徳安

「おかえり」

「ただいま」

「夕食は」

「食ってきた」

「そうか」

爆音ヘッドホン・音漏れ 耳栓付ける

机の上に置いてある3人の家族写真見る

(3人で夕食カレー食べる回想入れる?)



「文田君」

「ハイ!(満面の笑み)」

「困るんだよ何回も同じミスしてもらっちゃさぁ!脳味噌付いてる!?」

「ハイ…申し訳ないです…」

「うわまた。年下の上司に怒られて心折れないのかしら」


「…」

「あいついっつも寝てんのな」

「オイオイそーゆー事言うなって!文田君が可哀想だろ!?なー文田君!?」

「ウ…ウン…」

「(笑いを堪えながら)相変わらず良い声してんね文田君!歌手でも目指したら!?」

「オイwやめろよw」

「…(無言で教室を去る)」




帰りの電車内・自己啓発本「なりたい自分になる」読む

・周りの目を気にせずに

・自分がやりたい事をやりましょう

「…」


帰りの草原・カマキリがカマキリを食べてる所見る

(アリが群がっている)

「…」



「お疲れ様でした(満面の笑み)」

「…(ガン無視)」

帰り際⇒上司尾行⇒傘で全力で殴る@路地裏

返り血浴びる


帰り道⇒ウェイに絡まれる

「マイトレンドは便所飯!孤高のハスキーボイス!キミの未来は明るい!(笑いを堪えながら)」

⇒ひたすら頭突きをかます 25~30回



帰って血落とそうとする⇒ふと洗濯機覗く

シャツ首筋の辺りうっすらと赤みがかっている

「何か…あったのか?」

「何でもねえって」

「そうか」




別々の朝食


「あの人の上司入院したんだって」

「後ろから殴られたみたい」

「うわ…(無言のまなざし)」

「…………………」



「アイツ入院したんだって」

「よっしゃあああああああああ!」

「大体アイツ前からウザかったんだよな!」


「ヘヘ…アイツ鼻の骨折れたって…ザマア…」

「それさ…俺がやったんだ」

「マジで?(尊敬5・恐怖5)」



夕食

「…おかえり」「ただいま」

「夕食は」「まだ」

「そうか。食おう」

(レトルトご飯・レトルトカレー・お惣菜)


「何か良い事でもあったか」

「いや。別に」

「そうか」

「そういえば学校でさ…」

(3人で夕食カレー食べる回想入れる?)




「おはようございます」

「おはようございます…(目逸らし)」


文田噂で一目置かれ不良グループに属する

校舎裏で「○○ボコした」的なダベりつつ飯食べ

金髪・タバコ・万引き・バイク 楽しい



「それでさ!アイツが…」

「タバコは止めろと言っとる」

「でもそれじゃアイツらと―」

「その金髪もだ」

「…………職場でハブられてる癖によ」


ガタッ バチコン(閃光の右フック)

「図星だから手出すってか。最低だな」

(なぜ…なぜ私だけが)

子への嫉妬 父認めたくない




職場⇒ヤケ酒 

酔い潰れて寝る(公園のベンチ)

中学生5人の人影 鉄パイプ・バット持ち

「あそこのオッサンボコすべw」

「了解!」

「よっし。お前から行けや」

「え…でも…知らん人ボコすのは…」

「俺達トモダチよな?」

近づく 文田父だと気付く


葛藤 逆らうと爪に針

昨日の回想

(ガタッ バチコン(閃光の右フック)

「図星だから手出すってか。最低だな」)

⇒昔の回想

(よく出来たな~!偉いぞ~!)

(運動会の二人三脚)

(母死んだ時の後ろ姿)

⇒リーダー殴りに行く


秒でボコされる 

「こいつ死ぬぞ」

「人間そう簡単に死なんて」

父目覚める⇒状況把握

ダッシュで駆け込んで子に覆い被さる⇒血だるま

「くそが…なんやこのオッサン」

「シラけたわ。行こ」



「大丈夫か」

「親父こそ」

「…帰るか」

「飯は何が良い」

「カレー」

「材料買うから手伝え」


「いただきます」

「いただきます」

「しっかしダッセエ助け方」

「お前こそダッセエボコられ方」

「確かに」

机の上に置いてある3人の家族写真のカット

(3人で夕食カレー食べる回想入れる?)




おしまい

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