去るYUME“Я"祀年
『去るYUME“Я"祀年』
これは、異次元に行くことができるという噂の都市伝説である……
大晦日の日の晩。
鏡に向かって“さるゆめりばーすまつとし”と、
3回唱える。
この時、決して誰かに姿を見られてはいけない。
次に、布団に入って寝る。
夢の中で目が覚めると、
田んぼの向こう側に
青色の人が背を向けて立っている。
その人に向かって
「“Я"(りばーす)」と叫ぶ。
すると、
青色の人がコチラへと走ってくる。
この時、青色の人から逃げてはいけない。
成功すると、
“Я"祀年(りばーすまつとし)に行くことができる。
そこでは、自分以外の時間はすべて遡(さかのぼ)って動いていく。
時計の針も逆回転。
過ぎ行く人の動きも逆再生して見えるそうだ。
そこで1年間を過ごすと、元の世界に戻ることができる。
しかし、“Я"祀年に行った人はみんな頭がおかしくなるという。
アナタは、試す勇気がありますか……?
──解説──
例えば、2020年大晦日に実行すれば、
“Я"祀年は2021年の大晦日から始まりマスッ
当然、見た事のない景色に感じるでしょう。
なんせ1年後から逆再生に時を遡っていくのですから💭
ということは、
戻ってきた時に今度は、通常再生で1年過ごすことになりますねぇ……
すでに逆再生で過ごした1年間を。
恐ろしいですねぇ!
怖いですねぇ〜!ワタクシなら耐えられません!
ボックス 卒塔葉しお @sitaiketaro
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