「はっはっはー！おもしろいねー！いくらちゃーん」

「はーい。『すべらないとーく』はおもしろいです。ばーぶー」

（うーん、すべらなあーい）

「あれ？どうしたの？いくらちゃん？」

「いえ、なんでもありません。ばーぶー」

「そう？はっはっはー！おもしろいねえー！！」

「はーい。おもしろいです。ばーぶー」

（すべらなあーい）

「ん？いくらちゃん？」

「え、いえ。なんでもありません。ばーぶー」

（すべらなあーい）

どっかで聞いた声なんだけどなあと思いつつ、「思い出せないけどまあいいか」と思ったいくらちゃんであった。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい