第3話 セッ💟スしなければ……

 僕も舞香とセッ○スしなければ、風間リョウのように消失するのだろうか。



「こうなったら警察へ届けよう」

 背に腹は変えられない。



 僕は通報しようと提案した。  

 警察に保護して貰うしかない。



「ううン 😔💦」

 だが信じられない事に舞香は首を横に振った。



「どうせ警察はまともに取り合ってくれないわ。それに警察へ通報すれば、即刻、デッドエンドよ」



「うう、だけど」

 このまま手をいるワケにもいかない。


 いくら時間を掛けても妙案は見つからない。



 イタズラに時間だけは過ぎていく。

 


 真夜中になれば、舞香も僕も抹殺されるかもしれない。



 どうする。

 どうすれば、彼女を救えるのだ。

 

 舞香を風間リョウのように消失させるワケにはいかない。



 同様に僕の命も掛かっている。




「じゃ、僕とセッ○スした事にすれば」

「え……❓」



「二人で口裏を合わせて、それで済むだろう。まさかずっと部屋ここを監視してるワケじゃないだろうし」

 部屋の中を見回した。



 だが、見計らったようにジャスティスから着信があった。




【残り三時間……

 安井正義とセッ○スするか❓

 それともこの世から抹殺されるか❓】



「いやァ~😱💦」舞香は画面を見て悲鳴をあげた。


「盗聴器でも仕掛けてあるのか」

 タイミングが良すぎる。



 不審に思い部屋じゅうを探し回った。

 だが盗聴器は発見できない。



 残り時間は僅かだ。

 もう考えている猶予はない。



 僕も意を決した。





  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る