最大手「小説家になろう」UI編

 月間アクセスが271.7M…つまり2億7170万。まさに独走状態。

 小説投稿サイトは書き手と読み手、双方がいて成り立つプラットフォーム型サービスだ。人が多いサイトが更に人を集めて、最終的に独占状態に近くなるのがこの手のサービスの特徴。

 それにしても先行者利益がここまで大きいとは。


 小説家になろうは、集客元の8割がダイレクト…つまりブラウザのブックマーク等。広告はほぼ出していない。黙っていても勝手に人が集まってくる状態。


 SNSからの集客は、YouTubeが最大で半数近く。次いでTwitter。

 ほーうこれは意外だ。てっきりTwitterが一番かと思っていた。YouTubeってことは、誰かが動画でレビューしたり朗読したりしてるのかな? 後で要確認だな。



 このサイトに言いたいことはただ一つ、UIが致命的だ。UIが悪く、デザインも平成初期の香りがする。

 UIにこだわる私としては怒りが湧いてくるレベルなので、UIがこのまま変わらないのなら徐々にフェードアウトしようと思う。

 どこが悪いか、あり過ぎて一々書けない……。最初から全て作り直した方がいいレベルだね。


 一例をあげると、新規小説を投稿する時の流れが、「タイトル」→「第一話の本文入力」→「詳細情報入力」→「第一話のサブタイトル入力」ってなってること。しかもこの「サブタイトル」って何の説明もないから、ぱっと見小説全体のサブタイトルのことかと思う。


 なぜこんなに分かりにくいかと言うと、多分、元々無かった機能を後から追加していったから。全体的に統一感がなく、つぎはぎに見える。

 カクヨムが大手ゼネコンが設計した最新オフィスビルだとしたら、なろうは素人が増改築を繰り返した結果、ハウルの動く城みたいになった。


 UIが悪いのは仕方がない。確かここ、最初は個人でスタートしたんだよね? 老舗だから古臭いのは仕方ない。でも、UIの悪さはあちこちで散々指摘されてて、運営も当然認識してるはずだが改善する気配がないのが頂けない。

 まあ、そのままでもこれだけユーザーが集まるんだからね。


 これだけUIシステムが悪いと、システムごと丸っと作り替える、って言う判断になるんだろうけど、かなり時間とコストがかかりそうだ。それをするくらいなら、「何もしなくてもユーザー来るし別にいっか」ってなってるのかな。

 想像だけど、裏側のシステム面も相当古いんではないかな? しかも開発当時のメンバーはすでに退職していて、今いるメンバーが残されたソースコードを見て「ヒェッ! これは魔境……」ってなってるのかな。

 

 以上妄想。運営さん、違ったら教えてください。


——————

 UIについて熱く語ってしまった。全然一言じゃないし。

 なろうのユーザー層とか「なろう系」と言われる作品についても気になるところだが、UIの話が長くなってしまったので話を分割して次回に持ち越そう。情報持ってたら教えてください。

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