午前四時

荼八

午前四時

夜を求める私をこちらの側に引っ張ったのは、換気扇と外気の冷たさでした。


金木犀だよ。


彼女は呟き私は紙巻に火をつけた。


筋肉や心臓が伸縮するのと同じ様に、心も伸縮をするんだ。


私が煙を吐き、柔らかい匂いを混ぜる。


それならば、地雷と呼吸もおなじね。


彼女の何時もよりも熱を帯びた素肌が私に触れる。


筆を置いた

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午前四時 荼八 @toya_jugo

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