女達の戦場

阿佐ヶ谷ピエロ

     女達の戦場

私は、この乱世に生まれ、もはや女というものを捨てた。いつ殺られるかわからないこの時代。殿は他国との戦の為、居ないこの状況下では、私が一族を守らなければならなかった。

「いざ、出陣!!」私は武者震いした。

戦場はやはり女達が多く、まさに修羅場と化していた。

そして、私はその修羅場の渦の中心目指して突入した。すると、私のうしろから大きな声が戦場を包み込んだ。


「お客様。お客様。そんなに押さないでください。商品はまだありますので。」

                終わり




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女達の戦場 阿佐ヶ谷ピエロ @20060204

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