いずみちゃんみすいちゃん 貸別荘ベニュスでミステリー

もか花チャンネル

第1話

ある日、家族で貸別荘へとまりました。でも、まだねむれなかったから、風船で遊びました。

「ねぇこの風船楽しい。」と、妹のみすいという子がいいました。「うん。楽しいね。」と、姉のいずみが言いました。いずみは3才年上でした。風船をふくらませていたら、「トントコドンドコ!」という、ノックの音が聞こえた。「なんだろう…こわいな…?」でも、お父さんとお母さんは、ドアをあけたけれどだれもいなかった。もどってみると人形がなくなっていました。

「ママ! ない! 人形? どこ?」いずみがいった。「え〜ん!え〜ん! え〜ん!」みすいがないてしまいました。「さがしてあげるこら。」とママとパパがいいました。いずみは何かに気がついた。

「ママ! パパ! シャワールームに、私の人形がある…こわい…え〜んえ〜ん。」といった。そのとき、「ママ! パパ! げんかんに、こんどは私の人形がおいてあるよ…とって来て…こわいから…」

と、小さな声でみすいはいいました。人形をひろうとねました。

次の日、また、夜になりこんどは、テレビを、見ていました。すると、急にすなあらしがおきました。10分だけなったままでした。10分すぎると、元にもどりました。「今…今のなんだったんだろう。」といいました。けれども次に今度は、ドライヤーの音がしました。だれも使っていないのに…。

「ねぇこわい…見に行ってパパ。」

「わ、分かったよ…。」と、いいました。見にいくと、もうドライヤーの音は、聞こえませんでした。

「あ、あれ?」

「どうしたの?」 ママといずみとみすいが言いました。「電源も入ってないしコンセントにも刺されてないから!」

「いや、それはないでしょ。」

「あとさ、もう一個いい?」「いいよ。」

「何か下ずぶぬれしてるんだけど!」

「えっ⁉︎ あっほんとだ。」とみんなはいいました。「もう、ねようよ。」

「うん! そうしよう。」

そして一家は、お家に、帰りました。

そして、2人は学校でみんなに、その日のことを、話しましたとさ。




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