俺の幼なじみがこんな可愛いわけない。

@kuromaru737

第1話転校生は白雪姫

「なぁ天草今日転校生来るってよ」

そんなことを俺の唯一の友達、竹田新太に言われた。

転校生だなんて、漫画やアニメの世界なら可愛い子が来て恋に落ちるーとかなんとか言っるが実際はそんなのあるわけない。俺は期待しない。期待しな..

 「あっそ、俺はそんな期待してないけどな」

「そんなこと言って実は期待してんじゃねーのか素直になれよー」

「だから俺はそんなにー」

否定しようとしたら、教室のドアがガラッと音を立てて担任の白井が入ってきた。

「よし、お前ら今日は転校生が来てくれてるからなー仲良くしてやれよー」

白井はドアの外に手招きするとある少女が入ってきた。入ってきた途端教室がドッとわいた。

「こんにちは、今日からここの学校に来ることになった飯田黒羽です、よろしくお願いします。」

黒髪ショートの飯田は軽い挨拶を済ませ、空いている俺の隣の席へとやってきた。

「よろしく、天草。覚えてる?」

俺の隣に座るなりそんなことを聞いてきた。

「覚えてる?いや、初めましてなんだが」

「やだなー天草ってばーもう忘れたの?私だよ、中学の時のか、の、じょ」

「え?天草中学の時彼女いたの?」

いや、いねーよてか思い出した。こいつ俺の幼なじみのクロじゃねーか。中学の時から変わり過ぎてわかんなかったわ。

「黒羽な、彼女じゃなくて、幼なじみだ」

「あ、思い出してくれたんだー良かった、じゃ、そういうことでよろしくー」

ニッコリと笑い俺の横で勉強を始めた。

改めて見るとロングがショートになったり、大人っぽくなったりしているがこんな可愛いかったか?何より、性格が変わった。俺の知っている彼女の本当の姿はー

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