第3話
タイムスリップ教団、時間神殿ナグルファル。その玉座に鎮座するは司祭長タイムスリップ・サダヒコである。一人の力士めいたタイムスリップ者がその前に跪いていた。堕ちた
「我が教団に害なす礼三郎・サライ・アームストロングを始末して欲しい」
司祭長はただ簡潔にスマヒコに指示を出した。そのやりとりを隣でサダヒコの副官たるタイムスリップ・フユヒコは黙って見ていた。
「その役目、私に任せて欲しい
玉座の間に真紅のマントを背負ったタイムスリップ者が割り込んだ。
「デスヒコ!不敬であるぞ」
主人の前で無礼を働く者にフユヒコは不愉快さを隠さない。
「よい」
フユヒコをサダヒコが制止する。
「おまえが今回の任を受けたいとそういうわけだな」
サダヒコはデスヒコを見て言った。
「そうDeath!私はもっとあなたの寵愛を受けたいのDeath!」
「寵愛…っ!」
その言葉にフユヒコが顔を赤らめる。
「そうDeath!フユヒコ様、あなたよりも遥かに大きな超愛を!」
デスヒコが叫んだ!彼女の不気味な犬歯があらわになる。
「よかろう、礼三郎の始末。おまえがやるがよい。
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