第8話

「はぁ………はぁ………」

「ふひぃ………。間に合ったねぇ………」


今、8時03分。残り7分。

そしてクラス表を見に行く。


「恢、見てみてー!クラス一緒だぁ!」

「まじで!?やった!これでずっと一緒だな!」

「えへへ………一緒だ………」


朱音と一緒に教室に行く。

朱音が可愛い。

ずっと惚気れる。

教室に入ると、


「ん?えっと………もしかして、夏原 恢と神樂 朱音?」


と、話しかけられた。


「そうだけど?」

「うん」


優男が立ってた。

えっと、どちらさま?

知り合いに、いたか?


「もしかして、中島 零?」

「ビンゴ!!」

「はへぇ!?!?この優男が!?………確かに面影がないこともない………」


はへぇ!?!?って可愛いな。

え、なでる。

周りに人がいようと知らん。


「えへへ………」

「ふーん、付き合えたんだ?」

「おう」

「よかったね?」

「「あ、合法ロリ」」

「ひどくない?久しぶりに会ったのに」


合法ロリこと、百合ヶ原 遥。こいつと、零と、俺らは幼馴染。遥と零が一緒に引っ越した。


「どうせお前らもだろ。付き合ってんのは」


なんとなく、距離が近い気がした。


「「ちょっ!?!?え!?!?」」

「合っとんのかい」

「へー?」


なんか、面白いな。


「よろしくな、ロリコンと合法ロリ」

「よろしくねー、ロリコンと合法ロリ!」

「「ぐぅ………」」


ダメージは大きそうだ。


____________________________________


「はーん、朱音ってやばいな」

「だね」

「ばかー!ロリコンと合法ロリのばかー!」

「「ちょっ!?」」


今は、世界のハンバーガーチェーン店にいる。

入学式の後な。

親?久しぶりだからって子供放置でどっか行った。

みんなアパート暮らしだし。


「恢ぃ………」


朱音が半泣き。

朱音を撫でながら、


「落ち着けって。あ、零は後で話がある」

「こえぇよ!!」


え?何で?ただ話したいだけなのに。

悲しい。

あ、朱音がスーリスーリしてきて気持ちいい。


「そーいやーさー、零と遥ってえっちしたのー?」

「「いや、ま、まだ」」


そこではずかしがるな。初心か。

そして朱音が間延びしていて可愛い。


「そういう朱音はしたの?」

「したよー?」

「「はぁぁあああ!?!?!?」」

「うるさい。他の人もいるだろう?」

「朱音、どうだった!?」

「えー?それ聞いちゃう?まぁ、いいけど」


いいのかよ。


「恢ねー、すっごく優しかったよ!」

「これが?」

「このチキンやろうが!?」

「しばくよ?」


朱音が怖いんだが。

そして俺へのダメージが大きい。


____________________________________


どうも。

くぅ、こんな幼馴染が欲しかった!!

異性の幼馴染の思い出は、足を引っ張られて階段から落とされたのしかないです。いや、悲しすぎな。

ではまた次回!

See you again soon!

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