第1話

もう一緒に住む。うん。正直言って、断るのは無理そうだし。諦めた。


「恢、お風呂上がったよー?ねぇ、何で一緒に入ってくれないの?」


朱音に怒(?)られた。まぁ、ほっとこう。


俺もシャワー浴びてこよう。


いいよね、シャワーとかお風呂って。


心も清まるっていうか。


うん。いいや。だれにも分かってもらえないような気がするし。


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「うん、やっぱりお風呂は素晴らしい」


「頭大丈夫?」


ひどいよそれは。


「そういえば恢ってさ、自慰行為ってするの?」


「ぶふっ!?の、ノーコメント」


してるって言えるかボケぇぇ!!!!まぁ、してるからノーコメントなんだけど。


「え………?どっちなんだろう」


朱音が抜けててよかった。


「まぁ、いいや。そうだ、恢って私のことどう思ってるの?」


そりゃあ。ね?


「好きだよ?」


「ふぁ!?お、幼馴染としてでしょ?」


「いや、異性として」


「ふぁぁぁあああああ!?!?」


わぁぁぁぁあああああああ!?

びっくりしたぁぁぁああ!!!


「ね、寝よぉ!?」


「お、おう………?」


「お、おやすみ………」


「おやすみ」


よし、寝よう。


ん?


同じベッド?やべぇ、襲われるかも………。


心配で寝れない………………。


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あ、ぐっすり寝てた。


朱音が抱きついてる。


何とは言わないけど、めっちゃ柔らかい。


「むぅ………?恢のにおい………」


目があった。


突然、


「んちゅ………」


「んむ?」


ん?えぇっと?


……………ななななん!!??


「むふぅ、これで私の………ぐぅ」


「ね、寝た?」


………………………あ。


俺のファーストキス!!!


………まぁ、朱音だし、好きだからいいか。



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朝食を食べてると、


「ねぇ、私何もしてないよね?キスとか」


「うん?キスされて、『これで私の』って言われたくらいかな?」


「あああぁぁぁぁあぁぁぁあああああ!!!!意識がしっかりしてる時がファーストキスがよかったぁぁぁぁあああ!!!!」


はぁ。


「ん」


「んちゅ………」


「ほ、ほら、これでいいだろ?」


か、顔が熱い。


「ん、うん、あ、ありがと!」


はぁ、朱音、可愛いなぁ。


夜這いしなければ最高なのになぁ。

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