第2章 神様の御加護
逃げる事を決心した僕は、周りの様子を確認して、もうスマホを取ってから逃げる時間はないと考えて、どうすればこの火に囲まれた状況の中で、逃げれば良いかを考えた。
そして、
『まだベランダの方の火は、とび超えればギリ通れそうなくらいだな』
って言って、少し後ろに下がってから助走をつけて、上手く火を飛び越えることが出来た。
そして、窓ガラスを
バリィーン
とぶち破り、無事?外へ出ることが出来た。
『よし、とりあえずは脱出は出来たのか?』
と、言いながら無意識に顔を触ると、
ベチャッ
と言う音が鳴ったので、何だ?と思って、手を見てみると、
『何だこれは?血?それもこんな手が染まるぐらい大量に』
と、少し驚いた。
そして、その間にもどんどんどんどん血が出てきて、
『あ、れ、なん、だか、クラクラして』
と、言いながら倒れてしまった。
そして、目を覚まして視界が安定してくると、知らない場所に来ていた。
『あれ、ここはどこだ?たしか俺は、火災に巻き込まれて』
と、呟いていると、
『ここかい?ここは天界、君は血が足りなくなって死んだんだよ』
と言う声が聞こえてきた。だから僕は、
『そうか、俺は死んだのか。まぁ、あんな状況だったもんな。じゃああの楽しい生活も今日で終わりか』
と、言いながら涙を流した。
すると、天界と思われる所の住人が、
『でも、まだ生き返られる望みはあるよ』
『そうなんですか?』
と、少し驚きながら答えたんだ。
すると、その、天界と思われる住人は、コクリと頷き、話を続けた。
『じゃあ、今からどうすれば生き返られるか説明するね。まず、君には、君の後ろにある扉の先にある、4つの季節を巡り歩いて貰うよ。』
と、言われたので、俺は後ろに振り向き、確認した。
『そして、4つの季節を巡り歩き終わったら、次の指示が書いてある看板通りにやってね。そして、最後に1つ、この、扉を超えた先は、天界ではなく黄泉の世界になるから、この先で何かを食べると元の世界には帰れなくなるんだ。だから気を付けてね』
と、言われたので、僕は、元気よく返事をした。
そして、その人は、
『それじゃあ、頑張って』
と、言って、扉を開けてくれたので、僕は、
『それじゃあ、色々と教えてくれてありがとうございました。それじゃあ生き返れるように頑張って来ます』
と、言って、元気よく扉の外に飛び出した。
黄泉戸喫を起こす
or
無事ミッションを達成する
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